2014年07月12日 [19:51]   世界のFOOTBALL | スポーツ | 世界サッカー 

WCによる技術革新

WC開幕から30日目、3位決定戦を翌日に控え・・・って、これを書いている時には、既に半日を切っている訳ですが、今回のWCも残り2試合。
早くもお祭り後の寂しさを感じるが、今大会がサッカー界に残したものも大きい。
今大会、新しい試みとして、ゴール判定システムの導入がなされた。
ゴールかどうかが、主審の腕時計に知らされる事で、これまでの入ったか入っていなかったかの誤審が無くなった事は一つの革新的な話だろう。
これまでも、何度となく繰り返されてきて、U-20WCやU-17WCなどでは実験的に色々なシステムが試されてきたが、今大会で一つの形としてなったのが、ゴールの枠にカメラを設置して、あらゆる角度からの検証をコンピュータで瞬時に行う事によるものである。
これによって、入っていないものは入っていない、入ったものは入ったとして、例えば、最初にこの威力を感じたのは、フランスとホンジュラス戦ですかね。
フランスの2点目、OGではありましたが、あれ、今までだと、もしかしたらゴールと判断できなかったかもしれません。
しかし、今回はシステムがゴールを知らせる事で、間違いなくゴールだという判定が出来た。
誤審と言うのは、結局、サッカーにおいて人間が審判をする以上絶対になくならないものだと思える。
実際に、日本人の西村主審のPKの判定は物議をかもし、結果として、彼はその後、第4審にはなれたが、笛を吹くことは無かった。
正直、微妙な判定ではあったが、角度次第では明らかにファールでもありましたしね。
また、今大会では、オフサイドの判断が拙かった部分もありました。この辺は、TV映像では、VTRで流れて、実際にオフサイドかどうかが視聴者に分かり易かったというのも、誤審だという事になった要因なのかもしれませんね。
ただ、ゴールシステムが成功した事で、じゃあ、オフサイドやサイドを割ったかどうかの判定もシステム的にやれば良いという意見が出てくるかもしれません。
実際、おそらく可能なんじゃないかと思います。同じ仕組みを拡張する事で。ま、そう単純でもないでしょうけどね。
しかし、そうなってくると、個人的には違和感と言うか、やはり反対かなと言う気がします。
そこまでくると、サッカーじゃない気がしてきますからね。
例えば、システム的にやる事が悪いという気はない。最たる例は、フェンシングなどは完全に機械的な判定になっていますからね。じゃ、それは、剣道などよりスポーツらしくないかと言えば、そんな事は無いだろう。
但し、サッカーにおいては、人が人として判断して、そこにミスがあったり、逆に素晴らしいジャッジをしたりと言う事があって、初めてサッカーたりえるんじゃないかと思える。
厳密にファールを取るだけでなく、流す事の重要性だったり、誤審があったからこその白熱した好ゲームだったりというのも間違いなくあるだろう。
確かに、ゴールの有無を判定するシステムが導入された事は意義がありましたし、今大会では、それによって、少なくともゴールの誤審は無かった訳です。
それはそれで一つのメリットととらえると同時に、サッカーであるからこその審判との良い意味での駆け引きも踏まえて、何でもかんでもシステム化と言うのには反対ですかね。

因みに、今大会導入されたものの、ゴール判定システムは、やはり金がかかるのか、各国リーグですぐ導入とはいかないようですね。
ただ、以前から南米では使用されていたらしい、主審が使っていたスプレー、あれは、Jリーグでも、再開後試すとか何とか言う話があるように、各リーグで取り入れる動きはあるようですね。
実際に、セットプレーの時に、主審がボールの下に歩く際に、少しずつ壁が前に出るとか、良くあるシーンでしたが、それが出来なくなりますからね。
ま、先に書いたような駆け引きと言う部分では、マイナスかもしれませんが、今大会ではFKなどから直接ゴールがほとんどなかったものの、今後、距離を保つことで、FKの価値が上がっていけば、日本としても嬉しい限りですからね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。