2014年03月12日 [21:00]   清水エスパルス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第2節 清水 vs 横浜M

J1第2節。
開幕戦で名古屋相手に逆転を許したものの最後の最後で再逆転で勝利をおさめた清水。
XSC、ACLと完敗で心配されたが、Jリーグ開幕戦は大宮相手に勝利をおさめた横浜M。
2連勝を果たすのはどちらになるのか。

Jリーグ2014 Division1 第2節
IAIスタジアム日本平/17,877 人
清水 0-1 横浜M
(横浜M) 齋藤学(13分)
ホーム清水のスタメンは、1 櫛引政敏、28 吉田豊、3 平岡康裕、19 ヤコヴィッチ、4 カルフィン・ヨン・ア・ピン、6 杉山浩太、5 村松大輔、18 ノヴァコヴィッチ、10 大前元紀、9 長沢駿、11 高木俊幸の4-2-1-3。
アウェー横浜Mのスタメンは、 1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、23 下平匠、8 中町公祐、27 富澤清太郎、25 藤本淳吾、10 中村俊輔、11 齋藤学、16 伊藤翔の4-2-3-1。

横浜Mが逃げ切る
立ち上がりから清水はミスが目立ってパスが繋がらず、逆に横浜Mの方が思い切ったロングパスを多用して、清水の高いラインのDFの裏を狙って、自分たちのやろうとしている事を出す。ただ、清水もスローインから大前元が惜しいシュートがあったが、13分、横浜Mは自陣から富澤清からのロングフォードに対して、吉田豊が目測を誤ったのか、逆を取られるような形になり、それを上手く拾った齋藤学がそのまま突破して、冷静にゴールに流し込み、横浜Mが先制。
リードした事で、横浜Mが強かにボールを回して、中村俊が下がり目に位置して、彼を中心に、藤本淳もボールを持つことが出来る為に、試合のペースを落としておいて、隙があれば齋藤学が仕掛ける事でチャンスを作る展開。
点を返したい清水が攻勢に出て行くところで、77分、杉山浩がこの試合2枚目のYCで退場、一人少なくなった清水だったが、攻勢を仕掛けた清水が、アディショナルタイムには、左サイドからのロングスローを大前元が素晴らしいボレー、しかし、これは榎本哲がビックセーブ、更に、一気に前線へと送ったボールを折り返し、大前元がシュート、これは惜しくもサイドネットで、この後のCKをクリアされて試合終了、横浜Mが勝利。

最後の最後で盛り上がった試合
ホームの清水が気負いすぎていたのか、序盤からミスが目立って、その隙をつくように横浜Mが先制して逃げ切った、言ってしまえばそんな試合だった。
横浜Mの先制点のシーンなどは、その象徴的であり、ロングフィードに対して、齋藤学のマークについていた吉田豊は目測を誤って齋藤学に突破を許してしまった。
VTRを観る限りは、確かにバウンドが変わっていて処理し辛くなってしまったのは間違いなく、単純なミスだと断じるのは酷かもしれない。しかし、齋藤学の突破を簡単に許す結果になった、その結果には責任を持つべきだろう。
先制点を奪った横浜Mは、後はゲームをコントロール、新加入の藤本淳がいる事で、中村俊は下がり目に位置してボールを回して、隙があれば、中村俊や藤本淳の所を基点にボールを出して、齋藤学と伊藤翔が裏を狙う、単純ではあるが、攻めたい清水に対して効果的なサッカーで終始ゲームを支配していた。
得点こそ生まれなかったものの、このままワンサイドゲームで終るかと、それこそ杉山浩が途中で累積退場をしたことで、その思いは強くなったが、ラスト10分、いや、ほぼアディショナルタイムに入ってからの清水の猛攻は目を見張るものがあり、特に大前元の放ったボレーシュートは、本当に榎本哲は良く止めたなという所で、良くシュートなどを漫画にたとえたりするが、あの瞬間のセーブは、一瞬キャプテン翼の若林源三を彷彿させるようなビックセーブだった。
そんな見応えのあるシーンが出たアディショナルタイムだったが、結局横浜Mが逃げ切り、最後の最後で清水が意地を見せる事が出来たという試合になったとも言えるだろう。

収穫もある敗戦
正直、この試合の清水はドタバタドタバタと落ち着きのないサッカーをしていて、ミスも目立ち、良いサッカーとは言えなかった。
先に書いたように最後に意地を見せたものの、内容的には完敗だったと言えるだろう。
但し、確かに高い守備ラインの裏を取られてしまって、バタバタした感のある守備陣だったが、崩されたというようなシーンもほとんどなく、ヤコヴィッチが入って、ヨン・ア・ピンを左サイドに回した新しい布陣は、破綻しそうになりながらも持ちこたえる事が出来た。
今後、連動さえしていけば、特にヤコヴィッチが清水のサッカーに慣れてくれば、清水の最終ラインは結構強固な守備陣になりそうな予感もあり、それも遠くないと感じさせるプレーを見せてくれていた。
また、今季から10番を背負う事になった大前元が、完全にエースの貫録で、惜しくも最後は決め切れなかったものの、バタバタしている前線の中で一人、縦横に走ってボールを引き出し、攻撃をリードしていくというプレーを見せた。
2連勝こそ逃したものの、この試合では収穫も多かった試合だったと言えるだろう。

齋藤学と伊藤翔
この試合、齋藤学は見事なゴールで得点をあげ、先日の代表戦での鬱憤を晴らした感がある。
また、この試合も1トップに入った伊藤翔が、清水DFの裏を常に狙い危険な存在として機能した上で、積極的に仕掛ける齋藤学をフォローして、何度となくこの二人で決定機を迎える事が出来た。
正直言えば、齋藤学の積極的に仕掛ける姿勢は嫌いではないが、しかし、若さの所為か、経験不足か、もしくは単純に能力・技術の問題が、周りが見えていない部分があり、それが同じドリブラーであっても、乾などとは違う所だろう。
自分で仕掛ける所と、周りを使う所をもう少し見極める判断力を身につけることが出来れば、本当の意味でドリブラーとして成功できるとは思う。
ただ、現段階では、積極性が上手くいく事もあるが、裏目に出る事もあるという所で、そのフォローとして、この試合は1トップに入った伊藤翔が非常に良く効いていた。
個人的には伊藤翔の問題点は得点感覚というか積極性の無さにあるように思えるが、それが上手く齋藤学とかみ合って、お互いのゴール前でのプレーがフォローする形になっている。
感覚的に近いものを持っているのかもしれないが、試合中お互いの距離感も良く、もしこの二人のコンビが出来上がったというのであれば、面白いプレーが見れるかもしれない。
とはいえ、二人とも得点力に乏しいのが難点になりそうだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。