2013年12月25日 [21:09]   天皇杯 | スポーツ | 第93回天皇杯 

第93回天皇杯準々決勝 大分 vs 横浜M

2013年を締めくくり、2014年を迎える天皇杯。その準々決勝。
今回は、J1のみの準々決勝になったが、早々にJ2降格となったJ1最下位の大分、最後の最後で優勝を逃した横浜Mの対決。
両チームとも、最終的に不本意な結果だっただけに、ここで結果を出したい所。

第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会
準々決勝 No.81 大分銀行ドーム/8,875人
大分(J1) 1-2 横浜M(J1)
(大分) 森島康仁(83分)
(横浜M) 栗原勇蔵(72分)、富澤清太郎(94分)
大分のスタメンは、1 清水圭介、10 チェ・ジョンハン、3 阪田章裕、18 高木和道、23 安川有、30 ロドリゴ・マンシャ、32 宮沢正史、28 為田大貴、8 西弘則、26 後藤優介、7 木村祐志の4-2-2-2。
横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、5 ドゥトラ、8 中町公祐、27 富澤清太郎、7 兵藤慎剛、25 中村俊輔、11 齋藤学、19 藤田祥史の4-2-3-1。

横浜Mが競り勝つ
立ち上がりから横浜Mも仕掛けて行くが、それ以上に大分が前線からのプレッシングが良くて、やや大分が優勢な展開。
ただ、時間の経過とともに大分のプレッシングが弱まると、横浜Mがボールを繋ぐことが出来るようになり、試合の流れは横浜Mペースになってくるが、少しずつ決定機が作れるようになるものの、お互いにゴールを奪う事が出来ない。
後半は、お互いの守備の前に決定機を作れなかったのだが、72分、右CKから中村俊が入れた早いボールをニアサイドで栗原勇が頭で合わせて、横浜Mが先制。
横浜Mが先制した事で、このまま行くかと思われたが、ここで途中交代で投入された森島康を中心に攻勢を仕掛けて、83分、左CKからのボールをニアサイドで頭一つ以上競り勝った森島康がヘディングでのループ気味のシュートを決めて大分が同点に追いつく。
完全に勢いでは大分が横浜Mを上回り、逆転のゴールを狙いに行くが、結局ゴールを奪えず、勝負は延長へ。

延長開始早々は大分がまた仕掛けるのだが、94分、中村俊が下がってボールを受けると一気に富澤清が上がって行って、右サイドへと展開、小林祐が中に入れたボールを大分のクリアが小さく、富澤清が右足一閃、横浜Mが勝ち越す。
その後、何とか大分もゴールを狙うが、横浜Mが落ち着いた試合運びを行い、試合終了。

非常に良かった大分
今季、早々にJ2降格が決まってしまって、正直良い所が無かった大分だが、だからこそと言うべきか、ここまで勝ち抜いてきていた天皇杯への意欲は大きかった。
それが分かるように、立ち上がりから積極的に前から前からのプレーで、横浜Mがボールを持っている中でも、下がる事無く勝負していった。
その結果、確かに横浜Mがボールを持っている時間はあったものの、横浜Mは攻めあぐね、大分の方が奪ってからの早い攻撃、サイドの裏を狙う攻撃でチャンスを作る事が出来ていた。
ただ、残念だったのが、最後のゴールを奪うという部分での力、その点を取る武器となるものが無かった。
横浜Mの方は、マルキーニョスが退団したために不在になったのだが、中村俊がボールを持つとスイッチが入った攻撃参加がある上に、セットプレーと言う武器を持っていた。
その差が、この試合の勝敗を分けたという所だろう。
それでも、大分のサッカーは、今年一年の集大成として、負けたものの可能性を感じる事ができた。

中村俊輔
今季の横浜Mは中村俊のチームであったのは間違いない。
その結果が、優勝こそ逃したものの、今年のMVPに中村俊が文句なく受賞と言う事実にも繋がっているのだろう。
そして、その中村俊を活かすためのチームが、同時に中村俊がチームを活かす事が出来ている。
先制点をはじめ、中村俊がいる事によるセットプレーの威力は、Jリーグ屈指であるが、それと同時に、延長であった2得点目のシーン、あそこが、今季の横浜Mのサッカーを象徴する部分だろう。
中盤の低い位置で中村俊がボールを受けた瞬間に、チーム全体が前に向いて行く、ゴールを奪った富澤清が一気に前に出て行くだけでなく、両SBの攻撃参加、同時に、中村俊のフォローもしている、あの動きの形、お互いの信頼感も含めて、中村俊の良さと横浜Mの良さが噛み合っていれば、優勝は見えてくるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。