2014年04月12日 [19:54]   セレッソ大阪 | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第7節 C大阪 vs G大阪

J1第7節。
3連勝の後、1分、そして、前節は柏相手に敗れて順位を5位に下げたC大阪。
第2節に新潟相手に勝利した後は、2分、そして、現在は2連敗で16位にまで下がったG大阪。
開幕2節までは完全に同じ成績だったのが、大きく差がついた2年ぶりの大阪ダービー。

Jリーグ2014 Division1 第7節
ヤンマースタジアム長居/42,723人
C大阪 2-2 G大阪
(C大阪) フォルラン(21分、62分)
(G大阪) 阿部浩之(42分、53分)
ホームC大阪のスタメンは、21 キム・ジンヒョン、17 酒本憲幸、30 ゴイコ・カチャル、23 山下達也、14 丸橋祐介、6 山口蛍、5 長谷川アーリアジャスール、20 杉本健勇、13 南野拓実、10 フォルラン、8 柿谷曜一朗の4-2-2-2。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、21 加地亮、8 岩下敬輔、5 丹羽大輝、4 藤春廣輝、27 内田達也、15 今野泰幸、13 阿部浩之、19 大森晃太郎、9 リンス、7 遠藤保仁4-2-2-2。

激戦はドロー
序盤はC大阪のペースになると、G大阪は今野泰が負傷退場、佐藤晃を入れて遠藤保が下がるが、その守備の隙をつくように21分、柿谷曜が縦に当てたボールを山口蛍が流して、フォルランがトラップからタイミングを外すような素早い振り足のシュートを決めてC大阪が先制。
ただ、CHに下がった遠藤保を中心にボールが回りだしたG大阪の攻撃が徐々にゲームの主導権を奪いに行くと、42分、右サイドのやや距離のある位置でFKを得ると、遠藤保がゴール前に放り込んだボールに、キム・ジンヒョンがクリアしたが、こぼれ球を阿部浩が抑えた強烈な左足ミドルシュートをゴールに叩き込んでG大阪が同点に追いつく。
後半に入ると、G大阪ペースの展開の中で、C大阪はミスも目立ちだし、53分、阿部浩が体幹の強さを見せるキープからDFを振り切って、これも強烈な今度は右足のミドルシュートをゴールに突き刺しG大阪が逆転。
G大阪ペースの中で、しかし、徐々にシュートまでいけなくなると、62分、良い位置でFKのチャンスを得るとフォルランの素晴らしいシュートがGKの逆をついて決まって、C大阪が同点に追いつく。
その後も、お互いに奪ったら点を取りに行く、守備陣はギリギリまで体を張るという展開の中で、どちらも惜しいシーンもあったが、ゴールならず、大阪ダービーは引き分けに終わった。

素晴らしい試合
42,723人が入った、この試合。
これまでの大阪ダービーの中で最多となった入場者数ではあるが、その観衆にとって、見応えのある素晴らしい試合を観る事が出来たと言えるだろう。
序盤こそC大阪ペースだったが、徐々にG大阪がペースを掴み出すと、後半には本当に白熱した攻防の中で、一瞬の隙で攻守が入れ替わると、ギリギリで体を張って耐え抜くという事で、本当にギリギリの面白い試合だった。
ここまで調子が上がっておらず、どうにももどかしさがあったG大阪だったが、大阪ダービーの舞台では覚醒するような、G大阪らしさを見せれば、C大阪もこれだけの客を集める事が出来るだけの、選手の質の高さも見せてきた。
どちらかと言うと調子の良さではC大阪だったが、そのC大阪に引っ張られるようにG大阪が調子を上げれば、そのG大阪に勝つために、C大阪がみせたサッカーも、ここのところ勝てなかったのを払拭した。
両チームにとって、前半戦のターニングポイントともなりえる、本当に面白い試合だった。

フォルランのセンス
この試合、フォルランがリーグ戦で初の2得点。
ゴールはどちらも素晴らしいゴールであり、フォルランの良さが発揮されてきたと言えるかもしれないが、この試合のフォルランは、それ以上にセンスの良さを見せてくれた。
その最たるものが、遠藤保に対するマークだろう。
G大阪が今野泰の負傷退場から、遠藤保が中盤に下がってプレーをし出すと、徐々にボールが回るようになった。
特に前線の2トップの内、リンスが裏を狙えば佐藤晃がDFの間でボールを受ける事もあって、山口蛍と長谷川が前に出れず、結果遠藤保と内田達へプレッシャーをかけられず、そこで基点を作られてしまっていた。
それが劣勢の原因だったのだが、そこでフォルランが、遠藤保に対して、良い距離感でマークをして、ガチガチにつくと、引っ張られてしまってスペースを作られてしまうが、遠藤保に対してボールを入れさせないだけの距離感と、入っても簡単に前を向かせてボールを出させない距離感を取る事で、遠藤保をゲームから消し去った。
それによって、ゲームの主導権をC大阪が奪い返した。
後1点を取れるチャンスに決められないなど、FWとしては少し本人も納得できない部分もあったかもしれないが、しかし、このゲームで少なくともドローに持ち込めた、G大阪のサッカーを封じたプレーこそが、フォルランのセンスの良さだろう。

アタッカー陣の奮起
今季、ここまでのG大阪は、G大阪らしい攻撃性が見えていなかった。
それを払拭するかのような、この試合のアタッカー陣の活躍は、やはり、遠藤保が下がった事で出来たようにも思えるだけに、今野泰の負傷退場が怪我の功名となった雰囲気はあるが、しかし、それ以上に、前線の選手たちが思い切りの良さを見せた事によるだろう。
未だにリンスは完全にフィットした感じはないが、佐藤晃が競った後のボールを狙う大森晃だったり、阿部浩だったりがゴールを積極的に狙った事が、2ゴールに繋がった。
何よりも、阿部浩は、体幹の強さ、2点目にはDFとの競り合いの中でバランスを崩さず、完全にストップできる強さ、それによって、シュートまでいける強さは、身長が小さいながらも競り負けないプレーなど、どこか長友佑を彷彿とさせるが、非常に良い選手であり、これからのG大阪の期待のアタッカーとして、見事な活躍を見せた。
また、全体的に積極性を見せていたアタッカー陣だが、それに加えて、前線からのプレッシングで、隙があれば素早くボールを奪い取るプレーで、C大阪のミスも誘った。
最後の部分で課題は残すが、漸くG大阪らしくなってきたように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。