2014年08月17日 [19:36]   少年サッカー | スポーツ | 日本サッカー 

第38回全日本少年サッカー大会 C大阪 vs 柏

小学生世代の全国大会である全日本少年サッカー大会。
第35回大会から8人制に変わった大会は、今年で4回目、そして、来年度からは夏開催から冬開催に変わる為に、最後の夏の大会になる。
決勝は、C大阪と柏の下部チーム対決。

第38回全日本少年サッカー大会
[103]決勝 愛鷹広域公園多目的/1,821人
C大阪 1(2PK1)1 柏
(C大阪) 吉田有志(29分)
(柏) 中島舜(28分)
大阪府代表C大阪U-22のスタメンは、1上林豪、5 坪井大和、9 林眞稔、6 黄世帆、7 阪井暖、8 川上航立、23 吉田有志、10 松田龍治の2-3-2。
千葉県代表柏U-22のスタメンは、1 佐々木雅士、15 沖原章仁、4 前田大地、5 石川善仁、14 馬目世太、13 田村蒼生、10 仙石大弥、11 中島舜の3-1-2-1。

白熱の好ゲーム
立ち上がり柏が良い形でボールを回して、決定機を作り出し、惜しいシーンを作り出していく。
何度となくC大阪ゴールに迫るものの、しかし、シュートの精度や威力を欠き、GKの好セーブもあってゴールを奪えない。
前半はC大阪にも決定機はあったが、完全に柏ペースだったが、後半に入ると、五分に近い展開になってきて、C大阪にもチャンスが増えてくる中で、28分、左サイドでボールを奪った中島舜がそのまま中に切れ込んで角度が無い所から思い切ったシュートを決めて柏が先制。
しかし、すぐ後、C大阪は、左サイドから大きく右サイドへと展開すると、黄世帆が中に切れ込んで左足でスルーパス、それに反応した吉田有がゴールに蹴り込み、1分でC大阪が追いつく。
その後も、お互いに決定機があるが、しかし、ゴールを奪えず、勝負は延長戦へ。

延長になって、5分ハーフの中でも両チームとも決定機を作り出していき、終了間際の延長後半アディショナルタイムに、柏がゴール正面の良い位置でFKを得ると、これを直接狙ったが、シュートは枠を大きく外しゴールならず、勝敗はPK戦へ。

PK戦
田村蒼生(柏) × 左を狙ったボールはGKが完璧に読んで止める。
川上航立(C大阪) ○ GKの反対をついてゴール。
前田大地(柏) ○ 左下隅に決める。
松田龍治(C大阪) ○ 左隅に決める。
中島舜(柏) × 左を狙うもGKが完璧に止める。

レベルの高い試合
小学生の大会ではあるが、正直、小学生の大会に思えない位、技術力の高い大会になってきている。
実際に、日本人の小学生が、バルセロナやR.マドリードの下部組織にスカウトされている訳ですが、それが特別なのではなく、この試合で、そういうレベルにある選手が増えていると言えるだろう。
8人制になった事で、ボールを多く触る事になったのに加えて、ピッチが若干狭くなった事で、展開が早くなった。
その部分で、多少ですが、感覚としてフットサルに近いものになってきたようにも思える。
その為もあるだろうが、個々の技術力が発揮する場面が出てきており、だからこそ、それぞれの選手が個人技を磨くことが出来ている。
一昔前の蹴り合いのようなサッカーではなく、お互いに繋いで、1対1では積極的に仕掛けてなど、体がまだまだ出来ていないが、しかし、そのサッカーはJリーグの試合と比べても遜色は無かった。
こういう下から育っていって、彼らが、順調に成長してくれれば、まだまだ日本サッカーが世界で戦っていく事が出来るだろう。

新しい世代
今の12歳以下にとって、実際には、次のリオ五輪世代以下にしてみれば、サッカーは既にメジャースポーツであり、既にJリーグがあった世代。
その辺から新世代と言われて久しいが、今大会の12歳の少年たちは、6年後の東京五輪には流石に年齢的にまだまだ、上の世代にメンバーを奪われる事になるだろう。
但し、その4年後の五輪では、主力となってくる上に、更にその2年後、2026年、2030年のWCで中心になっていく世代だろう。
そして、これは重要な所なのだが、2026年、2030年のWCは、2050年のWC優勝を狙う為に重要な分岐点となる。
何故なら、2026年前後に生まれた世代が、その2050年WC優勝を目指すメンバーになってくるわけで、つまり、この辺りから、優勝を狙えるようになっていく必要がある。
この試合に見せた彼らのプレーで言えば、このまま成長して行けば、本当に期待したい。

冬への移行
今大会を最後に夏から冬へと大会を移行する。
確かに学生にとって、長期休暇にあたる夏休みに大会を開催する事が、学校としてもありがたい話ではあろう。
ただ、別に小学生に限った事ではなく、中学生、高校生といった、体が成長過程にあり、まだまだ、未成熟な世代においては、夏の過酷な環境での身体の酷使はプラスにならない。
多少なりとものストレスを与えることで、成長に寄与する部分はあるものの、流石に夏場の30度を優に超える環境の中で、しかも、体の出来ているプロでさえ、多少涼しくなる夜に、それでも週一回くらいにしている中で、真昼に5連戦や6連戦と言うのは、試合時間を短くした所で負担が大きい。
その意味でも、冬へと移行する事は大賛成である。
また、その結果、彼らの世代が、1年近くかけてチームを作る事も出来るし、大会後すぐに13歳以下の世代へと移行する事も可能になる為に、プレー期間に間が空かず、非常にプラスになる。
非常に良い事ではあるのだが、何故今まで動かなかったのかな?
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。