2014年10月08日 [03:11]   清水エスパルス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第27節 清水 vs C大阪

残り8試合となるJ1第27節。
現在7試合勝ち星無し、4連敗中で特に失点が多い状況にあり、ついに降格圏の17位まで順位を下げた清水。
監督交代後内容的に良くなったものの結果がついてこず、ここ5試合は2勝3敗、それでも順位を何とか14位に上げたC大阪。
降格・残留争いの渦中にある両チーム、勝点差は1でしかなく、この試合の結果で入れ替わるだけに、直接対決でお互いに勝たないといけない試合。

Jリーグ2014 Division1 第27節
IAIスタジアム日本平/11,971人
清水 3-0 C大阪
(清水) 石毛秀樹(8分)、平岡康裕(77分)、村田和哉(94+分)
ホーム清水のスタメンは、1 櫛引政敏、17 河井陽介、19 ヤコヴィッチ、3 平岡康裕、28 吉田豊、7 本田拓也、16 六平光成、8 石毛秀樹、10 大前元紀、11 高木俊幸、18 ノヴァコヴィッチの4-2-2-2。
アウェーC大阪のスタメンは、21 キム・ジンヒョン、17 酒本憲幸、23 山下達也、4 藤本康太、7 新井場徹、25 キム・ソンジュン、2 扇原貴宏、9 永井龍、11 楠神順平、20 杉本健勇、33 カカウの4-2-2-2。

清水連敗脱出
両チームとも立ち上がりか激しくプレッシングを見せて、攻守の切り替えを早く中盤での潰し合いの様相を呈する。
そのお互いの集中したプレーの中で、唯一試合に入り切れなかったキム・ジンヒョンがバタバタした所で、清水が波状攻撃を加えると、石毛秀がゴール正面からミドルシュートを狙うと、ブロックに入ったDFに当ってコースが変わり、GKの逆になってゴール、8分に清水が先制をする。
更に12分には、ノヴァコヴィッチが完璧に裏に抜け出してフリーで独走、GKと1対1となるがシュートはポスト直撃、ただ、完全にゲームは清水ペースになった。
清水が圧倒して、C大阪も単発でチャンスは出来るが清水ペースのまま試合は進む、ただ、42分にも、六平光が上手くトラップで裏に抜け出してGKと1対1になるが、キム・ジンヒョンが素晴らしい飛び出しでブロック、清水ペースもゴールを奪えず。
前半を耐えきると後半に入ってC大阪が、守備を立て直して、互角の展開に持ち込む。ただ、58分、河井陽に対してアフターで足に行った楠神順の危険なタックルからRCで一発退場。C大阪は一人少なくなり、再び、試合の流れは清水になる。
しかし、一人少ないながらもC大阪は、前線で杉本健が基点となってサイドからの攻撃でチャンスを作る事も出来るようになっている。
膠着したような展開で、77分、左CKから一旦戻したボールを吉田豊がゴール前に放り込むと、これをキム・ジンヒョンがファンブルして、後ろにそらした所に待ち構えたような平岡康がヘディングで無人のゴールに押し込み、ついに清水が追加点を奪う。
最後、アディショナルタイムには、清水が水谷拓がクリアボールをトラップしてからロングスルーパスを利用してのカウンター、そこに抜け出した村田和が、そのまま一気に加速してGKとの1対1を冷静に決め、清水が3点目を奪う。
結局、3-0で清水が勝利。

清水が支配した試合
試合開始前から非常に激しく降った雨の影響を感じさせない、お互いに熱い戦いを見せてくれた。
その中で、立ち上がりから清水は、ノヴァコヴィッチを楔に、後ろから大前元や高木俊、石毛秀が、そのノヴァコヴィッチが落としたボールを拾って仕掛け、その結果、C大阪のラインが下がってしまって、バイタルでセカンドボールを清水が拾う事で試合の主導権を完全に握っていた。
C大阪としても絶対に負けられない試合であり、前節からの良い流れを継続したい所で、立ち上がりから積極的に行く姿勢は見せていたものの、前線で杉本健におさまらず、その為に楠神順や永井龍がなかなか前線で前を向いてボールを受けられず、また、カカウにボールが入らない為に、攻撃が停滞してしまった。
どちらも絶対に勝たないといけない試合の中で、清水の方がきっちりと準備をして試合の主導権を握り、後半の立ち上がりこそ、C大阪が立て直してきたものの、見事に最後まで試合を支配して勝ち切ったと言える試合になった。

流れは悪く無かったC大阪
C大阪のサッカーも決して悪く無かったとも言える。
ミスが目立ったキム・ジンヒョンでもあるが、しかし、いつも通りの好セーブも見せて耐える展開の中で良く対応できていたようにも思えるし、後半、一人少なくなってからも、漸く杉本健がサイドに流れながらボールが収まるようになったので、そこからチャンスを作り出す事も出来た。
ただ、悪くはないと言っても、清水に一歩上回られた上に、全体を押しやられてしまって、セカンドボールを拾えなかったのが大きかったように思える。
良い流れを掴みつつある中で、サッカーやチーム状態も改善しているように思えるし、後半の立ち上がりも守備の面から改善する事で試合の流れを変える力も見せている。
しかし、重要なのは結果であり、ここにきて、再び降格圏へと後退した事は非常に問題である。
内容は悪く無いだけに、後はどう結果を引き寄せるのか、首位浦和に勝利したように、上位陣相手でも勝てる力はあるだけに、結果を引き寄せる強さが必要だと言えるだろう。

強かった清水
この試合の清水は本当に強かった。ここ7試合勝てていなかったのが嘘のような見事なサッカーを展開した。
前線でノヴァコヴィッチが基点となって、そこに後ろから選手が追い越して行ったり一旦落としてサイドに開いてから中へというプレーなど、多彩な攻撃へと変化させる事も出来たし、相手が前に出てきた所で、低い位置から積極的に裏を狙ってのスピードのあるカウンターなども見せた。
また、守備に関しても、前線からのプレスと共に、一旦本田拓が時間をかけさせる間に、六平光や石毛秀ではさみこむなど、積極的に中盤からプレッシングをかけて、C大阪がやろうとしている部分を逆手に取る様な強かさを見せるなど、貫禄勝ちとも言える戦い方を見せた。
但し、問題が無いわけではなく、特に大きいのは前半早い段階で先制して、その後も何度となくチャンスがありながらも決めきる事が出来なかった。
今季、どちらかというとは早い段階で失点してそのまま負けるという事が多いが、同時にチャンスに点が取れないという事も多くある。取れる時に取れと言われて取れるようになるなら苦労はないが、しかし、何度となくあるチャンスで後1点取れていれば、もっと楽な試合になったと思われ、そして、混戦模様の残留争いにおいて、その1点が降格と残留を分ける事になるかもしれないというのは忘れるべきではないだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。