2014年05月10日 [17:10]   横浜F・マリノス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第13節 横浜M vs 鳥栖

連戦の最終戦になるJ1第13節。
前節は、J1の18チーム中唯一試合が無かった、12位の横浜M。
現在2連勝中、ここ5試合も4勝1敗と好調で、前節の勝利でついに首位に立った鳥栖。
鳥栖の前に横浜Mは立ちはだかれるのか。

Jリーグ2014 Division1 第13節
日産スタジアム/19,606人
横浜M 1-2 鳥栖
(横浜M) 中村俊輔(90分)
(鳥栖) 金民友(10分)、池田圭(16分)
ホーム横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、24 奈良輪雄太、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、5 ドゥトラ、26 三門雄大、6 小椋祥平、25 藤本淳吾、11 齋藤学、16 伊藤翔、19 藤田祥史の4-2-2-2。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、15 丹羽竜平、2 キム・ミンヒョク、20 呂成海、13 安田理大、14 藤田直之、28 高橋義希、8 水沼宏太、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。

鳥栖が逃げ切る
立ち上がり、奪ってから早く攻めていく鳥栖が主導権を握ると、10分、水沼宏が強烈なミドルシュート、これはGK榎本哲が左手で弾くも、高く上がってクリアできなかったボールに飛び込んだ金民押し込んで鳥栖が先制。
更に16分には、左サイドで粘ってから一旦安田理に戻したボールを、安田理がクロス、これを中央で豊田陽が囮になってDF二人を惹きつけておいて、ファーサイドでフリーの池田圭がヘディングシュートを決め、鳥栖が早い段階で追加点を奪う。
ただ、横浜Mも少しずつボールをポゼッションして攻めていくと、鳥栖の足が止まってきて負けからのプレスが無くなり、ゴール前で跳ね返すという形になっていく。
横浜Mは、CKを含めてセットプレーのチャンスを得るものの、鳥栖も2点を守る為に、早い段階で手をうち、谷口博を最終ラインに入れて5バックにしてゴール前の守りを固める。
横浜Mペースながら決定機を作れないまま、終了間際、中村俊が一瞬の隙をつくような強烈で狙いすましたミドルシュートに、GK林彰は一歩も動けず、横浜Mが1点を返す。
しかし、アディショナルタイムは3分では攻める事が出来ず、試合終了で、鳥栖が首位をキープ。

ストライカーの有無
どちらも守備の良いチームであり、先に点を取れるかどうかという戦いになると思われた通り、序盤に仕掛けた鳥栖が、その自分たちのペースのところでゴールを奪って、逃げ切った。
内容と言うか、主導権を握っている時間だけで言えば横浜Mの方が上回ったが、決定機を作る事が出来ず敗れてしまった。
この中では、やはりストライカーと言うか、絶対的な点取り屋となりえる選手の存在の差が明暗を分けたようにも思える。
鳥栖には言わずと知れた、現在得点王争いで2位につける豊田陽がいる。
彼がいる以上、どうしても横浜Mの守備陣は、例え、ボールを持たずとも、それこそ、どのポジションにいてもある程度警戒していないといけない、意識しないといけなくなってしまい、それが、2点とも横浜Mの守備を遅れる要因となったと言えるだろう。
1点目も2点目も豊田陽自身は得点に絡んだわけじゃないが、しかし、それぞれ動きでDFを惹きつけて見方をフリーにしたことでゴールを奪う事が出来た。これは、豊田陽だったからこそ、相手は彼を恐れて意識せざるを得なかった。
それに対して、横浜Mは、前節のG大阪戦から2トップにして、前線の枚数を増やしていっているが、決定的な部分と言うのが、まだまだ相手に脅威と言うレベルではなく、危ない部分では当たり前ですが警戒されるのだが、昨年までのマルキーニョスのように相手に存在だけで脅威となりえない。
だからこそ、鳥栖はゴール前を固めて跳ね返すだけで守り切れると思わせてしまったとも言えるだろう。
日本代表のメンバーに豊田陽が入れるか分からない、ただ、仕事の幅や自信を深めつつある彼の存在は、重要になるかもしれない。

活かせず
最後の最後に中村俊のスーパーゴールで1点を返したものの、横浜Mは、ACLで負けている影響で1週間の試合間隔が出来た有利を活かすことが出来なかった。
中村俊のゴール自体は、最近Jリーグがキャプテン翼とのコラボレーションで必殺シュートをやっているが、翼君のフライングドライブシュートを彷彿させるようなシュートだった。
ただ、それは、単純なまでの中村俊という個人技によるもので、チームとしては、ボールを支配し圧倒していながらも、鳥栖に敗れたと言えるだろう。
鳥栖は、疲労を考えてだろうが、序盤に一気に仕掛けてゴールを奪うと、途中で足が止まってきてからは、完全に中盤ではプレスにいかずに、ゴール前に引きこもった。
それも、交代選手を入れて、守備を5バックにするまでの徹底ぶりで守り切る事を狙ってきたのに対して、横浜Mは、打つ手が無かった。
動けているので、もっともっとそれを活かして仕掛けても良かったように思えるが、何故か付き合うかのように、決して運動量が上がってはいかなかった。
残念な結果ではあるものの、ACLで敗れた事で、唯一、この連戦の中で中日に試合が無かった横浜Mは、明らかにコンディションで鳥栖を上回っていたにも関わらず、それを活かすことが出来なかった。
昨季はベテランが多いチームらしい、強かさを見せていたが、どうにも、今季はそういう印象が薄い。
この辺、横浜Mが結果を出せていない要因でもあるように思える。

水沼宏太は選ばれるのか
鳥栖で言えば、豊田陽が当落線上にいて、安田理は、正直難しいが、今調子が良いのは間違いない。
そして、それ以上に状況は悪いものの、今節の水沼宏の活躍は、目を見張るものがあった。
元々、運動量が豊富で、泥臭いプレーだったり、攻守共に手を抜かないプレーをする選手ではあるが、先制点に繋がるシュートだけでなく、2点目も、水沼宏の仕掛けからでしたし、攻撃面で序盤は結果を出すと、チーム全体が足が止まってくる中では、守備でも奔走、特に、最終ラインが跳ね返したボールを抑えたり、ほとんどの選手が足が止まって前に出て行けない中で、唯一走っていくなど、非常に献身的である。
ポジション的に選ばれる可能性は低く、おそらく候補として引っかかっているかどうかと言う所かもしれない。
ただ、こういうプレイヤーが一人いると、それだけで、どんな劣勢な試合展開だろうと、チームにとっては助かる訳で、そういうプレイヤーを一人ベンチに入れるかどうか、個人的には非常に興味があるところだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。