2014年05月15日 [05:35]   アジアカップ | スポーツ | AC/ベトナム2014 

AFCアジアカップ2014 オーストラリア vs 日本

来年のWC出場をかけたアジアカップ。
ベトナムで行われる今大会で、GL2位以内に入れば2連覇を狙うWC出場を決める事が出来るが、その初戦は、前回のACで優勝したオーストラリア。
GL最大の相手と初戦で戦う事になったなでしこの船出は果たして。

AFCアジアカップ2014ベトナム
M2 グループA 第1節 トンニャット・スタジアム/2,000人
オーストラリア 2-2 日本
(AUS) CAITLIN FOORD(21分)、LISA DE VANNA(64分)
(JPN) OG(71分)、大儀見優季(84分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
AFC2014オーストラリアvs日本
先日の親善試合で選ばれたメンバーをそのままピッチ上に並べてきて、澤とGLのみ参加の許可を得て、合流したばかりの大儀見はベンチスタートとなった。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がり早々、オーストラリアは、11番DE VANNAが裏に抜け出してシュート、これは、ポストにあたり、なでしこは事なきを得る。
序盤の主導権はオーストラリアが握っていたが、なでしこも何とかボールを繋いでゆっくりと試合を落ち着かせようとする。
18分には、宇津木が曖昧に出したバックパスを23番HEYMANが奪って裏に抜け出そうとした所で、GK山根が勇気をもって飛び出し交錯、一時的に試合は中断する。
21分、中盤でボールを9番FOORDに奪われると、一気にドリブルで加速してきて、なでしこはチェックに行く事が出来ないまま突破を許してしまい、先制を許す。
35分、劣勢のなでしこは、吉良に代えて大儀見を投入する。
43分、漸く前線で基点が出来るようになると、宮間が右サイドから仕掛けて、大儀見の飛び出しに合わせたスルーパスを出すと、抜け出した大儀見がシュートと初めての決定的なシーンが生まれるが、ここはGKに止められゴールならず。
しかし、前半はオーストラリアリードで折り返す。

オーストラリアにやられた前半
立ち上がりから前でプレスを仕掛けてきたオーストラリア相手になでしこは劣勢になってしまって、受けた事でペースを奪われてしまって、なでしこらしいサッカーは出来なかった。
その上で、オーストラリアの単純なスピードやパワーの前に1対1では強引に突破を許してしまうなど、なでしこよりもオーストラリアが完璧に上回られてしまっていた。
そして、そのスピードとパワーでもって、9番のFOORDの突破に対して、なでしこは止める事が出来ずゴールを許してしまった。
正直言えば、ここまで1対1で勝てないと、どうにもならない気もするが、しかし、もし今後WCでアメリカやドイツと戦う場合にも、こういうやられ方はするだろう。
とすれば、この試合では、その相手のフィジカルに対して、どう対応するのか、真っ向からぶつかるのではなく、前回のWCでやったように、ボールを動かしておいて、また、相手が力を出せない部分で潰せるかどうかだろう。
ミスが目立った部分もあったので、そこは改善する必要があり、その上で、素早くプレスを、ようは、オーストラリアが前線からかけてきていたプレッシングを逆になでしこがやっていく必要がある。
攻撃に関しては、ボールを繋げなかったのは、何よりも、動きが少なかったからであり、相手のプレスによって追いやられてパスコースを見出すことが出来なくなっていた。
ただ、こちらは、途中で大儀見を投入した事によって、前線でオーストラリアに対して裏を取ったりと良い動き出しがあってボールが動くようになった事で、宮間あたりがフリーで前を向けるようになった。
これが出来れば、なでしこにとっても漸くらしいサッカーが出来ると言えるだろう。
ボールをどうやって動かしていくのか、そして、どうやって選手が連動して動けるのか、なでしこの生命線が大切だという事が明確になる前半だっただけに、それを出すことが出来るかどうかが、後半以降、今後のなでしこが戦っていくための課題だろう。

