2014年06月09日 [20:45]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2014 

ザッケローニ監督の狙い

WC前の最後の3試合が終わって、後はWC開幕まで一直線。
そんな中で、少し、この3試合を振り返る。
まずは、起用方法なども含めて、ザッケローニ監督の狙いとその成果を考えてみる。
3試合のそれぞれのスタメンは、以下の通り。
キプロス戦
キリンチャレンジカップ2014日本vsキプロス

コスタリカ戦
国際親善試合2014日本vsコスタリカ

ザンビア戦
国際親善試合日本vsザンビア

さて、各所で語られている通り、3試合の狙いをそれぞれ考えると、おそらく以下の通りではないだろうか?

1.負傷からの復帰した選手の確認
2.試合経験不足の解消
3.大久保嘉人


それぞれの試合では、そこに加えて多少の差はあるが、大きな目的としては上記の3つだろう。
1.負傷からの復帰した選手の確認
これは、初戦のキプロス戦では45分だけで試し、後の試合は、徐々に試合時間を伸ばす事で確認してきたと思える。
但し、長谷部誠に関しては、初戦の後、別途、調子を悪くした事もあって、コスタリカ戦はベンチ外となり、そして、ザンビア戦でも出場機会は無かった。
内田篤に関して言えば、コスタリカ戦では当初予定よりも長い時間ピッチに立っていたようだが、ザンビア戦では90分間出来なかった。
ただ、ザンビア戦の交代は負傷の影響と言うよりも、多分に戦術的な面が大きかったように思える。
但し、だからこその問題点と言うのはあるように思える。
そして、最後に吉田麻だが、こちらは完調と言うべきか、コスタリカ戦、ザンビア戦とフル出場を果たし、体調的な問題は無いというのを見せた。

狙いと結果と言う意味では、長谷部誠は想定外だが、概ね吉田麻と内田篤に関しては負傷の影響もなく良かったとみるべきだろう。
また、肯定的な意味で言えば、代わりに起用された山口蛍と森重真が非常に良くて、3試合を通じて、二人とも乗っている選手と言えるだろう。
特に森重真に関しては、今野泰の調子が良くない事もあって、スタメンの序列を入れ替えた可能性は高い。
代わりの選手が良い結果を出しているのだが、しかし、内田篤と吉田麻が試合から離れていた事もあって、試合勘不足と言うべきか、判断の部分で甘さを見せて、それが、3試合を通じて守備を不安定にしていた要因になってしまった。
その上で、負傷者が戻ってきてはいるが、代わりに酒井高が未だ離脱中であり、長友佑が出れない時左SBの問題が発生した。伊野波は無難にこなしたものの、専門的に左サイドをやれる選手が不在になる。
これが、右SBの場合、逆に酒井高や長友佑が右SBを行う事も可能であるが、逆が出来ないという点で、この代表において負傷と言うのは最大の懸念材料になってしまっている。

2.試合経験不足の解消
先の負傷上がりの選手の試合勘不足の改善もそうだが、何より、この代表のエースである香川真と本田圭の試合勘を戻すのと、自信を回復させる事が大切になる。
残念ながら、先に書いたように内田篤と吉田麻に関しては、少し不安材料ではあるが、香川真は試合が進むごとにキレを取り戻して、調子を上げてきている。
少し早い気もするが、今の状態ならば問題は無いだろう。
後、各所で叩かれたりしている本田圭ではあるが、こちらも、現状ではそれほど心配する事も無く、試合を重ねるごとに改善はしてきている。
まだまだ、今少しの部分もあるが、ピークを本番にもってくるという事で言えば、現状では問題は無い。
だからこそ、香川真に関しては、途中で交代させても大丈夫だったという事だろう。

3.大久保嘉人
ザッケローニ監督が今まで呼ばなかった大久保嘉だが、正直、個人的に流石に代表監督には見る目では及ばない事が分かった。
確かに連携面での問題は多くあったものの、大久保嘉は十分に代表の中でやっていける事を証明してみせた。
ザッケローニ監督が語ったように彼ならば呼べば、しっかりとやってくれるという言葉は真実だったと言える。
とはいえ、やはり連携が出来ていないので、欲しい時にボールが出てこなかったり、意図が逆になる事もあったが、得点と言う結果を出したことも踏まえても、十分、途中交代のカードとなりえるだろう。
但し、それはジョーカーである事は間違いなく、何よりも彼自身のプレーは、やはりこれまでの代表サッカーとは異質で、他のメンバーが合わせようとするが、中に入っていく為に、サイドが薄くなってしまい、また、攻められたときにサイドの守りも薄くなってしまっていて、そこをやられる事もあった。

結果として、ザッケローニ監督の狙いという所は、しっかりと確認できていて、3試合を有意義に活かすことが出来たのは間違いないだろう。
勝利と言う結果は出来過ぎではあるが、内容的に不満があるだろうし、ザッケローニ監督としても失点の多さは問題とするだろうが、しかし、当初、この3試合で知りたかったこと、やりたかった事は、きっちりとやりきる事が出来たと言える。
となれば、後は、その結果を下に、初戦コートジボワール戦までにどうやって対処しておくのかと言うのが重要になるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。