2014年06月15日 [09:17]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC イングランド vs イタリア

WC3日目、第3試合。
グループDでの最大の対戦。
サッカーの母国(最近中国がという話が出ているが、あれはねぇ)イングランドとドイツWCの覇者イタリア。
ここ数年、なかなか国際舞台で結果を出せないイングランドですが、今大会早くも波乱の多い大会になっており、イタリアを制して、一気に駆け上がりたい。イタリアも、ブラジルに追いつく5度目の優勝に向けて好発進をしたいところ。
歴史ある両雄だがWCでは過去一度対戦したのみ、その際にはイタリアが勝利しているが、2度目の対戦を制するのはどちらか。

2014 FIFA World Cup Brazil
グループステージ/グループD 第1節 M8
マナウス アレーナ・アマゾニア/39,800人
イングランド 1-2 イタリア
(ENG) STURRIDGE(37分)
(ITA) MARCHISIO(35分)、BALOTELLI(50分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCイングランドvsイタリア
両チームとも負傷者があって、少しベストメンバーではない形になってしまった。

前半
イタリアのキックオフで試合開始。
立ち上がりからどちらも中盤からのプレッシングで主導権争いをするが、どちらかと言うとイタリアは21番PIRLOが流動的にポジションを変えて、それに合わせて変化するイタリアの中盤にイングランドが対応し切れず、また、ボールを取ってからイングランドは中央からの攻めがほとんどで、互角の展開とはいえ、イタリアの方が狙いが見れる展開。
時間が経過すると、イングランドは右サイドの11番WELBECKがスピードを活かして仕掛けるようになると、イングランドがチャンスを作り出し、試合の主導権はイングランドが握ったような形になるが、イタリアの最終ラインが冷静に対応して、ボールを繋ぐ事で、ポゼッションではイタリアの方が多少良い状況。
どちらもチャンスがある中で、35分、イタリアは、右CKのチャンスにショートコーナーからマイナス方向に入れたボールに、21番PIRLOがスルー、その後ろに待ち構えていた8番MARCHISIOが狙いすましたミドルシュートを決めて、イタリアが先制。
ただ、すぐさまイングランドも逆襲、37分、この試合、ここまで消えていた10番ROONEYが左サイドの裏を取って抜け出すと、絶妙のクロスを入れ、そこに走り込んだ9番STURRIDGEがそのまま足に当って入ったようなシュートで、37分、イングランドが同点に追いつく。
アディショナルタイムには、抜け出した9番BALOTELLIが角度の無い位置からクロスと思わせてのシュートだったが、GKの頭の上を抜けたボールは6番JAGIELKAがヘディングでクリア、更に、シュートがポストをたたくなど、最後にイタリアがチャンスを掴むが、結局、1-1で前半を折り返す。

エース
両チームとも新しい選手なども出てきているが、イングランドはやはりROONEYですし、イタリアはPIRLOだったが、前半の出来は対照的と言うか、対称的と言うべきか。
イタリアのサッカーはとにかくPIRLOを基点に、彼が色々な場所にポジションを移しながら、それに合わせて、他のメンバーが流動的にポジションを変える。
イタリアは、PIRLOに入ってからスイッチが入る。
対して、イングランドは、いつもは中央のROONEYが左サイドに入った事で、存在感を失っており、ほぼ消えていた。
ほとんどボールも入らず、同一サイドでは、イタリアの右SBであるDARMIANが目立っている状況だった。
しかし、失点をした直後に、左サイドでボールを呼びこんで一気に裏に抜け出して、絶妙なクロスを入れて、同点ゴールをアシストした。
前半は、PIRLOの方がより存在感があったものの、決定的な仕事をしたROONEYも流石と言わざるを得ない。
両チームとも後半、両エースがどう存在感を発揮するのか、それが勝敗を分けるカギになりそうだ。

後半
両チームとも交代は無く、イングランドのキックオフで後半開始。
後半開始早々、イングランドにチャンスがあるが、シュートまでいけないと、50分、右サイドからの6番CANDREVAのクロスに対して、ファーサイドでマークを外した9番BALOTELLIが叩き付けるようなヘディングシュートを決めて、イタリアが勝ち越す。
57分、イタリアが先に動き、23番VERRATTIに代えて5番THIAGO MOTTAを投入する。
イングランドも61分、11番WELBECKに代えて21番BARKLEYを投入する。
イングランドがチャンスを作って62分には10番ROONEYがGKの逆をつくようなニアサイドを狙ったシュートを放つも、これは僅かに枠を外す。
どちらも奪ってから縦に早く、相手ゴール前まで迫る早い試合展開になって、どちらにも得点の可能性がある展開。
73分、イタリアは9番BALOTELLIに代えて17番IMMOBILEを、イングランドは、14番HENDERSONに代えて7番WILSHEREを投入してきた。
79分、イタリアは最後の交代で6番CANDREVAに代えて18番PAROLOを投入、今回も同時にイングランドは9番STURRIDGEに代えて20番LALLANAを投入する。
イングランドがどちらかと言うと攻めているが、イタリアの守備はきっちりと対応しており、ゴールを許さないものの、イタリアが攻めに転じる事もなかなか出来ないようになった。
アディショナルタイムに入って、イタリアは前線でボールをキープに行き、ファールを誘って、FKでは、PIRLOの狙ったシュートが惜しくもバー直撃をするが、結局、両チームともゴールを奪えず、イタリアが勝利。

イタリアが勝ち切る
前半同様、イングランドは、今度は右サイドに回したもののサイドに置いたROONEYが機能せず、イタリアの方は、PIRLOを中心に、上手く交代選手も使って試合を決めた。
イングランドに関しては、サイドで機能しなかったROONEYを途中で1トップに置いたものの、フォローも少なく、最後までROONEYが機能しないまま終わり、ゲームをコントロールしていたPIRLOや、ゴールを奪ったBALOTELLIなど、イタリアの方がエースの存在感でイングランドを上回った。
サッカーはチームスポーツであり、特に昨今は展開の早さもあって、なかなか圧倒的な個と言うのが存在し切れない。
但し、そんな中でもエースと呼ばれる選手の存在感が試合を決める事があり、まさに、この両雄の対決では、ROONEYにしろ、GERRARDにしろ、イングランドを引っ張るべきエースが封じられたのに対して、イタリアは、BALOTELLIを活かすことをチーム全体で考えて、PIRLOの動きにチーム全体が合わせる、エースを活かす為にチーム全体が動くことで、エースの存在感を発揮させた。
個人に頼るようなサッカーは減ってきたものの、個人の存在感が重要であり、このレベルというか、世界一を狙うチームだからこそ、個人がその存在感を発揮できるかどうか、それが重要になるという事が見えた試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。