後半
両チームとも前半終了から交代は無く、オーストラリアのキックオフで後半開始。
前半の終盤からペースを掴んだなでしこが、攻守共に動きが良くなるが、52分には、中盤でのミスで危ないシーンも作るなど、自分たちのミスが目立つ。
ただ、大儀見の動き出しなどでオーストラリアは対応し切れておらず、57分には、川澄からのスルーパスに大儀見が抜け出すが、ここはGKが素早く飛び出して交錯、試合は一時中断。
更に62分には再び大儀見が裏に抜けて決定機を作るものの、オーストラリアDFがギリギリで届いてシュートまで行けず、更にその1分後には左サイドからの宮間のクロスに対して高瀬がヘディングで狙うがシュートは枠を外す。
完全になでしこペースになっていた試合だったが、64分、オーストラリアが左サイドからのカウンターで中に入れたボールを23番HEYMANがキープ、更に流して10番VAN-EGMONDのシュートは空振り気味だったが、こぼれたボールがフリーで待ち構えていた11番DE VANNAがシュートを決めて、オーストラリアが追加点を奪う。
66分、オーストラリアが最初の交代で、23番HEYMANに代えて12番GILLを投入する。
なでしこも68分、中島に代えて木龍を投入する。
71分、なでしこは左サイドで川澄が仕掛けからのクロスに、ニアサイドでオーストラリアのDFが触って、そのままゴールに吸い込まれて、OGで1点を返す。
劣勢になったオーストラリアは、9番FOORDに代えて20番KERRを74分に投入する。
なでしこがペースを握って攻勢を仕掛ける中で、79分高瀬に代えて、最後の交代として後藤を投入する。
攻めるなでしこは、84分、左サイドの川澄からフワッとDFラインの裏に落とすようなボールが入ると、大儀見が上手く落下点に入ってダイレクトで合わせ、同点に追いつく。
オーストラリアは最後の交代で10番VAN-EGMONDに代えて、85分、13番BUTTを投入する。
更に勢いよく攻めるなでしこは、宮間が裏を狙ったボールに大儀見が狙うが、GKがブロック、こぼれ球を更にオーバーヘッドで狙うが、これは危険なプレーとなる。
なでしこが猛攻を仕掛けるものの、アディショナルタイムの4分も含めて、逆転ゴールを奪う事は出来ず、試合はドローで終る。

ドローに持ち込む
前半終盤から出来るようになってきた、なでしこのリズムのある攻撃の前に、オーストラリアが劣勢になって、しかも、前半から飛ばしていた影響か、後半早々に足が止まってきていて、前線からのプレスが無くなった中で、なでしこがペースを掴むことが出来た。
ただ、前掛かった結果、カウンターで2点目を奪われて苦しい展開ではあったものの、すぐに1点を返して、悪い流れを払拭して、大儀見のゴールで同点に追いつくことが出来た。
しかし、ミスが多くて、自分たちのミスでリズムを失ったり、ピンチを招いたりと言う展開もあって、苦戦した事は間違いなく、その上で、最終的に同点に追いつくことが出来たものの、内容的には褒められたものではない。
大儀見が入った事で、動き出しだったり、当り負けせずに楔となったりで、なでしこのリズムを作る事が出来たが、大儀見は残念ながらGLだけの出場と言う条件があり、確かに、GLさえ勝ち抜けばWC出場権を得る事が出来るものの、ACでの戦いで言えば、その後もある。
そこで、大儀見が居なければ攻撃が出来ないというのは、やはり、問題は大きいだろう。
吉良なり、高瀬なり、2トップで起用されたどちらかが、体を張る事が出来るかどうか、この試合では宮間が動いてボールを持とうとしていたが、そこからのボールの出し先が無い状態が無ければ、チャンスを作る事は出来ない。
何とか引き分けに持ち込んだ事は、2点差をつけられた中で、見事だったとは言えるが、それも立ち上がりの悪さが影響しただけに、ミスを含めて、今一度、落ち着いて戦う事が大切だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。