2014年09月22日 [03:59]   アジア大会 | スポーツ | 仁川2014 

アジア大会2014 ネパール vs 日本

アジア大会グループステージ最終節。
前節では、今大会の優勝候補筆頭であるイラク相手に決定機を作りながらも1点しか取れず敗れた日本。
ただ、内容以上に、前節では経験の差を感じさせられた試合であり、そこを改善する為にも、このアジア大会で少しでも経験を積むために、勝ってグループステージを突破しなければならない。

仁川・アジア競技大会2014 男子サッカー
【M27】D組 第3節 Goyang Stadium
ネパール 0-4 日本
(JPN) 野津田岳人(33分)、中島翔哉(53分)、鈴木武蔵(62分、69分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
アジア大会2014ネパールvs日本
3試合すべてのシステムを変更してきて、この試合は、前節の後半途中からリズムが良くなった4-2-3-1を選択し、その際のメンバーをFPとして選択。また、この試合ではGKを入れ替えてポープを起用してきた。

前半
ネパールのキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本が押し込み、鈴木武のスピードで裏を取り、ボールも回るので、ポゼッションで圧倒。
ただ、日本が圧倒的に押し込んでいくものの、ネパールは全体が自陣深く下がって耐えてきて、なかなか日本もチャンスを作る事が出来ず、シュートまで行く事もほとんどない形で、停滞した展開していたが、25分前後から、右SBの室屋成が一気に最前線まで顔を出しだすと、ボールの動きが出てきて、得点の可能性も見えてきた。
ネパールが耐えていたが、33分、ゴール正面でボールを受けた野津田岳が左足に持ち直して、強烈なミドルシュートがやや沈み込むようにバーを掠めてゴールに突き刺し、日本が先制。
失点した後、すぐのネパールの攻撃でFKのチャンスを得ると、ゴール前に放り込んだボールに9番KARKIが上手く飛び込んだが、一瞬早く日本がクリア。
接触プレーもあって、43分、山中亮に代えて秋野央を投入する。
その後も、日本ペースではあるが、ゴールを奪えず、前半は1-0で折り返す。

連携不足
野津田岳のシュートは見事で、ネパールのようにガチガチにゴール前を固めてくる相手には、こういうミドルシュートが効果的なのは分かっている事であるが、なかなか、そういうシュートを打たない、もしくは打ってもゴールを奪えないというのが多いが、野津田岳には決める事が出来るのですから、狙って行ってもらいたい。
中盤を厚くした事で、ボールを回せる面はあるのだが、しかし、ネパールがゴール前を固めているので、なかなか中に入っていけない。
ただ、その入れない要因の一つは、連携面での不足で、動きと逆にボールが入る様なシーンが何度となくあった。
この辺は、お互いのコミュニケーションと、意識で大分改善するだろう。それが出来れば、固められていても一瞬マークを外した瞬間でプレーが出来るのだから可能だろう。
まずは、勝てば良いだけの試合ではあるが、だからこそ、失点をしないようにするのは重要だが、それ以上に、これからの戦いを考えていけば、お互いの連携を高めていく必要だろう。

後半
両チームとも前半終了から交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半も日本ペースで試合を進め続けると、53分、左サイドから中に入れたボールを鈴木武がスルー、DFの間を抜けて中島翔がボールを受けると、飛び出してくるGKを冷静に見極めてゴールに流し込むようにシュートを決めて、日本が追加点を奪う。
56分には、鈴木武が上手く抜け出しての連続シュートだったが、ここはGKに止められる。
62分、日本は、一旦作り直して左サイドへと繋ぐと、矢島慎が下がって受けて、すぐさまゴール前にスルーパス、それを野津田岳がスルーして、DFの裏に抜けた鈴木武が受けてゴールに蹴り込み日本が追加点を奪う。
ネパールは64分、15番KHAWAS Bharatに代えて5番BHANDARI Ajitを投入。
3点リードを取ったところで、日本は65分、大島僚に代えて原川力を投入する。
69分、野津田岳から絶妙のクロスが入ると、ファーサイドに走り込んだ鈴木武が追いつきスライディングシュートを決めて、日本が4点目を奪う。
74分、ネパールは、10番SHRESTHA Jagajeetに代えて11番GURUNG Hemanを投入する。
日本ペースの中で、77分、岩波拓に代えて野澤英を投入、野澤英が中盤に入り、遠藤航が最終ラインに下がる。
ネパールも最後の交代で、9番KARKI Asimjungに代えて17番DANGOL Amarを81分投入する。
日本はボールを回せているが、チャンスを作れなくなってきていて、少し、このまま試合を終わらせようという展開になっていく。
結局、日本がそのまま4点差で勝利、グループ2位通過を決めた。

連携が高まる
前半終了時には、連携不足を課題としていたが、後半には一気に改善。
まだまだ、完璧とは言い難いだろうけども、特に鈴木武が裏を狙った動きに対して、チーム全体がそこを活かす意識が強くなった事で、ネパールの守りのギャップをしっかりとついていく事が出来た。
何よりも大きいのが、やはり、上手くスルーを利用できた事だろう。
お互いの連携が出来ているからこそ、スルーは成功するのだが、2点目も3点目も、そのスルーを上手く使ってDFの目をそらしてフリーを作り上げた。
あんな感じのプレーが出来れば、それこそ、もっと上のレベルを相手にしても崩していく事が出来る。
身長が高いので、楔としたい部分もあるが、鈴木武の最高の武器はスピードであり、スペースに出て行く動きに他のメンバーが上手く合わせる事が出来れば、そこにスペースが出来るのだから、そこを野津田岳や中島翔のような選手が入っていく、そういう2列目の動きが出来れば、日本は十分強いと感じる。
ただ、先に書いたようにまだまだミスもあって完璧とは言い難いのですから、もっともっとお互いの動きを合わせていく必要はあるだろう。



個人的な個人評
18 ポープ・ウィリアム -- ほとんどボールに触れず難しい試合だったが、評価できず。
2 室屋成 6.0 積極的な攻め上がりなどを見せていた。
4 岩波拓也 5.5 ほとんど攻められず、ほぼ危なげない展開だった。
17 野澤英之 -- 評価できず。
20 植田直通 5.5 ほとんど攻められず、危なげない展開。
6 山中亮輔 5.5 漸く前に出てきてチャンスを作り出した所での交代は残念。
19 秋野央樹 6.5 急遽入った左SBで、良く機能していた。
7 大島僚太 7.0 バランスを取ったプレーで、チーム全体を良く支えた。
3 遠藤航 6.0 イラク戦から一転、攻撃参加も含めて中盤でのプレーがこなれていた。
13 野津田岳人 7.0 強烈なミドルシュートや4点目の絶妙なクロスなど持ち味が出てきている。
10 中島翔哉 6.5 得点シーンはらしさがあったが、それ以上に、前線で細かく動いてマークを混乱させていた。
12 矢島慎也 6.5 前に出る事よりもボールの繋ぎ役になっていたが、左SBの攻撃参加を促した。
9 鈴木武蔵 7.0 他の選手が見てくれる事で持ち味が出てきた。ゴールシーンは見事。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。