2014年09月14日 [09:35]   なでしこジャパン | スポーツ | 女子サッカー全般 

なでしこジャパン WORLD MATCH 日本 vs ガーナ

連覇を狙う来年の女子WCに向けて、ACに引き続き、アジア大会でもアジアNo.1を目指すなでしこジャパン。
その前の強化試合として、ガーナとの対決。
・・・しかし、開幕の2日前に試合を組むって、どういう意図でのマッチスケジュールだよ。

なでしこジャパン WORLD MATCH
日本・山形 NDソフトスタジアム山形
日本 5-0 ガーナ
(JPN) 髙瀬愛実(1分、18分)、阪口夢穂(11分)、長船加奈(30分)、中島依美(38分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
なでしこジャパン WORLD MATCH 日本vsガーナ
アジア大会を目指すメンバーは、澤が外れているが、前回のACと同じく、アメリカの川澄と木龍を除いて、海外組を除くメンバーで挑むことになるが、若手が増えてきているという意味でも、世代交代が進んで良い事な気もしますね。

前半
ガーナのキックオフで試合開始。
開始早々、ボールを奪ったなでしこは、宮間が中盤から最終ラインの裏に落とすようなスルーパスに、オフサイドギリギリで抜け出した高瀬が、飛び出してくるGKの動きを冷静に見極めたループシュートを決めて、開始15秒でなでしこ先制。
ガーナも強引な攻めもあったが、11分、阪口が宮間に預けて一気に裏に抜け出すと、再び宮間から裏に落とす見事な折り返しのパスで、これも飛び出すGKよりも一瞬早く阪口の左足シュートが決まって、なでしこ2点目。
更にリズムに乗るなでしこは、18分には、阪口から左サイドの裏に抜け出した川澄にスルーパスが出て、そこからダイレクトでクロス、これをニアサイドで高瀬が合わせてゴール、なでしこが早々に3点目を奪う。
30分には、CKからの流れで、北原が落としたボールを長船が低く隅にコントロールされたミドルシュートを決めて日本が4点目。
38分には、中島が上手くパスで入れ替わって抜け、GKの目の前でワンバンドさせてスリッピーなのを活かして、GKの腋の下を抜いて5点目。
その後も、何度かチャンスはあったが、前半は、5-0で折り返す。

試合を決めた先制
正直、先制点が試合の全てを決めたと言えるだろう。
アフリカ予選で無失点という事で、守備が自慢だったガーナだが、開始早々の失点で、完全に浮き足だったように思える。
と同時に、なでしこは完全にリズムに乗って、動きも良くて、ノビノビと試合を出来ている。
最終ラインにボールを戻しても、単純に蹴るのでなく、しっかりと、中盤や前線へと繋いでおり、宮間や阪口が良い形でボールの展開をしていくので、ガーナの守備は球離れの良いなでしこの前に走らされるだけ、その上で、全体が中盤の選手が前に出れば、前線が下がったりと、流動的な動きに、完全にガーナはついていけていなかった。
ここまで来ると力の差を感じさせることになるが、この試合を観ていて思うのは、男の方のA代表にしても、こういうサッカーをして欲しい。単純に前線へと蹴るのではなく、中盤と最終ラインが連動してボールを動かして、それに合わせて前線が流動的に動いて、ボールをもらう。
なでしこのやっているサッカーは、まさに男女問わず、日本サッカーが目指すところのサッカーだと言えるか。
但し、気になるのは、ガーナはカウンターで迫力もあるが、しかし、単発なためにあまり脅威となっておらず、入れ替えた最終ラインのメンバーを含めて、守備の部分での課題を見出すことが出来ないのは・・・ま、贅沢かもしれませんが。

後半
5点取った事で、海堀に代えて山根、阪口に代えて猶本、宮間に代えて木龍、増矢に代えて菅澤、高瀬に代えて吉良と、GKとCH、そして2トップの5人を一気に入れ替え、ガーナも5点を取られたGK16番アサンテワーに代えて1番ドゥマヒシを投入、なでしこのキックオフで後半開始。
後半に入ってもなでしこペースながら、何度となくある決定機を、代わったGKドゥマヒシが良い守備を見せてゴールを許さず、56分には、吉良とドゥマヒシが接触プレーで一旦試合が止まった所で、ガーナは12番アドゥアクに代えて9番スールマンを投入する。
攻めながらもなかなか追加点を奪えないなでしこは、69分、臼井に代えて羽座を投入する。
なでしこが優勢ながらも、動きが乏しくなって、パスの回りが悪くなってきたが、ガーナも足が止まっていて、動きが全体的に乏しくなる。
78分、ガーナは、13番ジクピと20番エシュンに代えて、19番アンコマーと3番バーコを投入。
結局、決定機は何度か作るものの、ゴールを奪う事は出来ず、前半のリードのまま5-0で終了。

少し不満の残る後半
前半圧倒していたのが、後半、ガーナがGKを代えた事と、HTで守備の立て直しをしてきて、ゴール前でしっかりとしたブロックを作る事で、前半は何度も出来た、DFラインの裏を取る事が出来なかった。
それでも試合の流れは圧倒的になでしこペースだったので、大きな問題にはなってはいないし、菅澤が基点となって吉良が裏を狙って、猶本が上手く攻守にバランスを取るなど、交代選手も活躍したが、しかしゴールを奪えなかった。
最大の要因は、ガーナが作った守備ブロックが、前評判としてあった守備の良さを感じさせてきたことだろうが、それと同時に、全体的な動きが減ったのも大きいだろう。
前半からの動きで足が止まってくるというのはあるだろうが、しかし、それ以上に走らされたガーナの足の方が先に止まっていて、その上で、日本は後半頭から5人、FPは4人を入れ替えていて、本来ならば動けないとおかしい。
それが乏しくなったのは、やはり不満が残る要因だろうなぁ。
とはいえ、危なげなく戦えたことも、ガーナ相手にほぼ一方的な展開が出来た事、それも、海外組のほとんどいない、しかも、ACの時からもメンバーを代えて、若い選手もいる中での内容ですから、来年のWCに向けて、良い準備が出来たと言えそうですね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。