2014年04月09日 [23:04]   チームバチスタFAINAL | 映画 | 実写映画感想 

チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像を観てきました

先日、『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』を観てきました。

いつも通りのネタバレもありますので、ご注意を。
チーム・バチスタシリーズも、この劇場版で終わりという事でのFINAL表記ですが、しかし、これまで劇場版では、竹内結子と阿部寛のコンビだったのを、今回はTVシリーズの延長戦にしたわけですね。
個人的な感想ですが、竹内結子・阿部寛コンビのバチスタよりも、伊藤淳史・仲村トオルコンビの方が面白いので、これはこれで良かったですけどね。
ま、それもこれで終わりとなると残念ではありますが・・・ところで、劇場版コンビの方でのケルベロスの肖像はやるのかな?

内容的には、非常に面白いというか、興味深いですね。
先日まで放送されていたTVシリーズでは安楽死・尊厳死の問題がありましたが、今回は、治験の問題ですか。
安楽死・尊厳死の問題ですが、現在の日本ではまだまだ認められていないという事で、個人的な意見で言えば、私自身は無理な延命治療をされるくらいならば、それを止めて欲しいとは思いますね。
ただ、それは個人としての考えであり、色々な人に強制できるものではない。
何よりも、助かる可能性が無いとしても、それでも一日でも生きていて欲しいと思う家族の意見があった場合、本人の意見とどちらが優先されるのか?
また、私自身が"今"、尊厳死を望んでいたとしても、実際のその時に同じことを思うかどうかは不明ですしね。

ま、それはそれとして、劇場版では、治験の問題。
確かに薬と言うのは難しい。
良く言われる、薬と毒は紙一重。というよりも、毒にもなるものを薬とする事が出来る訳で、副作用の問題はどうしても付きまとう。
途中で、副作用の被害者のおじいさんと白鳥が話す場面がありますが、副作用があるかどうかの治験において、もし1万人に1人の可能性を見出すには、90年のテスト期間が必要になるとの事。
実際に、90年かけてテストを続けていては、例えば、今回の劇場版では痛みを取る薬だったのだが、これが命に係わるようなガンの特効薬というような場合だったとすると、被害者と言うか、助かる人が助からないという事になる。
90年間で、その薬で助かる人と副作用で苦しむ人の可能性において、もしかしたら、情を無視して割合から割り切る事も大切なのかもしれない。
確かに、その際に癒着だったり、利益供与などで決まるのであれば論外だが、薬を必要とする人に早く薬を届ける事と副作用の可能性に関して、どういう割り切りが必要になるのか。
ただ、確かにそれで助かる人がいたとしても、例え1%以下の副作用の可能性の中で、副作用に苦しむ人がいた場合、おじいさんが言った「誰を憎めば良いのか」と言うのが、本人および家族の意見だろう。
今回は、その結果、大きな事件にまで繋がっていましたが、それはやり過ぎであるとはいえ、家族にとっては、許しがたいのだろう。

そういえば、その治験と同時に、今回の劇場版ではもう一つ、ハイテクの怖さもありましたね。
リヴァイアサンを使って、Aiの重要性、ハイテクの凄さを見せると同時に、脆さ怖さも見せてましたね。
今や医療現場で、PCなどを利用する事は当たり前になってきましたし、電子カルテなども一般化されて、大きな病院などでは、一括で色々な科での結果なども全て管理されると同時に、場合によると他の病院ともやり取りが出来る。
そういうITの利用が進む中で、先日の現実社会でも仮想通貨である「ビットコイン」が、運営会社の一つがハッキングにあって、大問題がありましたが、同じように、劇場版では、大学病院のネットワークにウィルスを流し込むことで、全ての情報がでたらめになると、誤った治療などで、あわや死人が出る事もありえた。
東城医大で、無事にすんだのは偏に、速水がいて、素早く状況を認識しての対応が出来たからであって、普通にやっていれば、投与される薬や誤った治療で、もっと死人が出てもおかしくなかった。
確かにハイテクによって、助かる人も増えるし、色々と便利ではあるが、同時にその怖さもあった。

多くの今の時代の問題、医療に限らず存在する怖さと言うのを考えさせられるような、非常に意義深い、面白い作品だったですね。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。