2014年07月06日 [11:17]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ブラジル2014 

2014WC アルゼンチン vs ベルギー

WC24日目、第1試合。
ベスト8の初日は南米vs南米、欧州vs欧州であれば、本日は南米vs欧州。
今大会の優勝候補であり、最優秀選手候補であるMESSIの活躍で好調のアルゼンチン。
WCの南米大会では、欧州勢は南米勢に優勝をもっていかれているが、それを覆せるかベルギー。
両チームともに優勝を狙えるだけに面白い一戦。

2014 FIFA World Cup Brazil
2ndステージ/Quarter-finals M60
ブラジリア ナシオナル/68,551人
アルゼンチン 1-0 ベルギー
(ARG) HIGUAIN(8分)
Match Report[PDF]
両チームのスタメンはこんな感じ。
2014WCアルゼンチンvsベルギー

前半
ベルギーのキックオフで試合開始。
立ち上がり早々8分、MESSIが中央でキープしてから右サイドへと展開、DI MARIAから外を上がってきたZABALETAへのスルーパスがDFに当って中にこぼれると、そのボールをダイレクトでHIGUAINがゴールに蹴り込みアルゼンチンが先制。
序盤はアルゼンチンがゴールを奪った後は、今度はベルギーペースで、アルゼンチン陣内で戦いだすと、アルゼンチンはカウンターを狙って行く、30分、カウンターで抜け出したDI MARIAが切り返してDFをかわしてシュートに行くが、ここはDFがブロック。
このプレーでどうやら足を痛めたらしいDI MARIAが一旦ピッチに戻るも、プレー続行は不可能という事で、33分、8番PEREZを投入する。
試合の展開が早くなって、両チームともチャンスを作り出すが、守備陣が対応するのと、最後の部分での精度を欠いている事もあって、ゴールを奪う事は出来ず、前半はアルゼンチンが1点リードで前半を折り返す。

内容的にはベルギー、結果はアルゼンチン
ベルギーにとっては、若干不運と言うべきプレーで、カットしたボールがゴール前のHIGUAINへの絶妙なパスになってしまい、その結果、アルゼンチンに先制点を許してしまった。
ただ、それ以降の試合の内容的には、ベルギーが優勢で、サイドを広く使った攻めで、アルゼンチンの両サイドを押し込んで、そこからのクロスなどもあり、惜しいシーンもあった。
それでもアルゼンチンは中央が強く、決定的なシーンはほとんど与えず、ベルギーには得点チャンスはあっても、ゴールを奪うにはいたらなかった。
とはいえ、アルゼンチンも、MESSIが攻撃特化の分、攻守のバランスを取ってフォローしている中盤の要でもあるDI MARIAが足を負傷して途中交代。
接触プレーと言うよりも、自分のプレーで体がついてこずにという雰囲気でしたから、アルゼンチンにとっては既にAGUELOが負傷離脱しており、二人目となると痛い負傷交代となってしまった。
前半の出来から考えれば、どこかでベルギーにも得点の可能性が十分にある。アルゼンチンとしては、何とか追加点を取って安全圏に逃げ切りたい所だが、実力的にも、まだまだどちらが勝ってもおかしくない展開になりそうだ。

後半
両チームとも、前半の最後から交代は無く、アルゼンチンのキックオフで後半開始。
お互いに後半は慎重に入っているのか、少し展開がゆっくりで、なかなかバイタルで仕掛けて行けず、試合は膠着してくる。
そこで、ベルギーは、60分、17番ORIGIに代えて9番LUKAKU、11番MIRALLASに代えて14番MERTENSを一気に投入する。
ベルギーが試合の主導権を握ってきた中で、アルゼンチンは、71分、22番LAVEZZIに代えて18番PALACIOを投入する。
ベルギーが試合を優勢に進めて、アルゼンチン陣内で戦うものの、なかなかゴール前にボールが入らない。
ベルギーは75分、最後の交代で10番E.HAZARDに代えて22番CHADLIを投入する。
時間をかけたいアルゼンチンは、逃げ切りを考えて、81分、9番HIGUAINに代えて5番GAGOを投入する。
アルゼンチンは、完全に時間を稼ぐプレーへと移行して、無理に人数をかけて攻めず、ベルギーも徐々にゴール前に放り込んでいき出すが、しかし、アルゼンチンのCBは強くなかなかボールがおさまらない。
ベルギーが急ぐものの、なかなかアルゼンチンのゴール前は崩せず、逆にアディショナルタイムにはアルゼンチンかカウンターで、MESSIが抜け出してGKと1対1になる決定的なシーンが生まれるが、ここは、GKが素早く飛び出してセーブ。
ベルギーもLUKAKUがスルーパスに抜け出してチャンスになるが、この折り返しはシュートできず、跳ね返されたボールをWITSELがミドルシュートで狙うも大きく枠を外す。
結局、そのまま試合終了、アルゼンチンが逃げ切る。

アルゼンチンが逃げ切る
後半立ち上がりは、どちらも動きが悪かったのだが、2枚同時交代して、前線に人数をかけたベルギーの攻撃によって、前半同様ベルギーペースの試合になった。
ただ、サイドを攻めていっても、ゴール前では、アルゼンチンの184cmの15番DEMICHELISと190cmの2番GARAYの前には、いかにLUKAKUが身長で上回っていてもボールがおさまらない。
結果として、エリアの回りから何とか崩す方法を模索しながら、結局崩しきれずに終わったという所だろう。
最後にはとにかくゴール前に放り込んできていたものの、先のアルゼンチンのCBのコンビには突破をする事が出来なかった。
そして、それ以上に、6番のBIGLIAと14番のMASCHERANOの存在感が大きかった。
彼らが中盤の底に蓋をしている事によって、ベルギーは中央からの崩しが出来ず、サイドからのみとなって、クロスを跳ね返される結果になり、しかも、跳ね返されたボールは、そのほとんどを彼らに収められてしまった。
アルゼンチンのサッカーはとにかくMESSIをどう活用するかの一点に絞られている(ここ2大会は完全にその趣旨のチーム作りとなっている)。
その為に、ほぼMESSIは守備を免除される部分があり、その結果、その負担が他のメンバーに掛かっているが、何よりもMASCHERANOがいる事によって、成り立っているとも言えるだろう。
中盤での守備から、ボールをおさめて展開する能力、攻守のバランス感覚など、ベルギーに限らず、おそらく対戦相手にとって、MESSI以上に脅威となる選手と言えるだろう。
日本に足りないものは数あれど、もしかしたら、今大会においては、MASCHERANOのような存在が不在だった事が最も大きかったのかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。