2014年08月02日 [16:16]   るろうに剣心 | 映画 | 実写映画感想 

るろうに剣心 京都大火編を観てきました

さて、「るろうに剣心 京都大火編」を観てきました。

いつも通りのネタバレもありますので、この後はご注意を。
前作と同じく、るろうに剣心というよりも、るろうに剣心という名の別物を考えれば面白かった。
前作に引き続き、キャスティングには正直問題が多いというか、るろ剣の設定をもう少し考えているのかと思えるキャスティングは多い、身長などの体格や、何よりも利き手とかね。
でも、そのキャスティングでも、前回の刃衛役の吉川晃司がはまり役だったように、今回の志々雄の藤原竜也は思った以上にはまっていた。キャスティングを観たときは、はっきりと合わないだろうなぁ、失敗だなぁと思ったのですが、藤原竜也の狂気の演技は流石ですし、何よりも、明治のシーンでは包帯の影響で、姿というのは正直誰がやってもあまり変わりはないとはいえ、幕末シーンでの志々雄の姿は、原作でもチラッとした出ていないが、作者の和月があまり考えずに、当時のはまっていたサムスピから牙神幻十郎を元に描いたというデザインに近い雰囲気を醸し出していましたね。
他のキャスティングは悪いが、前回同様、本当に敵役を選ぶセンスはあるという事なんでしょうかね。

ところで、今回の劇場版、キネマ版を読んでいないので正確には知らないのだが、新京都編とも原作とも異なっている話の内容になっている。
時間の都合で十本刀は出ないかと思ったが、流れは違うが全員登場させましたね。あぁ、張も良い味出ていましたが、出来れば、牢屋のシーンで左之と絡ませて欲しかったですね。
神社のシーンでも怒髪天のネタとか、どうにも笑いの部分は極力省いている感じで、尖閣も出てきませんでしたしね。
後は、蒼紫を無理矢理出す為に、ストーリー上に無理を強いている気がしましたね。確かに、京都編に御庭番衆の存在は重要な位置を占めているし、操が小田原にいる理由とかの為にも必要だが、どうせストーリーは原作とは異なるんですから、別に蒼紫を出す必要も無かったと思うんですよね。何か、無駄に翁がやられただけな気もする。
そういえば、翁も良い味が出ていましたね。
また、本来なら御庭番衆は重要な位置を占めるが、今回の作品で京都大火に対して、剣心や齋藤も京都市内で対処しているのですから、意味合いは薄くなりましたしね、しかも、本来は薫と別れた後のヒロインとして登場させている筈の操に関しても、京都で早々に薫と合流している上に、途中でもあまり絡みが無いので、居ても居なくてもどちらでも良い。。バッサリカットしても、それはそれで何とかなったんじゃとも思わないでも無い。
操と言えば、彼女新月村で懐剣を使おうとしていたが、操は刀ではなく、苦無オンリーだろ? 貫殺飛苦無はどうした?

先に書いたようにストーリーが変化しているので、原作のイメージを持てば、キャスティングも含めて気に喰わなくなるのだが、しかし、全くの別物と考えると、面白いんですよね。
1対1のシーンでの殺陣は、正直、原作の迫力は全くないんだよなぁ、前回の刃衛戦の方がまだ良かったのだが、抜刀術がどう観ても相手に当てようとしていないので、宗次郎との対決は面白味に欠けたのと、張戦もあまり迫力が無かったんだよなぁ。ワイヤーアクションがかえっておかしな動きになるのは、前回の牙突同様だったなぁ。
但し、1対1は出来が悪いが、多人数戦は面白い。動きが多いのと、相手の動きや鞘、柱なども含めて色々と利用した戦いは本当に多人数戦の迫力があって良いんだよなぁ。
新月村の集団戦と京都での集団戦だけでも、見応えはある作品だよね。

さて、何度も書くようですが、るろ剣の名を冠した別物だとしたら、楽しめるのですが、それでも、少し気になる点が。
一つは、志々雄を殺そうとしたシーンですが、本来は眉間に一撃を喰らって昏倒した所を燃やした筈ですが、その燃やす前にあれだけ刺されていれば、焼く焼かない以前に致命傷じゃねぇのか? いや、そもそも普通に首切るなり、心臓刺すなり出来たんじゃないか?
にもかかわらず生きているなどあり得ないのだが?
話として仕方が無いとはいえ、どうにも、この辺はもう少しストーリーとして考えるべきではないか?
そして、二点目、煉獄での出航シーン、あれどこだ?
京都の海は北にあるものの、話の流れであれば、場所は大阪湾であるべきだろう。
で、大阪湾にあんな場所があるか? いや、そもそも馬でそんなに時間が掛からず移動した所では、あんな場所は無いだろう。
もう少し南や逆に兵庫側に移動すれば、もしかしたらあるかもしれないが、そうなると、志々雄のアジトは元々そんな場所にあったのか? 比叡山と言う設定は無くしたのだとしても、煉獄の出航シーンに関しては無しだなぁ。
もしかして、あれ琵琶湖だったり? これから淀川を下るとか? 無理がある気がするけどねぇ。

最後に、剣心を抱えていた、キャスティング上は謎の男と言うのは、やはり、比古清十郎か?
先にキャスティングの話をしていたが、もし比古清十郎だとしたら、福山では線が細いと思うんだけどなぁ。ま、美男の設定ではあるが、例えば、小川直也とか武蔵のような重量級の格闘家をキャスティングするのが良いように思うんですけどね。
そうなると美男ではないが。
キネマ版では、確か、剣心は奥義を既に修めていた筈で、だからこそ、今回も赤空は探したが、比古は探さなかった筈。
では、何の為に出てきたんでしょうかね。
って、ここまで書いていて全く違ったら大笑いですが・・・

とにかく、るろうに剣心の原作だったりをイメージしてみるべき作品ではないが、単独の別の話としてならば、集団戦のチャンバラが面白い作品だと思いますね。
とはいえ、無理が祟ったストーリー展開でもあるので、次の伝説の最期編でどう決着をつけるのか、特に出してしまった十本刀や蒼紫などをどう処理するのか、特に蒼紫とは因縁が無い状況で、戦いに付き合う必要もないのですから、この辺の決着をどうつけるかで、映画全体の評価が変わるかもしれませんね。
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Re Comments.

『同感』 
同感です!
あの海は何処の海なのか、そして薫が意識を取り戻したあと不自然にさまよった海もどこなのか、大平洋側なら、おにわばんの家からそんなに近くないはず。でもどこの海かどこにも書いてないですね、、、
2014/09/15(Mon) 00:42:48 | URL | コニカ #W32wsheY[ Edit.]
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。