2014年07月02日 [06:58]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC アルゼンチン vs スイス

WC20日目、第1試合。
グループFを3連勝で1位通過ながらも、内容的には3試合ともギリギリの勝利をしてきたアルゼンチン。
グループEでフランス相手に大敗したものの、見事に残り2戦を2勝で2位通過をしてきたスイス。
どちらも優勝できる力をもつ両チームの対決。

2014 FIFA World Cup Brazil
2ndステージ/Round of 16 M55
サンパウロ アレーナ・デ・サンパウロ/63,255人
アルゼンチン 1-0 スイス
(ARG) DI MARIA(118分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じか。
2014WCアルゼンチンvsスイス

前半
アルゼンチンのキックオフで試合開始。
アルゼンチンに対して、ボールが前線に入る所でしっかりとブロックを作って潰すスイスが、アルゼンチンに思い通りのサッカーをさせず、ただ、スイス自身も攻めきる事が出来ない為に、お互いにチャンスらしいチャンスの無い立ち上がりになる。
28分には、スイスに決定的なシーンで、アルゼンチンゴール前で混戦の中、23番SHAQIRIのシュートは、しかし、GK正面、すると、今度はアルゼンチンも同じく混戦の中でのチャンスで、22番LAVEZZIがシュートも、こちらもGK正面。
お互いにチャンスも作れるようになるが、最後の部分で精度を欠きゴールを奪う事が出来ない。
39分には、スイスがカウンターから裏に抜け出した19番DRMICだったが、GKの頭の上を抜くループを狙ったのか、中途半端なキックがGK正面となる。
結局、前半はアディショナルタイムが無く、0-0で折り返す。

どちらも良い前半
前半に関しては、アルゼンチンの方がボールを支配して攻めているように思えて、スイス陣内で勝負しているように思えたが、スイスはそれに対してきっちりと対応していて、逆に、奪ってからの攻撃でアルゼンチンの裏を取ってチャンスを作る事も多く、スイスにしてもアルゼンチンにしても狙い通りと言う展開なのかもしれない。
スイスはとにかく、きっちりとブロックを作って、ゾーンで守っている為に、アルゼンチンはスペースを見出せていないので、個人技で突破を図ろうとする部分もあるが、1対1でもスイスは負けていない。
ただ、スイスも攻撃時には、少し精度を欠いていて、チャンスを活かしきれない。
こうなってくる時に、アルゼンチンは、やはり何だかんだと言って10番MESSIの出来にかかってきそうで、彼がどれだけボールを高い位置で触れるかがアルゼンチンの攻撃の鍵になりそうだ。
対する、スイスは、攻撃時にどこまで人数をかける事が出来るのか、好守の切り替えが早いが、攻め上がりの人数が不足しているので、特に8番INLERや11番BEHRAMIが攻撃参加できるかどうかで得点に影響しそうだ。

後半
両チームとも交代は無く、スイスのキックオフで後半開始。
後半も前半と同じ展開になるが、なかなか両チームとも得点に向けての打開策が見いだせないものの、少しずつアルゼンチンが優勢に試合を進めつつある。
少し劣勢になったスイスが、66分、10番XHAKAに代えて16番FERNANDESを投入する。
74分、アルゼンチンも22番LAVEZZIに代えて18番LAVEZZIを投入する。
スイスが攻撃へと出ても、チャンスが作れなくなってきて、対するアルゼンチンの方が良い形を作るようになって、試合の流れはアルゼンチンペースではあるが、スイス守備陣は集中して良く守り、ゴールをギリギリで許さない。
スイスは、何とか状況の打開の為に82分、19番DRMICに代えて9番SEFEROVICを投入する。
アルゼンチンが優勢だったが、結局決着はつかず、延長戦に勝敗は委ねられる。

延長
両チーム、ここで交代は無く、アルゼンチンのキックオフで延長開始。
延長に入って、スイスが大分持ち直したものの、チャンスを作るにはいたらず、ただ、アルゼンチンも攻めあぐねる展開で、得点の気配が無いような展開になる。
アルゼンチンは、前半終了間際、足を痛めた16番ROJOを23番BASANTAと交代する。
アルゼンチンは更に5番GAGOに代えて6番BIGLIAを投入して、延長後半開始。
アルゼンチンの方が全体として動きが良く、優勢に試合を進め、スイスゴールに迫っており、スイスは耐える展開になってくる。
スイスは、113分、18番MEHMEDIに代えて15番DZEMAILIを投入する。
アルゼンチンが得点を奪うか、スイスが守ってPK戦に行くのかという展開の中で、118分、10番MESSIがドリブルで仕掛けて、DFを5人ひきつけた所で、パスを出すと、それを受けたDI MARIAが決め、アルゼンチンがここで先制。
1点を追うスイスは、セットプレーからDZEMAILIがヘディングシュート、これは完璧に決まったかと思われたが、ポスト直撃で、跳ね返ったボールも自らの足に当てて外に出してしまう。
最後の最後にスイスは、ゴール前でFKのチャンスを得ると、23番SHAQIRIが直接狙うも壁に当って、ここで試合終了、アルゼンチンが延長の末、スイスをくだす。

采配ミスだろうな
結果論ではあるが、采配の差が出たように思える。
アルゼンチンは、交代でリズムが良くなっていった、疲労などでペースダウンしてきている部分を上手く補填しながら戦えたのに対して、スイスは、交代カードを切るごとに折角良くなったバランスを崩していたように思えて仕方が無い。
当たり前だが、監督は自分たちが勝つための采配をしている。
しかし、それぞれが試合から感じて、判断せざるを得ない時に、自分たちの分析から、こうすべきだと思った事が必ずしも正解するとは限らなければ、成功するとも限らない。
それでも、監督は思い切って決断する必要がある。
監督の采配を責める事は簡単ですし、監督にはその采配に対する責任があるわけですから、結果に対して責任を取る必要があり、批判は甘んじて受ける必要もあるだろう。
但し、無分別な結果論だけでの批判は、必ずしも益にならず、なぜそう判断したのか、その上で、その判断は果たして妥当だったのか、そういう段階のプロセスが必要だろう。
今回のスイスのHITZFELD監督の采配、結果としては失敗に終わったのだが、しかし、チームをベスト16に導き、この試合も、アルゼンチン相手に互角に戦えたのも、また監督の手腕によるところだろう。
残念な結果には終わったが、スイスの躍進は、日本にとっても考える事が多いだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。