2013年12月17日 [20:39]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2013 

FCWC2013 ラジャ・カサブランカ vs モンテレイ

FCWC2013の準々決勝、第2試合。
初戦でオセアニアのオークランド・シティに勝利した、開催国代表のラジャ・カサブランカ。
今回が3大会連続3度目の出場になる北中米カリブ海王者である、メキシコ代表モンテレイ。
開催国のラジャ・カサブランカがどこまで行けるのか、楽しみな一戦。

FIFA クラブワールドカップ Morocco 2013
【M3】準々決勝 スタッド・アドラール/34,579人
ラジャ・カサブランカ(開催国) 2-1 モンテレイ(CONCACAF)
(RCA) Chemseddine CHTIBI(24分)、Kouko GUEHI(95分)
(MON) Jose Maria BASANTA(53分)
ラジャ・カサブランカのスタメンは、61 Khalid ASKRI、3 Zakaria EL HACHIMI、27 Ismail BENLAMALEM、16 Mohamed OULHAJ、21 Adil KARROUCHY、28 Kouko GUEHI、99 Issam ERRAKI、5 Mohsine MOUTAOUALI、8 Chemseddine CHTIBI、18 Abdelilah HAFIDI、20 Mouhssine IAJOURの4-2-3-1。
FCWC2013ラジャカサブランカvsモンテレイ
北中米カリブ海王者、メキシコのモンテレイのスタメンは、1 Jonathan OROZCO、3 Leobardo LOPEZ、4 Ricardo OSORIO、15 Jose Maria BASANTA、6 Efrain JUAREZ、17 Jesus ZAVALA、2 Severo MEZA、19 Cesar DELGADO、7 Lucas SILVA、26 Humberto SUAZO、18 Neri CARDOZOの3-3-1-3。

ラジャ・カサブランカが制する
お互いに中盤からのプレッシングがしっかりしていて、攻守の切り替えが早く、その中で、どちらかと言うとモンテレイが圧していくが、24分、少し劣勢になったラジャ・カサブランカが、右サイドをワンツーから、3番Z.EL HACHIMIの早いクロスにGKのJ.OROZCOが何とか触るが、しかし、こぼれ球を8番C.CHTIBIが押し込んで先制。
先制を許した後は、モンテレイが更に攻勢を強めて、ラジャ・カサブランカへと迫っていくが、GKのK.ASKRIの好セーブもあって何とかラジャ・カサブランカは耐える。
耐えていたラジャ・カサブランカだったが、53分、右サイドで得たFKのチャンスに26番H.SUAZOがピンポイントでファーサイドに合わせたボールを15番BASANTAがヘディングで合わせてゴール、モンテレイが同点に追いつく。
更に勢いに乗るモンテレイが、60分にはカウンターで18番CARDOZOが抜け出してGKと1対1、ただ、ここはK.ASKRIが止める。
モンテレイが優勢に試合を進めながらも逆転ゴールを奪う事は出来ず、試合は延長へと突入する。
劣勢だったラジャ・カサブランカは、延長前半左CKで高く上げて入れてきたボールに中央で後ろから飛び込んだ28番K.GUEHIがヘディングシュートを決めて、95分、ラジャ・カサブランカが勝ち越す。
同点を狙うモンテレイは攻勢を仕掛けるが、より集中したラジャ・カサブランカの守備陣を崩せず、ただ、終盤、27番I.BEHKAMAKEMが足を攣ってピッチの外に出されるなど、疲労はピークに達している。
お互いに決定的なシーンも生まれるが、しかし、ゴールは決まらず、ラジャ・カサブランカが勝利で準決勝へと勝ち抜きを決める。

内容ではモンテレイ
正直内容ではモンテレイが圧倒していたと言える。
確かに、ラジャ・カサブランカの出来もモンテレイに劣るものではなかったと思うが、しかし、ボールの運び方、カウンター、そして、守り方のどれをとってもモンテレイがラジャ・カサブランカを常に一歩上回っていた。
但し、唯一の違いは、1点を奪う事が出来たかどうかだろう。
サッカーは点を取るスポーツである以上、その差が、勝敗に直接つながった。
モンテレイは、多くのシュートを放ち、チャンスの数でもラジャ・カサブランカを上回ったのだが、セットプレーからの1点を奪うのが精一杯で、120分、攻めながらもラジャ・カサブランカの守備を崩しきる事は出来なかった。
サッカーの怖さであり、面白さである、この点を決めることが出来れば、内容で劣っていても勝つことが出来る。
内容的にモンテレイではあっても、ラジャ・カサブランカのサッカーがその勝利を掴む重要な得点を奪う事が出来たという点で、勝利に値し、点を決められなかったという事、それだけがモンテレイの敗北の理由になるのだろう。

K.ASKRI
初戦も無失点で抑えたが、この試合もGKのK.ASKRIは非常に良い動きをしていた。
何よりも、素晴らしい反応の早さで、どんな状況下のシュートにも触る事が出来ているのが素晴らしい。
失点シーンに関しては、流石に抑えきれなかったものの、モンテレイの猛攻の前に、立ち塞がり、2、3点は止めている。
GKは、チームにとって最後の砦であり、だからこそ守護神や門番と言う風に言われる訳ですが、まさに、ラジャ・カサブランカのゴールの前に立ちはだかった壁として、モンテレイには感じられたのではないだろうか。
非常に当っていて、1対1すら止める訳ですから、相手にとってみれば、どうやって点を取れば良いのか分からなかったかもしれないが、その基盤には、ポジションニングとコーチングと言うのもあるだろう。
最終ラインが、最後は足を攣るほどの疲労をしていたが、そこで耐えた最終ラインを後ろからしっかりと修正しながら、モンテレイの攻撃に対応し、守備陣が当って、僅かに出来た隙をシュートしてきても、そこが分かっているのですから、GKとしては止める事も可能になる。
こういう最終ラインとの連携も含めて、非常に良いGKであり、次の試合、勝てるかどうかは、彼の活躍次第だろう。

セットプレーの大きさ
セットプレーの重要性は今に始まった事ではないが、この試合のようにお互いに守備が良いチームにとっては、セットプレーから崩すしかないという事だろう。
ラジャ・カサブランカの先制点自体はセットプレーではないが、スタートがセットプレーで、そこで素早く逆サイドへと繋ぐことで、全体の押し上げとあいまって、裏を取る事が出来た。
残りの2得点は、それこそセットプレーからのゴールであり、決めた本人もさることながら、何よりもピンポイントで合わせたキックの凄さが分かる。
日本にしても、セットプレーが武器になり、今季のJ1で2位になった横浜Mは、その要因の一つに中村俊という稀代のキッカーが居た事も大きい。
また、キッカーがいるのといないのとでは、相手チームに与える心理的なプレッシャーも異なり、そこからゴールを奪われるのであれば、不用意に突っ込めなかったりする。
レベルが高まっていけばいくほど、セットプレーの重要性は出てくるだけに、その練度と言うのは、重要な武器を鍛える事になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。