2014年10月15日 [03:41]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2014 

国際親善試合 日本 vs ブラジル

10月の代表戦第2戦目は、アウェーと言うか、第三国開催でのブラジルとの対決。
9月に戦ったウルグアイ以上の相手であり、自国開催のWCで優勝を逃したブラジルは、次のロシアWCに向けて発進、ネイマールが復帰して、先日は同大会で準優勝した宿敵アルゼンチン相手に勝利を収めるなど、好発進をしてきている。
日本にとっては、勝てる相手ではないが、それでも力を知る上でも、十二分な相手。
とはいえ、来年のACに向けて考えると、チーム作りの最中にしては、格上すぎる気もしますが・・・

国際親善試合
シンガポール The Singapore National Stadium/51,577人
日本 0-4 ブラジル
(BRA) ネイマール(18分、48分、77分、81分)
日本のスタメンは、こんな感じ。
国際親善試合日本vsブラジル
日本は、香川真が脳震盪もあって、代表から離脱。その上でスタメンを大きく入れ替えて、岡崎慎、柴崎岳、森重真、塩谷司、酒井高の5人を残して入れ替えてきた。
特に、これまで守備を意識していたようなCHを、ブラジル相手にここでゲームを組み立てると言う意図か。
また、スタメン候補の長友佑や本田圭も外してきて、太田宏と田中順を起用してきたのも、ブラジル相手だからというよりも新しい選手を見る目的を感じる。

前半
ブラジルのキックオフで試合開始。
立ち上がり、両チームともピッチの悪さの所為で、特にショートパスの部分でのコントロールに梃子摺っており、なかなか思い通りと行かない感じだが、予想通りと言うか、個人技で勝るブラジルが優勢で、ネイマールやオスカルが仕掛けてくる時に、中盤では後手に回ってしまう事がある。ただ、日本の最終ライン、特に森重真が1対1で強さを発揮して止める事で対応する。
16分、日本はネイマールの仕掛けに対して倒してしまい、少し左ながらFKのピンチ、このFKをネイマールが壁の上を越えて巻くように左サイドを狙ったシュートは、GK川島永も一歩も動けなかったが、ポスト直撃で助かる。
しかし、18分、ネイマールがスルーパスにオフサイドの位置から一旦戻ってから、完璧に抜け出して、川島永もかわしてシュートを決め、ブラジルが先制。
しかし、日本も24分、森重真から縦に入れたボールを田中順が左サイドの太田宏に流して、そこからのクロスをニアサイドの岡崎慎の前で相手にカットされるも、こぼれ球を小林悠がボレーで狙うが、これは枠を外す。
更に28分には、日本も良い位置でFKのチャンスを得ると、田中順が左足で狙うが、しかし、これは壁に当る。
35分には、右サイドの酒井高からのクロスにニアサイドに飛び込みながら体を捻ってのヘディングシュートを狙うが、これは枠を外す。
ブラジルがチャンスを作ってくるものの、日本もチャンスを作れる、日本が押し込まれている展開だが一方的と言う訳ではなく、日本にも可能性がある状況のまま、時間が経過していく。
前半アディショナルタイムには、日本は右CKのチャンスを得て、このこぼれ球を立て続けにシュートに行くが、枠をとらえることは出来ず、結局、ブラジルが1点リードで前半終了。

チャンスは作れていたが
このレベルの相手では、当たり前であるが、チャンスの数は少なくなってしまう。
だからこそ、決めるべき所で決める必要があるのだが、惜しいシーンは作りながらもゴールを奪う事が出来なかった。
但し、ここの部分は、正直これからの部分でもあり、今は連動性を高めるという意味で、まだまだアイデア不足も仕方が無いとも言える。
とはいえ、それを仕方が無いというのは、新しい組み合わせである部分もあるからであり、そう言わざるを得ないメンバーでの戦いをこの時期にしていていいのかと言う判断はまた別になるだろう。
ただ、正直言えば、中盤に森岡亮、柴崎岳、田口泰と、パスを出せる選手をそろえて、前線が小林悠、岡崎慎、田中順と言った裏に抜け出せる選手を擁しながら、そういう形が無かったのは、意図と実際が不一致を起こしているという所だろう。その修正と言うか、チームとしての意識統一はさっさとしておく必要がある。
その上で、両SBの攻撃参加などは、チャンスを作る事が出来ているだけに、この辺の積極性は活かしていきたい。
守備に目を転じると、ピッチ状態が悪いのが、日本側にも奏功して、ブラジルがここぞという部分でコントロールミスをしてくれて跳ね返せていた部分はある。
また、両WGも引いて守っている事もあって、守備に関しては人数をかけようとしているが、その分、前に出れない所があったり、中盤でのプレッシングが甘くて、ドリブルで仕掛けられたりしているのは、かえって、ブラジルクラスを相手にするにはリスクが大きいだろう。
森重真が非常に良い読みで前に体を入れて止めているから、何とかなっているが、しかし、単純に突破をされており、ピッチに慣れられると、多くの失点を今のままでは覚悟しないといけない、何より、クリアが曖昧なのは、今の日本の問題になっているので、繋ぐのか蹴るのかをハッキリすべき。

