2014年06月22日 [13:36]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC ナイジェリア vs ボスニア・ヘルツェコビナ

WC10日目、第3試合。
初戦、イラン相手に勝つことが出来なかったが、勝点1を得たナイジェリア、そして、アルゼンチン相手に競り負けたボスニア。
既にグループFではアルゼンチンが突破を決めて、後一枠を争い、この試合に勝った方が、大きく前進する。
ただ、ボスニアは負ければ、その瞬間、敗退が決まってしまう一戦。

2014 FIFA World Cup Brazil
グループステージ/グループF 第2節 M28
クイアバ アレーナ・パンタナール/40,499人
ナイジェリア 1-0 ボスニア・ヘルツェコビナ
(NGA) ODEMWINGIE(29分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCナイジェリアvsボスニア・ヘルツェコビナ

前半
ナイジェリアのキックオフで試合開始。
ナイジェリアが積極的な仕掛けで、押し込んでいるが、ボスニアもしっかりと守ってからの攻撃で前線で人数をかける為に、短い時間でお互いに何度も決定機が生まれる展開、20分には、前線で粘って、スルーパスで抜け出した11番DZEKOがシュートを流し込んで、ボスニアが先制したかと思われたが、これはオフサイドの判定。
リズムに乗ってきたボスニアが決定機を作るが、決定的なシーンもGKのENYEAMAの好セーブに阻まれてボスニアは先制点を奪えず。
ボスニアがペースを握ってきた所で29分、ナイジェリアが右サイドへと展開、9番EMENIKEがスピードとフィジカルを活かしたドリブルでDFをかわして、中に入れると、このボールを8番ODEMWINGIEが決めて、ナイジェリアが先制。
ボスニアも1点を追って、良い形を何度か作るが、ゴールならず、前半はナイジェリア1点リードで折り返す。

少し不運だったボスニア
ボスニアにと手は少し不運だった部分がある。
20分にオフサイドの判定で取り消されたDZEKOのゴールは、その後のVTRではオフサイドではなかった。
また、ナイジェリアの得点シーンも9番の突破は、DFに手をかけているので、ファールとなってもおかしくない。
とはいえ、オフサイドの判定も、タイミング的に微妙で、誤審ではあるが、1試合に1度か2度はありえるレベルの誤審であり、ゴールシーンに関しても、取る主審もいれば、取らない主審もいるレベルのファール。
つまり、不運という事も出来るが、サッカーにおいては仕方が無いレベル。
その上で、何度となくDZEKOが突破して決めるチャンスを作れているのは間違いなく、ナイジェリアに対して優勢戦えている。
後は、どこかでゴールを奪えれば、一気に流れを変える事も出来るだろう。
逆にナイジェリアは、上手く先制点を取る事が出来たが、試合の内容的にはボスニアにおされている展開であり、早い段階で追加点を奪って試合を決めに行きたい所だが、無理をすると、裏を取られるという所で、どれだけバランスをとっていけるのか。
また、何度か判定に助けられており、それは、場合によると後半、自分たちに厳しい判定が出る可能性も出てくるので、ゴール前での不用意なプレーは極力避けるべきだろう。

後半
両チームとも交代選手は無く、ボスニアのキックオフで、後半開始。
後半、前半と変わりのない展開になった立ち上がりで、少し攻めあぐねていたボスニアは57分、20番HAJROVICに代えて9番IBISEVICを投入。
更に16番LULICに代えて、ボスニアは、23番SALIHOVICを投入する。
両チームとも展開が早くチャンスを作るもののゴールが奪えず、ただ、どちらも得点の可能性があって、状況の変化がありそうな所で、ボスニアは早くも3人目の交代で、18番MEDUNJAMINに代えて14番SUSICを64分投入する。
その1分後、ナイジェリアは最初の交代として、7番MUSAに代えて23番AMEOBIを投入する。
ボスニアの方が優勢に試合を進めるようになっていくが、しかし、シュートを決める事が出来ない。
明らかにナイジェリアは、逃げ切りを図って、ファールを誘ったり時間をかけるプレーを選択するようになっていくと、ボスニアの選手も若干苛立ったようなシーンも出てくる。
ナイジェリアは、75分、ピッチの外に出されて治療していた18番BABATUNDEに代えて3番UZOENYIを投入する。
ボスニアが攻めるものの決定機を作る事が出来ず、ナイジェリアは守りに入って、カウンターも、時間をかけるプレーになる。
アディショナルタイムに入った直後の右CKから一旦跳ね返されたボールを、もう一度ゴール前に丁寧に入れると、完璧なタイミングだったが、11番DZEKOのヘディングシュートはGKの正面、更に、同じくDZEKOのシュートはポストに阻まれるなど、悉くゴールに嫌われる。
結局、ナイジェリアが逃げ切って勝利。

ゴールに嫌われる
後半の出来は、明らかにボスニアペースだった。
ナイジェリアは早い段階から、逃げ切りを意識しての時間稼ぎに出ていて、それに対して、ボスニアがナイジェリアを押し込み続けたが、しかし、最後の最後までゴールを奪う事は出来なかった。
崩しきれなかった事もあるが、シュートがポストやバーに阻まれたり、枠に飛んでもGK正面だったりと、悉くゴールに嫌われた。
ナイジェリアは、2位通過に向けて貴重な勝点3を、ボスニアは残念ながら、これでGL敗退が決まった。
とはいえ、サッカーの内容、そして、サッカーに対する姿勢と言うのかな、諸々、個人的にはボスニアの方が好みですし、何より勝つために真摯に向かい合っている気がした。
比較対象としては、可哀相だが、それも勝つためとはいえ、この試合のナイジェリアの時間稼ぎは少々露骨すぎて、観ていて不快になる場面もあった。
治療の為にピッチ外に出すべきを、ラインの中に置いたままにして、そりゃ、BEGOVICも怒って、強引に外に連れ出そうとするだろう。
だいたいにおいて、最近のサッカーでは主審は明らかな時間稼ぎになる、倒れ込んだりした時間はきっちりと時計を止める。
だからこそ、アディショナルタイム表示が3分でも、6分や7分になる試合もあったくらいですからね。
つまり、あまり意味が無いとも言えるが、相手を苛立たせて平常心を奪うという意味では効果的である。
先に書いたように勝つための方法であるのだから、主審が許す限りは構わない範囲かもしれないが、観ている方として、個人的に不快であったナイジェリアよりも、ボスニアの方が本来は勝者となって欲しい、相応しいと思えた(とはいえ、逆の立場だったら同じことをしていたのかもしれませんが)。
ボスニアは残念ながらGL敗退となったが、最終節のイラン戦で、記憶に残るサッカーを見せて欲しいですね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。