2014年06月21日 [08:34]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC イタリア vs コスタリカ

WC9日目、第1試合。
初戦でイングランド相手に競り勝ったイタリア。
そして、ウルグアイ相手に逆転勝利を決めて、死の組と言われるこのグループDで、唯一、負け候補と言うべき存在から一転台風の目になったコスタリカ。
イタリアが順当に勝利をおさめるのか、それとも、コスタリカが2度目のジャイアントキリングを達成するのか。

2014 FIFA World Cup Brazil
グループステージ/グループD 第2節 M24
レシフェ アレナ・ペルナンブーコ/40,285人
イタリア 0-1 コスタリカ
(CRC) RUIZ B.(44分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCイタリアvsコスタリカ

前半
イタリアのキックオフで試合開始。
立ち上がりから攻勢に出るのが、コスタリカで、イタリアはコスタリカの守備にはまって、なかなかリズムに乗れない。ただ、コスタリカも決定機を作れている訳ではなく、がっぷりと4つに組んだような展開。
時間の経過とともにイタリアが攻める時間が増えて、コスタリカは守備に回る事になるが、しかし、なかなか決定的なシーンを作る事は出来ず。
イタリアペースであるように思えるが、コスタリカも想定内のように見えて、どちらも狙い通りという所かもしれない、時間帯から、終盤、再びコスタリカがイタリアゴールに迫って、決定的なシーンを作るが、ここはシュートが枠を外す。
しかし、終盤に入って試合の主導権を一気に握って攻めるコスタリカが、44分、左サイドからのクロスにファーサイドで10番RUIZ B.がゴールに押し込んで、コスタリカが先制。
イタリアもアディショナルタイムに逆襲、良い位置でFKを得るが、これは壁に当り、ここで前半終了、コスタリカリードで折り返す。

コスタリカの狙い通り
序盤、イタリアと互角以上に仕掛けたのには驚いたが、ウルグアイに勝利してきたコスタリカが、イタリア相手に狙い通りのサッカーをしていると言えるだろう。
最初に仕掛けて、イタリアに簡単な相手じゃないと認識させておいて、引いて守って、イタリアが攻めてきてもゴールまではしっかりとブロックを作っていてゴールを許さない。
そうやって、相手を前に出させておいての終盤の猛攻で先制点を作った。
おそらくコスタリカ手には、前半はイタリア相手に0-0でもOKだったように思える。
既に1勝挙げているのもあるが、それがウルグアイで自信に繋がったコスタリカではあるが、イタリア相手には一筋縄ではいかない。
それを認識しているからこそ、チーム全体で行く時と行かない時のメリハリをきっちり作っていった。
正直言えば、コスタリカが、このグループでは劣ると思っていたのだが、試合運びを含めて、自分たちのサッカーを良く理解して、出来る事を出来ない事をはっきりと分けてプレーしているのは、本当に強かであると言える。

後半
イタリアは、5番THIAGO MOTTAに代えて、10番CASSANOを投入、コスタリカは前半から変化なく、そのコスタリカのキックオフで後半開始。
点が欲しいイタリアは攻勢をしかけるが、コスタリカの守備陣は、きっちりとブロックを作ってイタリアの攻撃を跳ね返し、隙あれば一気にカウンターを仕掛けていくので、内容的に完全にコスタリカペース。
1点を追うイタリアは、57分、6番CANDREVAに代えて22番INSIGNEを投入する。
68分、コスタリカは17番TEJEDA Y.に代えて22番CUBERO J.を投入。
イタリアは、なかなか決定機を作り出すことが出来ず、何とか状況の打開を狙って、69分に早くも最後の交代として、8番MARCHISIOに代えて11番CERCIを投入する。
コスタリカはこのまま逃げ切りを狙ってか、74分、9番CAMPBELL J.に代えて21番URENA M.を投入する。
81分、この試合貴重な先制点をあげた10番RUIZ B.に代えて、コスタリカは14番BRENES R.を投入して、交代カードを使い切る。
イタリアはリスクを冒して点を取りに行く事で、コスタリカがカウンターのチャンスを作るものの、コスタリカも流石に人数を攻撃にかける事が出来ず、追加点は奪えず。
結局、そのまま試合終了で、コスタリカが、ここでGL突破を決めた。

予想外だが納得の勝利
終わってみれば、コスタリカが完璧な試合運びでイタリアを制した。
何となく、かつてのカテナチオを誇った、ある意味イタリアが捨てたサッカーを継承するように、単純に守るのではなく、自分たちもいける所を見せておいて、相手の攻撃にためらいを起こさせておいて、その上で、自分たちが先制。
後半は、完全にコスタリカが狙い通りのサッカーと言うべきだろう。
イタリアは何とかゴールを狙って前に前に出てくるが、その圧力が強くなった所で、カウンター一発で得点チャンスを作る。
もしマイナス面があるとすれば、そこで追加点が取れなかった事だろうが、しかし、カウンターのスピードがあるから、イタリアもどうしてもリスクを考えて、抑えておかないといけない。
何より、先を考えた場合、最終節でイタリアはウルグアイと戦うのだが、1点差のまま終れば、得失点差ではウルグアイを上回れるが、もし、2失点目を奪われてしまうと、今度は総得点で負けてしまう。
つまり、イタリアとしては、失点せずにおかないといけないが、しかし、勝てば突破に王手となるだけに、点を取りに行きたい。
そういうジレンマを活かして、効果的にカウンターで恐怖心を起こさせていく。
本当に、かつてのイタリアのような戦い方ですねぇ。
とはいえ、これでグループDはコスタリカがまず突破を決めた。想定外と言うか、最もあり得ないと思っていたのだが、しかし、それはまぐれでも何でもなく、試合内容からすれば、順当な結果だったと言える。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。