2014年08月25日 [21:10]   名古屋グランパス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第21節 名古屋 vs 柏

J1第21節。
7試合勝ち無しで、順位を落としていた名古屋だが、前節、中断明け好調のG大阪の連勝を止める勝利で降格圏から脱出して14位。
中断明け直後は調子が良くなかったが8月に入って2勝1分と調子を上げてきて、6位につける柏。
名古屋としては、前節の勝利をどう活かすか、柏は好調を維持できるか。

Jリーグ2014 Division1 第21節
豊田スタジアム/15,124人
名古屋 1-1 柏
(名古屋) 田中マルクス闘莉王(25分)
(柏) 太田徹郎(84分)
ホーム名古屋のスタメンは、1 楢崎正剛、19 矢野貴章、3 牟田雄祐、4 田中マルクス闘莉王、15 本多勇喜、28 田口泰士、8 ダニルソン、32 川又堅碁、33 レアンドロ・ドミンゲス、18 永井謙佑、16 ケネディの4-2-3-1。
アウェー柏のスタメンは、21 菅野孝憲、4 鈴木大輔、5 増嶋竜也、24 エドゥアルド、2 藤田優人、25 小林祐介、7 大谷秀和、22 橋本和、13 高山薫、9 工藤壮人、11 レアンドロの3-4-2-1。

名古屋勝てず
試合開始から、どちらかと言うと柏がボールを支配して、名古屋は守ってからのカウンターを仕掛けていく。
ただ、序盤の柏の攻撃を跳ね返した名古屋が徐々に試合の主導権を握って、18分には、DFがカットし切れずこぼれたボールを拾った永井謙がドリブルでGKをもかわしてシュートまでいったが、エデゥアルドがギリギリでクリア、こぼれ球を拾った永井謙がゴール前のケネディにパスを出して、ケネディがシュートに行くが体勢が悪く枠を外す。
名古屋が流れを掴んでいる中で24分、レアンドロ・ドミンゲスが後ろからのファールを受けてFKを得ると、中央で闘莉王が競り勝ってのヘディングシュート、これはバー直撃だったが、跳ね返ったボールを、再び闘莉王が自ら頭で押し込み、25分、名古屋が先制する。
その後も、名古屋が試合の主導権を握っていたが、後半に入ると、徐々に柏が押し込み出し、それに対して名古屋は、中盤の選手も最終ラインに吸収されて6バックのような形で守り、カウンターを仕掛けていく。
柏が押し込んでいるものの、なかなかゴールが奪えそうになかったが、84分、左サイドでのスルーパスで高山薫が抜け出しシュート、これはGK楢崎正が好セーブも見せるも、跳ね返したボールを拾った橋本和がダイレクトで鋭いクロスが、一気に逆サイドまで抜けて、受けた太田徹がゴールに蹴り込み、ついに柏が同点に追いつく。
柏がチャンスを作るものの勝ち越しゴールとならず、逆にアディショナルタイムに、名古屋が決定的なシーンを作ったが、ここもゴールの枠を外してしまい、最後の最後で柏もチャンスがあったが、ゴールならず、お互いに決め切れずドロー。

我慢比べ
立ち上がりは柏が主導権を握ったように思えて、名古屋は守備から一気に前線へと繋いだサッカーで主導権を争いから主導権を奪い返した。
その序盤の主導権争いを制したのは名古屋であり、そのチャンスを見事に決めきった。
その後、名古屋が優勢に試合を進めるものの、柏は最終ラインがしっかりと対応した事で、追加点を名古屋は奪えなかった。
その中で、徐々に前線の3人が中央で名古屋のDFのスペースをついて攻めていくようになると、徐々に名古屋から主導権は柏に移って、そうやって中央に名古屋の守備陣が寄った所で、両サイドをついていく、特に途中交代で入った太田徹と、左サイドの橋本和が名古屋の両SHの裏をついていく為に、中盤のダニルソンや田口泰もサイドに引っ張られた上に、川又堅と永井謙が下がらされる事になって、名古屋は人数をかけて守る。
彼らが下がった分、攻撃へと転じ切れずに、耐える展開になった。
何とか耐えた名古屋だったが、しかし、終盤についに耐え切れずゴールを許す。
両チームとも我慢強く守って、1点のみに耐えたが、しかし、1点を守る事も出来ず、勝つことが出来なかった。

また勝てず
名古屋の誤算は、両SHが走らされた事で、攻撃へと転じる力を終盤に失った事だろう。
特に元々前線でプレーをしていた川又堅にとっては、時に最終ラインまで下がる事になるSHの守備は負担として大きかったのかもしれない。
上手くプレスを仕掛けて、奪えれば良いが、その辺のプレーを出来ないのもあって、どうしても走る事になって、運動量を要求されてしまった。
結果、後半の早い段階で足が止まって、ゲームから消えてしまい、ケネディを代えて、川又堅を1トップにしたものの、そこで基点となる力が既に無かった。
結果として、相手は名古屋の攻撃の力が無いのを活かして、畳み掛けてきて、結局、名古屋は抗しきれずにゴールを許すことになった。
それでも、終盤には、その川又堅に決定機が訪れたものの、決め切れず、引っ張った事が悪い影響だけ出してしまったように思える。
結局、その結果、再び名古屋は豊田で勝つことが出来なかった。

狙い通り
名古屋の守備は中央が高さもあって強いのは自明であるが、その中央に対して、柏は積極的にそこに隙を作るように突っかかっていった。
そうする事で、名古屋の守備は中央に寄ってきて、徐々に、サイドで柏が主導権を握れるようになると、ゴールこそ奪えなかったものの、優勢に試合を進めることが出来るようになった。
ここで、サイドを突くことが出来た事が、柏の狙いを活かすことが出来たのではないだろうか。
サイドを侵略するために、名古屋の守備は永井謙と川又堅が下がらざるを得ず、名古屋はカウンターを狙う為に、自陣最後方から最前列まで走る必要がある。
前半からその運動量を相手に強いることで、後半の名古屋の攻撃を封じる事に成功した。
彼らが前線から下げてしまう、過去にオシム監督が語った「ロナウジーニョに守備をさせればロナウジーニョじゃなくなる」という、川又堅を守備に回すことで、得点王候補の川又堅を川又堅では無くすことに成功した。
後は、ゴールを奪えれば良かったのだが、そこまでは狙い通りとはいかなくて、名古屋の守備陣の粘り強さもあって、勝ち切る事は出来なかった。
ただ、内容としては、完全に柏が上回った試合だったと言える。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。