2014年06月30日 [23:18]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC コスタリカ vs ギリシャ

WC18日目、第2試合。
死の組とも言われたグループDで優勝候補とも言えるイタリア、ウルグアイを撃破、イングランドと引き分けてきたコスタリカ。
そして、最終節の最後の最後で劇的な勝利によってグループ突破を決めたギリシャ。
両チームとも今勢いがあり、どちらがその勢いで相手を飲み込むのか。

2014 FIFA World Cup Brazil
2ndステージ/Round of 16 M52
レシフェ アレナ・ペルナンブーコ/41,242人
コスタリカ 1 (5PK3) 1 ギリシャ
(CRC) RUIZ B.(52分)
(GRE) SOKRATIS(91+分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCコスタリカvsギリシャ

前半
コスタリカのキックオフで試合開始。
序盤の主導権争いは互角にはいって、どちらもある程度狙い通りの立ち上がりで、チャンスは無いが、どちらも相手の隙をうかがっているように思える。
徐々にセットプレーなどからお互いにチャンスを作れるようになるが、ゴールを奪うにはいたらず、両チームとも最後の部分での攻め手を見出せない。
少しずつ、ギリシャがカウンターからチャンスを作るのだが、結局ゴールを奪う事が出来ず前半終了。

リアクションの限界?
両チームとも、どちらかというと守っておいて、相手が攻めてきた所でカウンターでゴールを奪う形を得意としており、コスタリカは、それこそ、イタリアやイングランド、そしてウルグアイの攻撃を跳ね返して、隙をついてゴールを奪って行った。
しかし、ギリシャは受けに回っており、コスタリカが攻めてもギリシャの守備をこじ開ける事が出来ない為に、シュートまでいくことすら出来ていなかった。
ただ、ギリシャにしても、元々守っておいてカウンターですから、コスタリカがリスクを冒す攻めでもしてくれないと、カウンターは機能しない。
つまり両チームとも、相手が攻めてくる事が前提と言うべき部分がある為に、自分たちから相手の守備を崩すというイメージが無いのかもしれない。
この辺が、リアクションサッカーの限界なのかもしれないが、何かどこかで得点が動かないと、試合自体が動きそうにない雰囲気であり、どこかで強引にでも攻める事が大切になってくるだろうが、どちらが先にリスクを冒すのか、その結果は、相手に自分たちのやりたいカウンターをやらせる事になる為に、非常に判断が難しい所だ。

後半
両チームとも交代は無く、ギリシャのキックオフで後半開始。
立ち上がり早々セットプレーからゴール前に放り込んだボールを7番SAMARASがヘディングで合わせるも、シュートはGKが止める。ギリシャがわずかに優勢になってきたかと思われた所で、コスタリカは、左サイドで基点を作り、そこから中に入れたパスを10番RUIZがシュート、これは当り損ねのように威力が無いボールだったが、右隅にとんだボールにGKは一歩も動けず、コスタリカが52分先制。
1点を追うギリシャは、58分、22番SAMARISに代えて9番MITROGLOUを投入する。
66分、コスタリカも、17番TEJEDA Y.に代えて22番CUBERO J.を投入する。
ここで、ギリシャの20番CHOLEVASが突破しようとしたところを、6番DUARTE O.がタックル、これは足に行ってファールでYC、これがこの試合2枚目のYCとなり、6番DUARTE O.は退場、1点をリードしているコスタリカが一人少ない10人で戦う事になる。
68分、ここで、ギリシャは、14番SALPINGIDISに代えて17番GEKASを投入する。
71分には、ギリシャが左サイドからの攻撃で決定機を作るも、GKの好セーブに阻まれる。
一人少ないコスタリカは、時間を稼ぐ意味含めて、77分、16番GAMBOA C.に代えて2番ACOSTA J.を投入する。
ほぼ同タイミングで、ギリシャも、最後の交代として、2番MANIATISに代えて21番KATSOURANISを投入する。
終盤、お互いにゴールを狙い合って、惜しいシーンを作り出すが、GKの好セーブもあってゴールできずにいると、アディショナルタイム、ギリシャは、最後の最後、ゴール前で数的有利が出来上がって17番GEKASが強引にシュート、これはGKが止めるが、弾いたボールを19番SOKRATISが押し込んで、ついに同点に追いつく。
その後もギリシャがチャンスを作るものの、勝ち越しゴールは奪えず、勝敗は延長へ。

延長
ギリシャボールのキックオフで延長開始。
延長戦に入ってからは、完全にギリシャペースで、何度となくコスタリカゴールを脅かすが、コスタリカも一人少ないのを感じさせない集中した守りで、ギリシャにゴールを許さず、前半の終盤には、カウンターから逆にチャンスを作り出す。
後半に入ると、今度はコスタリカがペースを握って、113分には、逆にギリシャがカウンターで完全に人数で勝るが、しかし、シュートまで時間が掛かってGKに止められる。
最後、ギリシャが猛攻を仕掛けて、ゴール前に放り込んでくるが、しかし、コスタリカはGKを中心にDF陣が守り切って、延長も含めた120分でも決着がつかず、決着は、PK戦に委ねられる。

PK戦
PK戦が始まる前に、ギリシャは、SANTOS監督がしつこく抗議をしたことで、退席処分を受ける。
5番BORGES C.(CRC) ○ 正面に思い切り蹴り込む。
9番MITROGLOU(GRE) ○ 左隅に決める。
10番RUIZ B.(CRC) ○ 右に決める。
16番LAZAROS(GRE) ○ 右下隅に決める。
3番GONZALEZ G.(CRC) ○ 正面に決める。
20番CHOLEVAS(GRE) ○ GKに読まれるも早いボールが右に決まる。
9番CAMPBELL J.(CRC) ○ フェイントでGKの逆をついて左下隅に決める。
17番GEKAS(GRE) × 左を狙ったボールはGKが完璧に読んで止める。
4番UMANA M.(CRC) ○ タイミングを外すようなフワッとしたシュートを決める。
コスタリカがPK戦を5-3でギリシャに勝利。

死力を尽くした試合
コスタリカは一人少ない中で戦い抜いた、途中では、逆にチャンスを作り出すこともあったが、惜しくもゴールを奪えず、ほぼ、大多数の時間帯でギリシャに攻め込まれるという展開になっていた。
コスタリカにとってみれば、終盤アディショナルタイムにほぼ勝ちを収めていた状況であり、そこでの失点で勝利を逃してしまった。
そのショックもあったかもしれないが、しかし、そこで諦める事無く、GKのNAVASの好セーブにも助けられるようにギリシャの攻勢を凌ぎ切ってPK戦。そして、こういうPK戦での戦いで良くあるパターンではあるのだが、劣勢だった方が、勝利をおさめる、まさに、凌ぎ切ったコスタリカの勝利。
ただ、GLの最終節でも最後の最後にPKを奪って勝利をもぎ取り、圧倒的に不利な状況から一転してGL突破を果たした、その粘り強さを発揮してのアディショナルタイムでの同点ゴール。
あの瞬間、コスタリカゴール前には、5人から6人が入って行っており、何が何でもゴールを奪いに行っていた。
サッカーがどうこうというのも重要であるが、最後の最後の部分で、泥臭くもゴールを奪いに行く、強引にでもゴールを奪う、その意志と言うのが必要なのかも知れない。
今回の日本代表に足りなかったものは、どうやってでもゴールを奪うという意志だったのかもしれない。
優勝候補とは程遠い所にいるが、結果を出しているギリシャとコスタリカを見ていると、そう感じられてくる。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。