後半
ブラジルは、2番ダニーロに代えて16番マリオ・フェルナンデス、11番オスカルに代えて21番コウチーニョ、19番ウィリアンに代えて18番エベルトン・リベイロと3人交代。日本は、森岡亮に代えて本田圭を投入、田中順を中盤に下げて、そこに本田圭を入れる。その日本のキックオフで後半開始。
48分、中盤で柴崎岳がトラップミスをしたボールを奪われると、すかさず、前線へとスルーパス、そこに抜け出したネイマールがGKとの1対1を冷静にゴールに流し込んで、ブラジルが2点目。
試合は、完全にブラジルペースで、日本は耐える展開で、52分、小林悠に代えて武藤嘉を投入し、武藤嘉が左、本田圭を右に回す。
55分、劣勢の日本も田中順がDFの後ろに落とすようなパスを出すと、岡崎慎が抜け出して角度が無い位置ながらもシュートを放つ。59分には、ブラジルがカウンターから最後は左サイドでネイマールがボールを受けて、日本のDFをかわしてシュート、ただ、これは僅かに枠の外。
65分、ブラジルは9番ジエゴ・タルデッリに代えて7番ロビーニョを投入する。
67分、左サイドで粘ってから武藤嘉が縦に突破してクロス、そこに飛び込んだ本田圭のシュートはDFに当ってゴールならず。
日本は、田中順に代えて70分、細貝萌を投入、田口泰を前に出して、CHに細貝萌を置く。
72分、ブラジルは、17番ルイス・グスタボに代えて8番ソウザを投入。
更に76分、ブラジルは、22番エリアスに代えて20番カカを投入。
77分、右サイドのネイマールからのクロスにカカがヘディングシュート、これは川島永が触ってバーに当て、このこぼれ球のクリアし切れないと、ブラジルが強烈なミドルシュート、これも、川島永が反応して止めるが、こぼれ球をネイマールに押し込まれて、日本3失点目。
ここで、日本は、岡崎慎に代えて柿谷曜を投入する。
81分、ロビーニョの仕掛けから左サイド抜けたカカに渡すと、そこからクロス、これをファーサイドでネイマールが合わせてゴール、日本はネイマールに4点を奪われる。
日本は、柴崎岳に変わって84分、鈴木大を投入、森崎真をCHに、細貝萌をIHに上げ、鈴木大はCBに入る。
89分には、左サイドの太田宏からのクロスをニアサイドで柿谷曜がヘディングで合わせるが、これはGKに止められる。
結局、日本は4-0で完敗に終わる。

完敗
ネイマール一人に4点を取られてやられた感もあるが、それ以上に、後半に関しては、完全に力の差を見せつけられる結果になった。
前半こそ、まだチャンスはあったのだが、後半に関しては、完全に一方的にやられる展開になった。
何がどうというよりも、力の差が大きくて、全ての面で完敗だったと言える。
とはいえ、左サイドからの攻撃で可能性を見せたり、森重真はここぞという所で跳ね返したり見せていたが、サッカーとしての差が大きかったので、どうしようもない。
但し、ここから4年で、この差をどう詰めていくのか、その大きな差を明確に分かったのは良しとすべきだろう。
今の日本代表では、ブラジルに勝てない、ただ、この4点差を1年で1点差を詰めることが出来れば、本番では互角に戦えるという事になる。
このブラジルよりも、強い相手もいるだろうが、しかし、このブラジルと互角に戦える事が、ベスト8以上に上がって行く為に必要であり、その地点が見えた試合だったという所だろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 4.0 好セーブも見せたが、失点はどうしようもないシュートだった。
3 酒井高徳 4.5 右サイドからの仕掛けはあまりできず。
16 塩谷司 4.5 良く耐える事が出来たが、4失点はマイナス。
6 森重真人 5.5 CBとしての方が機能して、ブラジル相手でも負けない対応が出来ていた。
21 太田宏介 6.0 守備面でも耐えていた上に、攻撃で最も可能性を感じさせた。
22 田口泰士 4.0 折角の起用も、あまり持ち味は出せず。
7 柴崎岳 4.0 自信を感じさせるプレーは見せて将来性は感じるが、軽率なプレーでピンチとなる事も。
15 鈴木大輔 -- 評価できず。
17 森岡亮太 4.5 相手の影響か、あまり持ち味を出すことが出来ず。
4 本田圭佑 4.0 流れを変えることは出来ず。
19 小林悠 4.5 惜しいシュートもあったが、あまり持ち味を出すことが出来ず。
14 武藤嘉紀 5.0 積極性など、思い切りの良さを見せた。
9 岡崎慎司 5.0 良い動き出しなどあったが、ゴールは奪えず。
11 柿谷曜一朗 4.5 惜しいシーンもあったが、ゴールを決め切れず。
8 田中順也 5.0 前半は仕掛けるシーンもあったが、後半は展開もあって、試合から消えていた。
13 細貝萌 4.5 チームを安定させたかったが、最終ラインに吸収されてしまった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。