2014年09月27日 [03:45]   アジア大会 | スポーツ | 女子アジア大会/仁川2014 

アジア大会2014 日本 vs 香港

初戦の中国戦こそ内容的に敗れていたものの、グループステージは見事に1位通過での準々決勝。
そして、ノックアウトステージ初戦は、グループC3位の香港。
うん? 香港? あれ、グループステージ3位の内の上位2国が突破だとしたら、グループA3位のインドの方が成績が上じゃないか? 何故、2戦全敗で得失点差-10の香港?

仁川・アジア競技大会2014 女子サッカー
【M16】Quarterfinal Hwaseong Sports Complex Main Stadium
日本 9-0 香港
(JPN) 増矢理花(3分、26分)、OG(10分)、中島依美(13分)、岩清水梓(48分)、木龍七瀬(60分、80分)、高瀬愛実(67分)、菅澤優衣香(76分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
アジア大会2014日本vs香港
ここで、CHを中島と猶本にして、阪口と宮間を温存。また、右SBも有吉が外れて羽座を起用してきた。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
3分、右サイドへと展開したボールを、川澄が丁寧なクロスを入れると、吉良がヘディングで合わせるが、バー直撃、ただ、そのこぼれ球を増矢が押し込み、日本が早々に先制する。
香港がほぼ全員がPA内まで下がっている為に、相手陣内でも自由にボールを回せるなでしこは、特に右サイドからの崩していくと、10分には、川澄の外を回って一気に前線まで顔を出した羽座からクロスを入れると、相手DFが綺麗に合わせたヘディングシュートを決めて、OGでなでしこは追加点を奪う。
13分には、ゴール正面でFKを得ると、中島が直接狙ったボールは、壁に入ったDFに当って、GKのほぼ正面だったが、GKが処理を誤ってそのままゴール、なでしこは早々に3点を奪い、ほぼゲームを決める。
完全にゲームを支配して、何度も決定機を作ったなでしこは、26分、再び川澄が右サイドから丁寧なクロスを入れると、増矢にピンポイントで合うと、ヘディングシュートが決まって、なでしこ4点目。
その後も何度となくチャンスを作るも、ただ、少しなでしこがペースダウンした部分もあり、5点目は奪えず、前半は4-0で折り返す。

まだまだここから
なでしこの目標は、アジアで勝つことではなく、WCや五輪で世界を制する事。
つまり、このレベルであれば、こういう試合になるのは分かっているし、そもそも、未だに女子サッカー界では力の差が大きすぎる。
アジアにおいてなでしことまともに戦えるのは、それこそ、北朝鮮や中国のような一部の国だけであり、世界的にも、そこまで多いわけではない。
だからこそ、アジアレベルであれば、こんな試合展開になるのは分かり切っているとも言える。
となると、なでしこがこういう試合で何を見出すのか、一つは取れる所でどうやって点を取るのか、色々なアイデアを試す事もそうだが、それ以上に、この試合ではスタメンの一部を入れ替えて、それこそ、おそらく来年のWCメンバーに負傷などが無ければ選ばれるだろう宮間だったり阪口がスタメンを外れている中で、どれだけ自分をアピールできるのか。
それこそ各ポジションでは、大儀見などのように、そもそも呼ばれてもいない選手がいる中で、その彼女たち以上のプレーが出来るというのを見せていかないといけない。
それは、単純にゴールだったり、守備だったり、何か光るものを少しでも見せていく事、そうやって、どこまで自分を魅せていく事が出来るか。
後半は、そういう個人として、チームの中でどこまで自分を発揮できるかを見せて欲しい。
その上で、こういう試合では失点しない事だろう。

後半
なでしこは、川澄に代えて高瀬を投入、香港は交代は無く、その香港のキックオフで後半開始。
後半開始早々、なでしこのペースなのは変わらない所で、48分、スルスルッと高い位置まで上がってきていた岩清水が強烈なミドルシュートを叩き込んで、なでしこ5点目。
60分には、右サイドで作って戻したボールを木龍が思い切って低い弾道のシュートを狙うとGKが目測を誤って腋の下を抜けてゴール、なでしこが6点目。
大きくリードされていても攻めてこない香港相手に押し込み続けるなでしこが、66分、増矢に代えて菅澤を投入すると、そのすぐ後、左サイドからの突破で、吉良が上げたクロスに頭一つ以上競り勝った高瀬がヘディングシュートを決め、なでしこ7点目。
香港が、最初の交代で、69分、20番姚希雯に代えて11番秦正行を投入する。
76分、右CKから高く上げたボールを、中央で菅澤がヘディングで合わせてゴール、なでしこ8点目。
なでしこは、最後の交代で、78分、中島に代えて阪口を投入する。
80分には、木龍が距離のある位置からミドルシュート、これをGKが触るもそのままゴールで、なでしこ9点目。
なでしこが手を緩めず攻め、香港はアディショナルタイムに2番葉婉彤に代えて10番黄家雯を投入する。
結局、なでしこが9-0で大勝。

増矢と羽座
この試合、一方的過ぎて、なでしこにとっては練習試合と変わらない。
70%近いボール保持率に、香港のシュート数は0、完全勝利と言えるだろう。
その中で、ここまで起用されていながら得点を奪えなかった増矢の2得点、そして、初スタメンの若い羽座という所が、目を引いた。
増矢に関しては、これまでも惜しいチャンスを外すなど、惜しいプレーが多かった印象だが、ここで得点を奪った事で吹っ切れたのだとしたら、まだまだ可能性を感じる。
そして、この試合では右SBとして起用された羽座。正直、一方的な展開で守備面でのイメージはあまりないのと、前半飛ばし過ぎて後半、少し足が止まっていたのはマイナス評価ではあるが、それでも、積極的に仕掛けていって、川澄を外から追い抜いて行くプレーなど、今後が楽しみな選手だ。
後は、川澄がいつも通り、一人一次元上ながらも、他の選手を使おうとする意図が見えていて、それが、羽座なんかにはやり易くなっていたのだろうが、後半は、そこが代わった事で、少しやり辛かったのかもしれない。
その意味では、川澄は流石だとも言えるだろう。
結果と言う意味で出した選手も多く、良いアピールの場になった試合であった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。