2014年06月17日 [00:09]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC スイス vs エクアドル

WC4日目、第1試合。
グループEまで進んできたWCですが、ここで、欧州勢でも躍進著しいスイスの登場。
同一グループにフランスがいるが、現在は立場が逆転したような雰囲気もあり、1位通過に向けていいスタートを切りたい所だが、このグループはエクアドルもホンジュラスも可能性が十分あり、ある意味、拮抗した面白いグループになりそうだ。

2014 FIFA World Cup Brazil
グループステージ/グループE 第1節 M9
ブラジリア ナシオナル/68,351人
スイス 2-1 エクアドル
(SUI) MEHMEDI(48分)、SEFEROVIC(93+分)
(ECU) E.VALENCIA(22分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCスイスvsエクアドル

前半
エクアドルのキックオフで試合開始。
立ち上がりから積極的に仕掛けるエクアドルの前に、スイスが少し下がって受ける事になって、立て続けにCKのチャンスを得るなど、序盤はエクアドルが押し込むような展開。
ただ、冷静に対応したスイスが、エクアドルのプレスを掻い潜ってボールを運べるようになるとエクアドルのラインが下がって、試合の主導権はスイスが握る。
スイスペースの中で、少しエクアドルも逆襲を見せるようになると22分、左サイドでFKを得ると、これを10番W.AYOVIが絶妙なボールを入れると13番E.VALENCIAが完全に中央でフリーとなってヘディングシュートを決め、エクアドルが先制。
エクアドルがここからペースを握るかと思われたが、スイスは淡々とサッカーを続けているようで、慌てる事無く自分たちのサッカーを展開して行く。
エクアドルはメリハリがはっきりしているのか、行くとなると一気に攻勢を仕掛けて、44分には7番MONTEROが左サイドから中に切れ込みながらシュートまで行くが、ここはスイスDFが体を張ってブロック。
更には11番CAICEDOが強引に中を突破しようとするが、これはシュートまでは行けず。
最後もエクアドルがCKのチャンスを得るが、ここはスイスが跳ね返して前半はエクアドルリードで折り返す。

淡々としたスイス
エクアドルがメリハリのある躍動したサッカーをしていれば、スイスは淡々と得点に迫っていくようなサッカーを見せているように思える。
立ち上がりからエクアドルがいきなり仕掛けて、主導権を握るが、5分程でペースダウンして、自陣に下がって、スイスのサッカーに対してリアクションサッカーに変化する。
そして、スイスがある程度攻めてきて中で、再び自分たちが仕掛けに行って、それでゴールを奪った。何となくですが、攻める所と守る所をはっきりと分けて、攻める時は、前からプレッシングを仕掛けてボールを奪って縦に早く攻めれば、守る時は自陣に引いてブロックを作って、ボールを奪っても、しっかりとポゼッションをしながら押し上げていく、そういう異なるサッカーを時間ごとに変化させているように見えるので、非常に興味深い。
だからこそ、そんなエクアドルのサッカーに対して対照的にスイスは先制を許しながらも慌てて攻めるわけでも無く、自分たちのサッカーに徹する、ボールを繋いで前に前に運びながら、二人目三人目が攻撃に絡んでいくという感じで、少しずつエクアドルゴールに迫っていくという雰囲気がある、何と言うのか、悪い言い方をすると機械的にゴールに迫っていくような不気味な怖さを感じるが、それが、スイスの強さに繋がるのかもしれない。
その意味では、エクアドルが、どこかで追加点を奪って逃げ切るのか、スイスが、逆にエクアドルから逆転ゴールを奪うのか、対照的なサッカーに感じるだけに、非常に興味深い戦いになる。

後半
エクアドルは交代は無く、スイスは、14番STOCKERに代えて18番MEHMEDIを投入、そのスイスのキックオフで後半開始。
スイスは、後半開始早々、左CKのチャンスで、ピンポイントで入ってボールを中央でGKの前で待ち構えた代わって入ったばかりの18番MEHMEDIがヘディングシュートを決めてスイスが48分同点に追いつく。
同点に追いついた後、エクアドルも前半同様に仕掛けるが、スイスも前に早くなってきて、お互いに勝ち越しゴールを狙いに行く。
エクアドルが70分、11番CAICEDOに代えて15番ARROYOを投入。
エクアドルが少しペースが上がらず、徐々にスイスペースになるが、19番DRMICのシュートがゴールネットを揺らすもオフサイドになり、23番SHAQIRIのシュートはサイドネットとゴールは奪えないが、試合の流れはスイスペース。
スイスが押し込んでいる中で、74分、GKが飛び出した所で処理できないと、裏に抜け出すが、いち早くスイスDFがクリア。
スイスは、75分、19番DRMICに代えて9番SEFEROVICを投入する。
エクアドルも77分、2枚目の交代として、7番MONTEROに代えて9番ROJASを投入する。
スイスが優勢の中で、エクアドルも耐える展開だったが、終盤、今度は一転してエクアドルが押し込み出し、セットプレーでは、惜しくもゴールならずというシーンもあるが、このまま終わらない雰囲気。
アディショナルタイムには、エクアドルがカウンターを仕掛けて決定機を作るが、ここを止めると、逆にスイスがカウンター、一旦選手がファールで倒されるが素早く立ち上がった事でファールを流して、一気に前線へ、最後は左サイドからのクロスに上手く中に入った、9番SEFEROVICがゴールに押し込み、スイスが逆転。そのまま試合終了で、スイスが逆転勝利。

采配が的中
スイスが後半立ち上がり早々に同点に追いつくと、そこからペースを握って優勢に試合を進めた。
特に交代選手がゴールを決めた事で、チームとしてもベンチとしても乗ってきたのか、前半の淡々としたサッカーから少し変化して、前に早い動きのあるサッカーに変化した。
ただ、何度かあるチャンスもゴールできないと、再び終盤エクアドルが攻勢を仕掛けていった。
この辺、意図的なのかどうかは不明だが、前半でもやり過ぎな位のメリハリを作っていたエクアドルだが、後半は、じっと耐え忍んでおいて、終盤に一気に爆発させたような、そんな印象を受ける。
もし意図してだとしたら、非常に面白い、そういうやり方もあるんだなと感じさせる戦い方であり、一つ参考に出来るのではないだろうか?
ただ、残念ながらこの試合では、そこでゴールを奪う事が出来ず、最後の最後決定的なシーンで止められると逆に一気にやられてしまった。
若干、中盤で自分たちがファールした事で試合が止まるかと思うセルフジャッジが足を止めた隙が出来て、ファールが流された所為で、選手の戻りが遅れた可能性もあるが、それ以上にスイスが、最後に交代選手である、SEFEROVICが長い距離を走ってゴール前でGKの前に飛び込んでゴールにボールを押し込み、見事な逆転勝利を決めた。
逆転勝利と言うだけでなく、交代選手2名がゴールを決めて逆転勝利となった事を考えると、この試合、スイスにとっては、非常に今後の勢いに繋がるゲームになったように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。