2014年06月17日 [00:16]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC アルゼンチン vs ボスニア・ヘルツェコビナ

WC4日目、第3試合。
優勝候補の一角アルゼンチンの登場。
グループFはアルゼンチン一強に残り3ヶ国が2位争いという雰囲気もあるが、果たして、どう転ぶか。
南米の大会では南米のチームが制してきたWCにおいて、アルゼンチンとしては是が非でもタイトル奪取のために、逆にピークを決勝と考えて、初戦はコンディションが上がっていないとすれば、ボスニアにもチャンスはあるだろう。

2014 FIFA World Cup Brazil
グループステージ/グループF 第1節 M11
リオデジャネイロ マラカナン/74,738人
アルゼンチン 2-1 ボスニア・ヘルツェコビナ
(ARG) OG(3分)、MESSI(65分)
(BIH) IBISEVIC(85分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCアルゼンチンvsボスニア・ヘルツェコビナ

前半
アルゼンチンのキックオフで試合開始。
立ち上がりアルゼンチンは自陣でボールを回し、ボスニアも前からは取りに行かない為に、ゆっくりとした試合の入り方になる。ただ、3分、左サイドでFKを得ると10番がゴール前に放り込んだボールがファーサイドまで流れた所で、5番に当ってゴールに入り、OGでアルゼンチンが先制。
アルゼンチンが流れをそのまま掴むかと思われたが、ボスニアも巻き返して、11分には、オフサイドギリギリで抜け出した20番HAJROVICが惜しいシーンがあったが、ここは、GKがセーブ。
先制こそしたものの序盤のチャンスはボスニアの方があるような展開。
ボスニアが攻めてチャンスを作れば、アルゼンチンも素晴らしいシュートを見せるなど、お互いに非常に面白い試合展開になってきて、どちらにも得点の可能性が出てくる。
チャンスの数でボスニアが増えてきて、40分にも16番LULICがヘディングシュートを放つなどシュート数、決定機ではボスニアが上回ってくるが、GKのROMEROの好セーブなどもあってゴールを奪えない。
ただ、ボスニアは同点ゴールを奪えず、1-0でアルゼンチンリードで折り返す。

面白いが・・・
開始早々にアルゼンチンが先制して、その後、1点を返す為にボスニアが攻める事で、非常に面白い試合になるが、しかし、内容的にボスニアが押し込んでいるというか、チャンスが多くて優勢に戦っているように思えた。
特に前線でボスニアは11番DZEKOが基点となって良い攻撃を見せていて、何度となく惜しいシーンを作り出し、後少しのところで、アルゼンチンのGKの好セーブに阻まれたりした。
ただ、アルゼンチンは開始早々に点をとってリードしているからなのか、ちょっと判断に迷う所だが、少し流したようなサッカーをしていて、後ろのほうでボールを回す事が多く、前に入れても全体的に動きが乏しいので、足下足下と繋いでいくだけという雰囲気になっている。
どこかでギアを変えてゴールに迫るのかとも思われたが、そういう所もほとんどなく、個々が孤立している為に、ボスニアの方が良いサッカーをしている。
とはいえ、そういう流したプレーの中でも惜しいシーンを作るのだから、凄いのでしょうし、面白くなるんでしょうが、しかし、どうにも今の状態では、アルゼンチンの良さが見えてこない。
後半は、もう少し追加点を狙うようなプレーを見れると良いのだが、その為にはボスニアが攻め切れるかどうかかもしれませんね。

後半
アルゼンチンは、一気に11番M.RODRIGUEZに代えて9番HIGUAIN、3番CAMPAGNAROに代えて5番GAGOと2枚交代、ボスニアは交代は無く、そのボスニアのキックオフで後半開始。
後半の立ち上がりは、少しアルゼンチンに動きが出てきて、ボールを回してくるようになって、10番MESSIも前でボールを受けて勝負をかけるようになってくると、ボスニアも前に出たいが、そうするとその裏を狙われたりと、アルゼンチンが主導権を握る。
65分、リズムが出てきていたアルゼンチンが、中盤でボールを受けた10番MESSIがワンツーを受けて中に切れ込みながら、自分のマーカーとなるDF同士をぶつけてマークを外すと、そのまま左足一閃、アルゼンチンが勝ち越しゴールを奪う。
2点を追うボスニアは、69分、13番MUJIDZAに代えて9番IBISEVIC を投入。
更に、71分、ボスニアは20番HAJROVICに代えて19番VISCA を投入する。
立て続けに交代カードを切るボスニアは、79分に10番MISIMOVICに代えて18番MEDUNJANINを投入。
アルゼンチンが攻守ともリズムが良くて、ボスニアはなかなか前半のように攻められず、劣勢の中で、アルゼンチンが度々ボスニアゴールに迫っていくところで、85分、スルーパスに上手く抜け出した9番IBISEVICがGKの動きを見極めて、GKの腋の下を抜くようなシュートを決めて、ボスニアが1点を返す。
アルゼンチンは、87分、20番AGUEROに代えて6番BIGLIAを投入する。
ボスニアは足が止まってきて、なかなかアルゼンチンのボールを奪いに行けない。それに対して、リードしているアルゼンチンは無理はせず、ボールを回しながら隙があれば縦に行き、アディショナルタイムなどは、完全に数的有利なカウンターを仕掛けるが、最後は10番MESSIがシュートにいくが枠を外す。
その後も、アルゼンチンがチャンスを作るがゴールは奪えず、2-1でアルゼンチンが逃げ切る。

全く異なる顔
先に書いたように前半のアルゼンチンは流すかのような、正直、動きの乏しいサッカーであり、所々で個人技で見せ場を作るだけのサッカーだった。
前半は明らかにボスニアの方が良いサッカーをしていたのだが、後半開始の段階から一気に2枚交代カードを切った事でサッカーが全く違うものに変化した。
何よりも、ボールを失った瞬間に中盤の選手が素早くプレスを仕掛けて攻撃を遅らせて、後ろを整える時間を作ったり、守備への切り替えの部分で全く別チームと言う位意識が変化した。
ま、この辺は南米のチームだからなのか、攻め上がった前線の選手は、完全にオフサイドゾーンでノロノロと戻ってくる、それこそ、自分たちがボールを奪って、このままだとオフサイドになるという危機感が無い限りはボールを追わないというのもあったが・・・
アルゼンチンが全く別の顔を見せた影響で、前半はあったボスニアの良い面も完全に封じられて、自陣で耐える展開になってしまった。
それでも、アルゼンチンはMESSIが、それこそ漫画の世界のように、自分をマークしてくる選手を、他の相手の選手とぶつけてマークを外すという事でシュートの一瞬の隙を作り出して勝ち越しゴールを奪うなど、ボスニアは耐えきる事が出来なかった。
いや、あの展開で1点で済んだので耐えたという事も出来るが・・・そして、1点を返してボスニア的にもさぁこれからだというイメージはあったかもしれないが、アルゼンチンがカウンターで常に狙う事で、ボスニアが同点ゴールを奪う可能性はほとんどなくなり、逆に3失点目しないだけで精いっぱいだったように思える。
まずは、アルゼンチンにとって1勝、ここから、更に調子を上げていくとすれば、後半のアルゼンチンのサッカーは、ここ数年のMESSIを活かせないという所から抜け出せるように思えるな。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。