2014年10月18日 [03:05]   徒然なるままに | ブログ | 徒然なるままに 

JR西日本の予告運行中止

先日の3連休の最終日、関西に台風が上陸するという事で、予めJR西日本が、機内各線の16時以降の運行を予告中止した。
これに関して、賛否があるが、結構画期的な話だと思う。
JR西日本自身も、今回は休日だったからという事で出来たが、これが平日だったら出来たかという話は出ている。
確かに、働く人の立場から言えば、止められる事は避けて欲しいだろう。
どうしたって、16時以降の業務がある場合、もしJR西日本を使って通勤しているのであれば、止まるのが分かっていても帰れなければ、今度は帰る為の足を失うという事になる。
しかも、私鉄各線は、関空のような特殊な所に行く南海の一部の線などを除けば平常通り運行しており、実際、上陸したものの、当初想定していたほどの威力は無くて、特に私鉄各線に問題は発生しなかった。
だからこそ、止めた事に対して批判があったという所だろう。

但し、一転別の視点で考えた時、個人的には部下を持つ身であるだけに、もし前日の段階で翌日16時には電車が止まると分かっているのですから、予め前日の段階で、部下を含めてスケジュール調整をして、16時まで、と言うか、午前中で帰られるようにするように指示するし、実際に午前中で全員帰らせる。場合によると、業務が無ければ休むことを推奨する。
予め分かっているからこそ、そういう対応が出来て、もし、運良く台風の被害が無くて電車を動かせることが出来たとしても、先に休ませる事が出来るのですから、リスクの回避になる。
これが逆のパターンだと目も当てられない。普通に出てきて、結果として、電車が動かなくなって帰られなくなるのに比較すると、偶々、被害が無かったという方が圧倒的に良い。
だからこそ、先に何時から止めますという方がありがたい。

つまり、立場と言うか考え方次第でどちらとでもなるのですから、賛否があって当たり前である。
その上で、画期的だと思えるのは、ようは、リスクがあることが分かっている場合、先にそのリスクを回避する手法を取る事がどういう事かというのが分かったという事だろう。
先日、御嶽山が噴火した時に、噴火の予兆があったのに登山を許したと批判する意見もあった。
そこで気になるのが、例えば噴火の予兆と言うのは、御嶽山に限らず、極端な話で言えば、南九州全体の火山帯は常に噴火の予兆があるという事らしい。事実桜島が噴火しているが、それ以外でも噴火の可能性は常にあるらしい。
では、リスクを回避するために、常に南九州は人が住むべきでないとするのか? そんな事は出来る筈もない。
これは極端な例だとしても、紅葉の季節に登山客にとって好きな山に、もしかしたら、いつか噴火する可能性があるから登山を停止すべきかどうか?
実際に噴火したから、今回は登山をさせるべきじゃなかったという意見になるのだろうが、では、噴火しなかったら、止めていたとして、その人は批判したのか?
実際に、登山をさせるべきじゃないと批判しておきながら、今回の台風でのJR西日本の判断を批判する人もいた。
以前、別途サッカーの話で書いたが、意見や考えは人それぞれで多様である事は正しい事だと言える。ただ、それを都合良く意見を変えるのでは説得力を欠く。
噴火をする「可能性がある」から登山を「止める」事が正しいとするならば、台風の被害がある「可能性がある」から運行を「止める」事を是とするべきであり、噴火をする「可能性がある」から登山を「止める」のに、台風の被害がある「可能性がある」のに運行を「止めさせない」と言うのでは説得力を欠くという事。
つまり、これまでも多々あった二枚舌な(自称)評論家が、どれだけ説得力を欠くというのかを露わにさせた事は画期的だったと言えるな。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。