2014年07月28日 [22:05]   サンフレッチェ広島 | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第17節 広島 vs 甲府

折り返しとなるJ1第17節。
前節は柏との激しい得点の奪い合いの結果勝利をして、5位に順位を上げた広島。
開幕直後の2試合は1分1敗、結果を出しきれず16位まで順位を下げた甲府。
広島は優勝の為、甲府は残留の為にも勝たないといけない試合。

Jリーグ2014 Division1 第17節
エディオンスタジアム広島/15,101人
広島 1-1 甲府
(広島) 柴崎晃誠(85分)
(甲府) クリスティアーノ(21分)
ホーム広島のスタメンは、1 林卓人、2 ファン・ソッコ、33 塩谷司、4 水本裕貴、18 柏好文、30 柴崎晃誠、8 森崎和幸、16 山岸智、9 石原直樹、10 高萩洋次郎、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
アウェー甲府のスタメンは、1 荻晃太、26 青山直晃、4 山本英臣、6 佐々木翔、23 稲垣祥、8 新井涼平、5 マルキーニョス・パラナ、27 阿部翔平、29 水野晃樹、7 石原克哉、10 クリスティアーノの3-4-2-1。

広島追いついてドロー
どちらかと言うと広島が攻める時間が多いが、甲府も広島の隙をうかがっていくと、21分、高い位置でボールを奪って、素早く縦に入れた所で、石原克に対してマークがつきに行くと、クリスティアーノが裏へと抜け出して、そこへのスルーパスを受けてゴール、甲府が先制点を奪う。
失点を許した広島が、更に攻撃に圧力を高めると、25分には、パスを繋いで最後は山岸智のシュートまで行くが、これは僅かに枠を外す。
ただ、広島が前掛かっていくのに合わせて、甲府が裏を狙って決定機を作り出すなど、流れは甲府の流れになる、33分、右サイドからのクロスに対して、石原克が足の裏から飛び込んで、林への危険なタックルとしてRCで一発退場。
一人少なくなった甲府は、全体として守備位置を下げる事で、ゴール前を固めに入って、広島がより押し込む展開になるが、ゴール前を固めた甲府の守備を崩すことが出来ない。
何度となく広島が決定機を作り出し、惜しいシーンを作るのだが、最後のところでGK荻の好セーブもあり、ゴールが遠い。
このまま、ゴールを奪えそうで奪えないまま終わるかとも思われたが、85分、ミキッチの右サイドへと展開してから、クロスを皆川佑が頭で落として素早く反応した柴崎晃がゴールに押し込み、ついに同点に追いつく。
更に攻撃の圧力を増す広島ではあるが、しかし、甲府も逆転は許さず、引き分けで試合終了。

一人少ない甲府が耐えきる
序盤良いイメージがあったのは、甲府だったのではないだろうか。
確かに、どちらかと言うと広島の方がボールをもって攻めているようにも思えたが、しかし、甲府の高い位置からのプレッシングがはまって、奪ってからの早い攻めで広島ゴールに迫っており、決定機と言う意味合いでは甲府の方が多かったようにも思える。
甲府にとってみれば、良い試合内容のタイミングで先制点を、狙い通りの形でゴールという事で結果を出した。
このまま、甲府ペースで試合を進められるかと思われたが、前線で上手くDFの間のスペースに入って攻撃を引っ張っていた石原克が退場で1人少なくなると、甲府は、全体的に下がって、クリスティアーノだけを残したが、ほとんど、その後は攻める事は出来なかった。
とはいえ、甲府は割り切って全体が下がった事でゴール前で壁を作って広島にスペースを与えず守り切れるかとも思われたが、広島の圧力、特に右サイドからの圧力に屈した形で同点ゴールを許した。
圧倒的に攻めていた広島にとってみれば、一人少ない相手に1点しか取れず引き分けてしまったのだが、同時に甲府にとっても、逃げ切れそうだった試合を追いつかれてしまったとも言える。

繋ぐリスク
広島のサッカーの特徴は最終ライン、それこそ、GKからボールを繋ぐ事をしていく。
しかし、ボールを繋ぐという事は、それだけ、相手が高い位置からボールを奪いに行く事が出来る事でもある。必ずしも蹴っていけば良いとは言わないが、しかし、繋ぐことにリスクもあるのも事実である。
結果として、先制点を許したシーンは、繋いでいく為に全体が動き出した所でショートカウンターを喰らう形になった。
高い位置からボールを奪いに行く事で、守る方にもリスクがあるので、一長一短ではあるものの、ここ数試合の広島は繋ぐことへの意識から、かえってスピード感を失って、かえって相手に奪われる可能性を高めてしまっているように思える。
それよりも、後半相手が下がったおかげで、中盤でボールを回せるようになってからのボールに対して、大きくサイドを変更するなど、特に右サイドのミキッチの仕掛けてチャンスを作れていた。
広島のやり方は一つのブームを生んだ分だけ、相手に研究されて対応されてきているのも事実である、ただ、ここから先、それをやり切る為に、どう攻めるのか、今の世界的な主流もそうですが、ボールを繋ぐだけでなく、早い展開を含めて、柔軟性が必要になってくるだろう。

攻めなければ攻められる
サッカーは攻守が分かれているスポーツではなく、攻めている時にも守り、守っている時も攻めを意識する必要がある。
ただ、それは同時に相手にそれを意識させる事で、攻守両面で自分たちのやりたいように出来るという意味でもある。
この試合の甲府は、先制点の後の退場で1人少なくなった。あの退場に関しては、明らかに一発退場の判定になるだろうファールですし、あまりにも危険なプレーでしたから、当たり前の判定ではあるが、その結果一人減った甲府は割り切った守りに入った。
それはそれで間違いだとも思わないが、しかし、あまりにも守り一辺倒になり過ぎて、広島に守備の意識をさせる事が出来ず、全体的に圧力をかけられてしまって、圧倒されてしまったという所だろう。
クリスティアーノを残していたが、その部分に繋げない為に、カウンターも仕掛けられない。
結局、広島に守備の意識をさせる事が出来なかった事で、圧倒されてしまってゴールを奪われた。
1点だけですんだので、それを良しとすべきなのかもしれないが、しかし、攻めなければ攻められるという点で、結局ゴールを守るためには、ある程度の攻撃も必要だという事だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。