2014年10月01日 [03:31]   徒然なるままに | ブログ | 徒然なるままに 

御嶽山からリスクを考える

先日9月27日に長野県の御嶽山が噴火をした。
紅葉のシーズンという事で、登山客も多かったという事だが、有毒ガスの影響もあって、救助活動もなかなか進まないらしい。
消防のレスキュー隊の方や、自衛隊の方々は、非常に悔しい状況らしいですね。
要救助者がいるのが分かっているが、二次災害などを避ける為に、助けることが出来ない。
知り合いに消防で働いている人がいて、関西・淡路大震災の時に、同じように要救助者がいるのが分かっているのだが、瓦礫をどけられず助けることが出来なかったという話を聞き、しかも、その知り合いは、それから長い間、その助けることが出来なかったという後悔からか、悪夢を見る事もあったらしい。
レスキュー隊や自衛隊が悪いわけではないが、助けることが出来ない、助けられなかったという事は彼らにとって非常に精神的な負荷になったりもするようで、本当に大変な仕事をされていると頭が下がる思いですね。

さて、今回の火山活動に関して、一部では、地震活動があったりしたから、本当なら予知できたんじゃないかと言う事で、気象庁などが、「レベル1」に設定していた事を非難する人もいますが・・・
予めですが、地震であったり、噴火を予知する事はほぼ不可能だという事実は否定しようがない。
例えば、10年とか20年とか、もしくは50年とか100年というスパンならばある程度の予想は可能だろう。
南海トラフなどでの、東南海沖地震の予想と言うのも、20年位前から、10年以内に起こる可能性が高いとか言われてきていますしね。
ま、地球規模での時間のスパンで言えば、100年だって一瞬の出来事だとも言える。
つまり、現状の科学では、そのレベルの予知をどこまでスパンを短く出来るかという程度でしかない。
例えば、今週末には御嶽山が噴火しますなどと予想することなど不可能、もし可能だとすれば、1ヶ月以内に可能性が高いので、レベルを上げるとして、では、今回の被害を避ける為に、9月頭から、周辺住人の避難も含めて、登山を禁止する事が可能であったか? 答えは否でしょう。
リスクを完全に避けるのであれば、そうすべきだが、そんな事をしていたら、御嶽山だけでなく、他の多くの火山で同様の措置をしていく必要がある。では、その避難をした場合の、避難民の生活や、彼らが普段の生活をする事で生活できる他の人々の生活は?
原発の問題もそうだが、リスクを完全に0に出来るなどと言う理想論を振りかざしていては、何も出来なくなるどころか、別のリスクが発生する事を認識すべきであろう。

但し、だからと言って、今のままでいいかと言えば、そんな訳にはいかない。
少なくとも、地震予知や噴火予知に関しては、その研究に莫大な費用が費やされているのですから、それに見合った成果も少しでも出して行かないといけない。
さしあたっては、例えば単純にレベル表記をしているが、天気予報ほどとは言わないが、噴火予報や地震予報のようなもの、漠然とですが、今日の噴火の確率のようなものは難しくとも、噴火しそうかどうか、地震が起きそうかどうか。
降水確率だって、50%を超えれば傘を持っていく人もいれば、80%でももっていかない人、もしくは、例え0%でも持っていく人もいるだろう。
もしくは、天気予報自体を見ない人もいるだろう。
そして、降水確率はあくまで目安でしかなく、その結果、雨が降ろうが降るまいが、ある種の自己責任でもあるだろう。とすれば、そういう確率を明示する、例えば、今回なら最近、近辺に地震が多いから、20%位とかね。
これが定着していけば、それを元に色々と判断も出来るかもしれない。
これは一例にしか過ぎないが、ようは、もう少し登山をする上で参考に出来る指針のようなものを公表する事、先日、世界遺産に登録された富士山は、登山客が増えているが、あれだって噴火する可能性のある活火山なのですから、その時の被害は、今回の比じゃない可能性もあるわけで、そういう登山客に向けての何らかの判断基準を提示する義務はあると思うんですよね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。