2014年05月03日 [21:17]   横浜F・マリノス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第11節 横浜M vs G大阪

GW中、連戦となるJ1第11節。
開幕3連勝の後、7試合勝ち星無し、しかもここ5試合は無得点中と、苦しんでいる14位横浜M。
上昇の気配も見せるものの、結果がついてこず、2連敗中で、こちらも15位と低迷しているG大阪。
お互い、長いトンネルの中にある様な両チーム、抜け出すきっかけを掴めるか。

Jリーグ2014 Division1 第11節
日産スタジアム/35,550人
横浜M 2-0 G大阪
(横浜M) 藤田祥史(52分)、中澤佑二(61分)
ホーム横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、23 下平匠、6 小椋祥平、26 三門雄大、10 中村俊輔、25 藤本淳吾、16 伊藤翔、19 藤田祥史の4-2-2-2。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、22 オ・ジェソク、8 岩下敬輔、5 丹羽大輝、4 藤春廣輝、27 内田達也、7 遠藤保仁、13 阿部浩之、19 大森晃太郎、9 リンス、20 佐藤晃大の4-2-2-2。

横浜Mが逃げ切る
立ち上がりは、どちらかと言うと横浜Mがペースを握ったように思えたが、G大阪が、カウンターを主体にチャンスを作り出すと、ポゼッションでは横浜Mがわずかに上回っているように見えるが、チャンスの数ではG大阪の方に多くあり、G大阪がペースを握っているような展開になる。
お互いに決定機がありながら決め切れず、後半に入ると立て続けにG大阪に決定機が生まれて、両チームとも展開が早くなった52分、スペースが出来た中盤でボールを受けた中村俊がフリーの状態で、前を向くと、絶妙なスルーパス、これに抜け出した伊藤翔が素早くクロスを入れると、フリーでニアサイドに走り込んだ藤田祥が合わせて横浜Mが先制。
1点を追うG大阪だったが、61分、自らのミスで相手にCKを与えてしまうと、その左CKに対して、ニアサイドに入った選手につられて4人のDFが誘い出されて出来た中央のスペースでフリーになった中澤佑がヘディングシュートを決めて、横浜Mが追加点を奪う。
2点を追うG大阪が攻勢を仕掛けて、横浜Mはスペースを消して守っていくが、何度となく決定的なシーンがあるものの、リンスのシュート、宇佐美貴のシュートなど、悉く枠を外してゴールならず、結局そのまま試合は横浜Mが逃げ切って終了、横浜Mは8試合ぶりの勝利を掴む。

両エースの不調
この試合は、両チームの攻撃の中心となる中村俊と遠藤保が共に絶不調。確かに、その状況下でも中村俊は先制点に繋がるスルーパスをだしたり、遠藤保も惜しいFKがあったりと、それなり以上の活躍はしていたものの、ボールが集まる分、両チームのリズムを崩す要因になっていた。
中村俊は、どこかキックの精度のズレがあって、セットプレーのキックミスだけでなく、少し距離のあるパスの距離感が合っておらず、味方のスピードを殺ぐことになっていた。
それが、SBの攻め上がりを阻害する要因にもなっていたように思える。
そして、遠藤保に関しては、彼自身の要因もあるが、横浜Mが遠藤保が入れる縦パスを狙ってきていて、出した瞬間に奪われる事が多かった。
ただ、普段の遠藤保なら、そうなった場合、逆サイドへの展開だったり、広くピッチ上を見えていると思うのだが、この試合では味方の動き出しが少なかった事もあるだろうが、視野が狭く感じた。
どちらも結果が出てこない中で、何とかしたいのだろうが、そこで両エースがブレーキになってしまっているようにも思える。

交代出来た横浜M
先に書いたように、両エースが調子が良くない中で、そのエースを代える事が出来た横浜Mと代える事が出来なかったG大阪によって、勝敗に差がついたのかもしれない。
横浜Mは、リズムが良くなかった中村俊を、後半早々に交代、その交代のプレートが出た所での先制点になったのだが、しかし、思い切って交代する事が出来た、そのカードを切る事が出来たかどうかが大きく、横浜Mは、もし中村俊を交代させても、藤本淳がピッチ上にいる上に、この試合で切った齋藤学のようにリズムを変える選手を投入する事が出来る。
G大阪も、宇佐美貴など、リズムを変えるという意味では選手はいるものの、遠藤保を交代する事が出来る選手がいない。
ポジション的には、今野泰や明神智がいるのだが、遠藤保の役割を代われる選手がいない為に、思い切る事が出来ない。
その差が、采配の選択肢の差になり、切れるカードの差が、そのまま、試合の展開に影響を与えたと言えるだろう。
横浜Mとしては、きっちりと研究して、読みつくして、遠藤保から縦に入れるパスを狙い続けてG大阪の攻撃を封じる事が出来ており、遠藤保を代えられなかった事でG大阪に対して優位に立つことが出来た。
エースの交代は、確かにチームにとってはマイナスではあるだろう、しかし、そういうカードを持っているかどうかが、勝敗を決める事が出来る、その良い例になった。

決め切れなかったG大阪
チャンスの数では、圧倒的にG大阪の方が多かった。
それも、ほとんど決めていたと言えるほどの決定的なシーンでさえ、前半で1度、後半だけでも3度と、それを決めていればG大阪が勝利していたと言える。
横浜Mが数少ないチャンスを決めたのに対して、圧倒的に多くのチャンスを作りながらも決め切れなかった。
優勢な時に決められないと負ける、何度も書いたことがある勝負事によくある話ではあるが、何より、決定的なシーンであそこまで悉く外していては勝てるものも勝てない。
得点力がG大阪の武器ではあるのだが、未だにこの試合が終わって11試合で9得点、無得点で終った試合も、これで5試合目になる。
無失点の試合が1試合しかないのは、G大阪らしいと言えるかもしれないが、そのG大阪が点を取れないのでは、やはり勝てる訳もない。
今までのG大阪と同じ方向に、失点以上の得点で勝利をもぎ取りに行くのか、もしかしたら、G大阪らしさと正反対ではあるが、まずは守備から入って相手の失点をさせない戦い方をするのか、ここが岐路なのかもしれない。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。