2014年09月28日 [03:00]   ガンバ大阪 | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第26節 G大阪 vs 鳥栖

J1も第26節。
中断明け快進撃、現在も4連勝中で、上位がうかがえる5位まで順位を上げてきたG大阪。
一時期は首位に立っていたものの、突如の監督交代で、勢いが止まった感があるも4位の鳥栖。
お互いに勝点差は1、両チームともがここから上位陣との戦いの中で、この試合で結果を出せるのか。

Jリーグ2014 Division1 第26節
万博記念競技場/13,221人
G大阪 4-1 鳥栖
(G大阪) 遠藤保仁(25分PK)、パトリック(66分、79分、84分)
(鳥栖) 豊田陽平(10分PK)
ホームG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、5 丹羽大輝、8 岩下敬輔、22 オ・ジェソク、7 遠藤保仁、15 今野泰幸、13 阿部浩之、19 大森晃太郎、29 パトリック、39 宇佐美貴史の4-2-2-2。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、15 丹羽竜平、4 小林久晃、5 坂井達弥、13 安田理大、6 岡本知剛、14 藤田直之、8 水沼宏太、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。

G大阪5連勝
立ち上がりからサイドからの攻撃を見せた鳥栖が、8分、右サイドから水沼宏のクロスに豊田陽と米倉恒が競って引き倒してしまい、鳥栖にPK、これを豊田陽自らが決めて、10分鳥栖が先制。
リードを許したG大阪が徐々にボールを回して行くが、しかし、がっちりとラインを作って守る鳥栖の守備の中に入っていく事が出来ず、しかし、24分、大森晃がゴール前に放り込んだ所で、パトリックに対して後ろから押したという判定で、G大阪もPKを獲得すると、遠藤保がきっちりと決めて、G大阪が25分、同点に追いつく
同点にされた事で、鳥栖が再びサイド攻撃で攻め込んでいくと、鳥栖が前に出た分、スペースが生まれてG大阪も攻撃に出て行くと試合が大きく動き出す。
後半立ち上がりは鳥栖がペースを握るが、ここをG大阪が耐え抜くと、66分、G大阪らしいパス回しから左サイドに流れた宇佐美貴にボールが入ると、一気にファーサイドから裏に走り込んだパトリックにピンポイントでパスを入れると、GKよりも一歩早くスライディングシュートでゴールに押し込み、G大阪が逆転。
更にG大阪は、79分、宇佐美貴が中盤で大森晃にボールをもらった瞬間、既に走り出していたパトリックの前へと落とす絶妙の縦パスを入れると、パトリックは飛び出す林を冷静にループシュートでかわしてゴール、G大阪が3点目を奪う。
84分には、右サイドからのリンスのクロスをGK林がこぼしてしまって、そこに詰めていたパトリックが無人のゴールに蹴り込み、G大阪4点目、パトリックがハットトリックを達成。
最後までG大阪は手を緩めず、アディショナルタイムには、角度の無い位置で得たFKを遠藤保が直接ゴールを狙っていき、試合を終了させ、G大阪が5連勝で、鳥栖と順位を入れ替えた。

G大阪が上回る
鳥栖は何よりも豊田陽であり、そこにボールを集める戦い方で、それは、ある意味G大阪にとって、絶対のストライカーを擁する相手を苦手にしている部分で、鳥栖相手に苦戦をする要因であった。
実際、立ち上がり早々、放り込んだボールに豊田陽がファールをもらってPKを得るなど、完全に鳥栖の狙い通りの展開にしていった。
ただ、先制した事で、少し守りに入った鳥栖に対して、入り方が良くなかったG大阪がリズムを取り戻す余裕をもって、その結果、パトリックがファールを誘ってこちらもPKでゴールを奪った。
こうなると、今季の中断明けでは、得点力と同時に、失点しないG大阪の守備陣の出来が、確かに豊田陽は脅威であったが、岩下敬が厳しくマークをして仕事をさせず、逆に、G大阪は宇佐美貴が基点となって、パトリックがゴールを奪っていった。
この辺は、今のG大阪の攻撃の最も機能している所であり、宇佐美貴が乗っているからこそ、そこでマークを引き付ける、結果、他の選手がフリーになって、宇佐美貴はそこも活かせるという、相手にとっては的の絞れない守り辛い攻撃によって、守備には自信があった筈の鳥栖も粉砕された。
結局のところ、攻撃においても、守備においてもG大阪が鳥栖を一枚上回って、それがそのまま結果に繋がったと言えるだろう。

落ち着きが欲しい坂井達弥
先日、A代表に抜擢されて、一躍注目を集めた坂井達ではあるが、その試合でもミスがあったが、この試合も少し厳しい結果になってしまった。
ただ、正直左利きで、高さもあり、動きも悪く無く、素質はあると思える坂井達ではあるが、経験不足なのか、DFにとって、最も大切な落ち着きが無いように思える。
この試合も、前半は決して悪い出来ではなかった。
それでも、後半に入ると、宇佐美貴を中心とした攻めの中で、G大阪のパトリックが躍動しだすと、途端にパニックに陥ったように守備の安定感を失い、中途半端なポジション取りでパトリックを離してしまったり、不用意な動き出しでかわされたりしてしまっていた。
結果として、2点を追う所で鳥栖が坂井達に代えて菊地直を投入したのは、追う上で後ろが安定しないと安心して攻められない為という意図が見え隠れしてしまう。
つまり、チームとしても坂井達が落ち着きを失ってしまっていると判断したという事だろう。
経験を今すぐつめと言うのは難しい話ではあるが、しかし、DFとしてこれからやっていくためには、悪い流れの時こそ集中して落ち着く事、自分の中で自らを落ち着けるための方法を見出して行かないと、今後、折角の素質を活かしきれず終わる事になりかねない。

パトリック
今のG大阪の攻撃を牽引しているのは宇佐美貴であることは間違いない。
ただ、それと同時に、先日も書いたが、今のG大阪の好調の要因の一つは、攻撃陣の層の厚さと、そのスタメン争いが大きいだろう。
先日の試合ではリンスがゴールを奪い、その前は佐藤晃、そして、この試合ではパトリックが見事な結果を出している。
この試合のパトリックは、1点目はPKをもらった事を考えれば、4点すべてに絡んだ活躍を見せており、今のG大阪は、出場した選手は得点、もしくはそれに準じた活躍を出来ないと、なかなか使ってもらえなくなるというチーム内での競争が激化していると言える。
だからこそ、それぞれの選手が結果を目指して、それこそ、得点だけでなく、この試合、パトリックは前線から積極的なチェイシングも見せるなど、守備でも手を抜くことが出来ない。
そういう相乗効果が今のG大阪の躍進の原動力となっており、まずは、上位対決の内鳥栖を撃破して、一つ階段を登ったG大阪にとって、2007年の鹿島のような終盤での追い上げてのJ1優勝、しかも、現在、NC、天皇杯と勝ち残っており、J1昇格1年目での3冠達成という快挙に向けて、状態は間違いなく良いと言える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。