2014年09月07日 [20:54]   京都サンガF.C. | スポーツ | Jリーグ/2014 

J2/2014 第30節 京都 vs 千葉

代表戦に関係なく開催されるJ2第30節。
8月は1勝4分、現在3戦連続ドロー中で、敗れはしなかったものの勝つことが出来ていない8位京都。
こちらは8月を1勝3分1敗、前節久々の勝利で、順位を7位に上げた千葉。
どちらも、昇格を目指しながらも結果が出てこないまま残り僅かとなった今季の終盤の結果を出すための試合。

Jリーグ2014 Division2 第30節
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場/6,833人
京都 3-3 千葉
(京都) 三平和司(57分、77分)、ドウグラス(95+分)
(千葉) 森本貴幸(32分)、キム・ヒョヌン(81分)、井出遥也(84分)
ホーム京都のスタメンは、29 杉本大地、30 石櫃洋祐、2 酒井隆介、20 バヤリッツァ、7 駒井善成、38 田中英雄、19 田森大己、10 工藤浩平、11 ドウグラス、14 山瀬功治、31 大黒将志の4-2-3-1。
アウェー千葉のスタメンは、1 岡本昌弘、2 大岩一貴、20 キム・ヒョヌン、5 山口智、17 中村太亮、10 兵働昭弘、16 佐藤健太郎、26 井出遥也、8 谷澤達也、11 森本貴幸、19 オナイウ阿道の4-2-2-2。

シーソーゲームはドロー
立ち上がり、前線からのプレスを仕掛ける京都が優勢に試合を進めて、千葉を自陣に押し込んだ展開。
ただ、序盤の京都優勢の時間帯にゴールを奪えないと、少し千葉が盛り返し、32分、森本貴が右サイドに送り、これを井出達がダイレクトでクロス、ファーサイドで外に流れながら谷澤達がヘディングで中に折り返すと、DFがクリアし切れず、森本貴が頭で合わせてゴール、千葉が先制。
先制をした後、千葉のサッカーにリズムが出てきて、千葉が優勢に試合を進めるようになる。
後半立ち上がりから三平和を入れると、京都の前線は再び活性化すると、57分、前線で駒井善がボールを奪うと、それを拾った田中英からのスルーパスを受けた三平和が狙いすましたシュートを決めて、京都が同点に追いつく。
京都ペースで試合が進むが、再び千葉が押し返しだしてきた所で、77分、右CKからゴール前で三平和が競り勝ったヘディングシュートを決めて、京都が逆転。
しかし、すぐさま千葉が逆襲、81分、千葉がFKをゴール前に放り込まず、右サイドの山中亮に出すと、思い切ったミドルシュート、これはGK杉本大が好セーブも見せるも、こぼれた所に詰めていたキム・ヒョヌンがゴールに蹴り込み、千葉が同点に追いつく。
更に千葉が攻勢を仕掛けると、83分には、左サイドからのクロスをゴール前で合わせる決定的なヘディングシュートを放つが、ここはGK杉本大が好セーブ。しかし、84分、右CKからのボールを一旦、DFがクリアするが、それを井出達がミドルシュート、これが、ドウグラスに当ってコースが変わり、杉本大の逆を突く形になってのゴールで、千葉が再逆転。
アディショナルタイム、猛攻を仕掛ける京都は、ラストチャンスとも言うべきシーンで、左サイドからのクロスをドウグラスがヘディングでゴールに叩き込み、同点で、試合を終える。

結果が出ない両チーム
雨の京極で、非常にスリッピーなピッチだったが、両チームとも、それを感じさせないサッカーを見せてくれた。
ただ、序盤から試合の主導権を握ったのは京都だったが、これまでの試合でもそうだが、決めるべき所で決め切れないと、相手に先制点を許してしまった。
しかし、千葉も、前節漸くの勝利もあったものの、なかなか勝てないという所で、しかも、試合展開がどちらかと言うと京都ペースの中であったこともあり、後半は、重心が後ろにかかったような、何とか逃げ切りたいという意識が多少なりとも感じさせられるサッカーで、結果、京都が再び押し込んで、同点ゴールを奪った。
そこからは、多少一進一退ながらも、それでも京都ペースと言う展開の中で、今度は京都が逆転ゴールを奪う事に成功した。
すると、今度は京都が逃げ切る意識で後ろに体重が掛かった所で、千葉に立て続けにゴールを奪われた。
そのまま終わるかとも思われたが、終了間際の京都の猛攻が、ついに同点ゴールを生み出して、試合はドローで終る事になった。
但し、どちらにとっても勝てる試合であったにもかかわらず、勝ちたいと言う意識が、消極的なサッカーに繋がって、相手の攻撃を呼び込んでしまった。
勝ちたいのは分かるし、今の状況から打開するためには、何としても勝ちが欲しいのは両チームとも分かる所ではあるが、守りに入るのが、攻撃の意識も無くチーム全体の重心が下がった事がマイナスだったように思える。

杉本大地
正GKのオ・スンフンの負傷で、出場機会が巡ってきた杉本大。
プロ入り3年目ながら、今季、5月に同じくオ・スンフンが負傷で、初めてJリーグのピッチに立ったのだが、水戸相手に5失点の大敗、その雪辱を果たすべく出場した、この試合は、終わってみれば3失点と、正直結果としては良くは無かった。
但し、結果としては良くなかったものの、この試合みせたパフォーマンスは決して悪いものではなかった。
実際問題として、千葉の決定機を何度となく止めており、本来なら、後2、3点取られていてもおかしくなかった。
現状では、この試合でも3失点だった事もあって、オ・スンフンが戻ってくれば、スタメンから外れる可能性は高い。
但し、この試合で見せたパフォーマンスは悪いものではなかった事を考えると、これからの京都を支えるGKになれる可能性を秘めている。
GKと言うのは、当たり前だが一人しかピッチに立つことが出来ず、負傷などの緊急事態でも無ければ試合中に交代する事も、更に言えば、スタメンが入れ替わる事すら稀なポジションである。これまでも、才能はありながらも、正GKの壁に阻まれて才能を開花するのが遅れた選手は数多くいた。
個人的には、センスがある事もあり、リスクを避ける為にベンチに置いておきたいかもしれないが、彼の才能の開花を信じて、レンタル移籍などで、試合に出れるチームに出すのが良いのではないだろうか。
まだ21歳であり、将来性があるからこそ、経験を積んで欲しいと思える。

集中力
両チームともそうであったが、相手にリードを許しながらも、ゴールを奪い取った、その攻撃には高評価と言えるだろう。
但し、そうやってゴールを奪いながらも、裏を返すと相手チームは、守備において、ギリギリのところで集中が続かなかった。
後少しで勝てる内容であったが、最後の最後で、京都の猛攻から同点ゴールを許した、あのシーンでは、一旦、CKから跳ね返した所で、千葉はチームとしての足が止まっていた。
あそこで終ったと判断してしまっていたように思える。
それが、その後の、スローインからのクロスに対して、プレッシングが遅れてしまい、ゴール前で京都が人数を残している中に放り込まれる事になった。
そういうギリギリの所で、どこまで一歩を踏み出せるかどうか、それが守備を安定させる事に繋がるが、千葉は、その後一歩の部分が、最後の最後で出し切れなかった、それが田中英にクロスを上げさせる事になった。
厳しいし、難しい事ではあるが、最後の最後、試合終了のホイッスルまで集中する事、それこそ、かつてドーハの悲劇で日本サッカー全体が経験した事は、Jリーグ全体が経験としてついでいかないといけない事であろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。