2014年07月03日 [04:28]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC ベルギー vs アメリカ

WC20日目、第2試合。
グループHを1点差と苦戦しながらも3戦全勝で突破を果たしたベルギー。
強豪の多かったグループGの中で1勝1分1敗、最終的にドイツに敗れたものの得失点差で2位追加をはたしたアメリカ。
ここまでの戦い方を見ていると、実力伯仲の両チームの対決がベスト16最後の試合。

2014 FIFA World Cup Brazil
2ndステージ/Round of 16 M56
サルヴァドール アレーナ・フォンチ・ノヴァ/51,227人
ベルギー 2-1 アメリカ
(BEL) DE BRUYNE(93分)、LUKAKU(105分)
(USA) GREEN(107分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンは、こんな感じ。
2014WCベルギーvsアメリカ

前半
アメリカのキックオフで試合開始。
立ち上がりはアメリカの方が良い形で入って、ベルギーの方が受けに回った感じがあるものの、ベルギーの守りを崩すことは出来ず、徐々にベルギーがボールを前線に運べるようになるが、こちらもアメリカの守備を崩せないという展開になっていく。
21分、アメリカは4番BRADLEYがドリブルで仕掛けていって、最後はDFに引っかかってこぼれたボールを8番DEMPSEYがシュートに行くが、これはGKが止める。
ベルギーも23分、カウンターからチャンスを作り、7番DE BRUYNEがシュートまで行くが、これは枠を外す。
30分、ボールを追っていた23番JOHNSONが筋を伸ばしたようになって、プレー続行は不可能なようで、32分、アメリカは代わりに2番YEDLINを投入する。
両チームともチャンスはあるが、ゴールを奪えず前半終了。

予想外の展開
正直、ベルギーが攻めてアメリカが守ってカウンターと言う展開を予想していたのですが、始まってみれば、攻めたのはアメリカだった。
必ずしもポゼッションで上回っていたという訳でもなく、攻めの際には早い攻めをしていたのですが、しかし、全体として圧していたのはアメリカで、受けていたのがベルギーと言う展開になった。
この辺、個人的には予想外ではあったものの、それが非常に面白い試合展開になって、アメリカは数人で攻めてゴールを奪ってきているだけに、優勢に試合を進めるとベルギーの守備は危ない場面を何度かあった。
それでも、この辺は流石ベルギーだと思うのだが、慌てる事無くボールを繋ぐときとはゆっくりと繋ぐことで、一方的な展開を作る事は無かった。
前半は、どちらかと言うとアメリカが意表を突く形で主導権を握ったと言えるが、しかし、ベルギーがそれを冷静に受け流したという風にも見え、何よりもゴールへと迫ってシュートまでいっているのはベルギーの方でしたからね。
両チームとも後半に強いだけに、この後の後半の展開がどうなるのか、ベルギーが一気に出て行くのか、アメリカが前半のまま攻めるのか、この辺は、この後の戦い方が非常に興味深い。

後半
両チームとも前半終了から交代は無く、ベルギーのキックオフで後半開始。
後半開始早々、ベルギーは右サイドからのクロスに14番MERTENSがヘディングシュート、これはフワッとGKの頭の上を越えようとするが、何とか指先ではじき出す。
後半に入ると一気にベルギーペースの試合展開で、サイドからの攻撃でアメリカのゴールに迫っていく。
圧しているベルギーが14番MERTENSに代えて11番MIRALLASを60分に投入する。
ベルギーが優勢に試合を進めて、アメリカを攻め続けるが、序盤に2度あった決定的なシーン以降は、なかなか決定機を作り出すことが出来ない。
劣勢のアメリカは、72分、19番ZUSIに代えて18番WONDOLOWSKIを投入する。
再びベルギーがアメリカゴールに襲い掛かり出し、惜しいシーンが出るが、GKのHOWARDがギリギリのビックセーブを見せ続けて、ゴールを許さず。
終盤にかけてのベルギーの猛攻は、GKのHOWARDがビックセーブを連発して止め続け、結局、ゴールを奪う事は出来ずに、スコアレスのまま延長戦へと突入。

延長
ベルギーは17番ORIGIに代えて9番LUKAKUを投入、アメリカはそのままで、アメリカのキックオフで延長開始。
延長開始早々93分、右サイドで9番LUKAKUが上手くDFと入れ替わってパスを受け突破、そこから中にパスを入れると7番DE BRUYNEが上手くDFをかわしてシュートを決め、ベルギーが先制。
アメリカも攻勢を仕掛けるが、しかし、延長前半終了間際、左サイドでボールを受けた7番DE BRUYNEが一旦キープして基点となると、そこからのパスをDFの前に上手く入った9番LUKAKUがシュートを決めてベルギーが2点目を奪う。
アメリカは、延長前半アディショナルタイムに、11番BEDOYAに代えて16番GREENを投入する。
アメリカも延長後半、代わって入ったばかりの16番GREENがオフサイドギリギリで抜け出した所で4番からの絶妙なパス、この後ろからの入ってきたボールをダイレクトボレーで合わせてゴール、アメリカが107分1点を返す。
延長後半、立て続けにアメリカがチャンスを作り、アメリカの方が勢いが出てきている所で、ベルギーは111分、10番E.HAZARDに代えて22番CHADLIを投入する。
アメリカがベルギーゴールを脅かして、ギリギリのところでベルギーは跳ね返すという状況になるが、アメリカは最後の部分でのプレー精度を欠いてゴールを決める事が出来ず、展開的にはアメリカが同点ゴールを奪ってPK戦になりそうな雰囲気をベルギーが耐え抜いて、試合終了、ベルギーが逃げ切った。

アメリカを見せた試合
この試合に関しては、勝ったベルギーよりも負けたアメリカの方が、そのサッカーにおいて凄さを感じさせた。
特に後半に入ってから、完全にベルギーペースで、気が付けば1試合で30本以上のシュートがアメリカゴールに襲い掛かった。
ただ、GKのHOWARDが好セーブを連発、それに引っ張られるように守備陣がベルギーの攻撃を耐え抜いて、延長へと進んだ。
しかし、延長前半で耐え切れず2点を奪われてしまったが、延長後半は、完全にアメリカペース。ベルギーの選手全体が足が止まってきている中で、アメリカの方が動きが良く、後少しの所までベルギーを追い込んだ。
最後の部分で、本当に微妙に合わなかったり、シュートが枠を外したりと精度を欠いてしまってゴールを奪えなかったが、後一歩でアメリカがベルギーを倒せる所までいっていた。
もし、これがアメリカの狙い通りだとしたら、最後に届かなかったものの、惜しいゲームだったと言えるだろう。
そして、そのアメリカを倒した、特に延長で投入されて、試合を決定づける働きをした9番LUKAKUがベルギーにとっては、エース復活となったかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。