2014年10月29日 [03:48]   ヴァンフォーレ甲府 | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第30節 甲府 vs 川崎F

残り5試合となるJ1第30節。
ここ5試合は1勝3分1敗、降格圏争いに巻き込まれて、現在は16位となっている甲府。
前節鳥栖に勝利して連敗を脱出、何とかACL出場圏内である3位になり、優勝争いにも絡める川崎F。
かたや残留、かたや優勝の為に、勝点3が必要になる試合。

Jリーグ2014 Division1 第30節
山梨中銀スタジアム/10,536人
甲府 2-1 川崎F
(甲府) 阿部拓馬(27分)、佐々木翔(81分)
(川崎F) レナト(16分)
ホーム甲府のスタメンは、1 荻晃太、16 松橋優、4 山本英臣、6 佐々木翔、11 ジウシーニョ、8 新井涼平、5 マルキーニョス・パラナ、27 阿部翔平、7 石原克哉、19 盛田剛平、9 阿部拓馬の3-4-3。
アウェー川崎Fのスタメンは、1 杉山力裕、3 田中裕介、2 實藤友紀、15 谷口彰悟、23 登里享平、6 山本真希、16 大島僚太、19 森谷賢太郎、10 レナト、11 小林悠、13 大久保嘉人の4-2-2-2。

甲府が競り勝つ
立ち上がりは川崎Fがペースを握ったように思えるが、下がって受けていた甲府が前に出て行って互角の展開になっていくと、16分、右サイドからのクロスを甲府がクリアし切れないと、小林悠が競って、こぼれたボールを胸トラップから体を捻るようにしてのボレーシュートをレナトが決めて、川崎Fが先制。
しかし、27分、右サイドからのボールを阿部拓が軽く触って逆サイドまで流すと、それを盛田剛が折り返し、ワンツーで抜け出した阿部拓が冷静にゴールに蹴り込み、甲府が同点に追いつく。
試合は、ボールを川崎Fがもっているが攻められない中で、甲府の方がボールを奪ってからの攻撃でチャンスを作る、ただ、どちらもゴールを奪えないまま、ただ、お互いにテンポが早くはなってきた所で、81分、左サイドでFKのチャンスを得た甲府は、山本英が絶妙なボールをゴール前に入れると、中央で佐々木翔が合わせてゴール、甲府が逆転する。
結局、この1点が決勝点となって甲府が川崎F相手に競り勝つ。

甲府が上回る
立場は違うが、どちらも何よりも勝点3が必要な両チームの対決だったが、その勝点3に対して執着を見せたのは甲府だったように思える。
立ち上がりこそ、川崎Fがペースを握ったと言えるが、それも甲府が、どちらかと言うと守備から入ってという事で、川崎Fがボールを持つことが出来た分もあるが、ペースは間違いなく川崎Fだったと言える。
その中で、レナトのスーパーゴールで先制した川崎Fが、そのまま勢いに乗るのかとも思えたが、この辺でペースダウンしてしまうのが、今の川崎Fの問題なのかもしれない。
甲府のハードプレスの前に川崎Fがボールを持ちながらも前に出て行けなくなってしまうと、甲府が、こちらも素晴らしい連携からのスーパーゴールを決めて同点になる。
ただ、そこから川崎Fがペースに乗る事が出来ず、甲府ペースのまま試合は進んで行く、この辺、1点へのこだわりと言うのか、思い切りが甲府の方にあったのか、甲府は強引でも前に出るが、川崎Fは前線にボールを入れる事も出来ず、結果、絶妙なFKからのボールを佐々木翔が押し込んで甲府が逆転勝利を掴んだ。
単純に気持ち云々と言うのは避けたいのだが、この試合に関して言えば、勝つために前に出て行くという点で川崎Fよりも甲府が上回った結果が、勝利に繋がったと言える。

前に入れられない
正直、川崎Fらしいサッカーがなりをひそめた試合だった。
得点シーンはレナトの見事なゴールであり、以前の川崎Fならば、それで相手が出てくるのに合わせて、優勢に試合を進めることが出来た。
しかし、この試合の川崎Fは、ボールを持つことが出来ても、前にボールを入れていかなかった。
川崎Fの2トップは小林悠と大久保嘉であり、その二人は裏へと抜け出す力を持っている。
だからこそ、前にボールを入れていく事で彼らは力を発揮するのだが、彼らにボールがほとんど入る事が無かった。
正直、前半の試合内容的には、大久保嘉も小林悠も居ても居なくても変わりがない位、ゲームから消えてしまっていた。それも、相手に消されたというよりも味方からのボールが無くて消されたとも言うべき。
後半に入って中村憲が投入されたから、そこから前に入れる意識も出てきたが、やはり、川崎Fらしさと言うのは感じなかった。
勝たないといけない試合であるにも関わらず、川崎Fらしさが出てこない、残り試合を考えると、今一度、自分たちのサッカーを取り戻す事、それが優勝争いには最善策であろう。

見事な勝利
前節浦和相手にドローに持ち込んだが、今節は勝たないといけない中で、クリスティアーノが出場停止、青山直が体調不良とどうにも苦しい状況であったが、前線3トップを組んだ3人を中心に、ハードワークで川崎Fを上回った。
前線の3人が守る時にはきっちりと自陣に戻ってブロックを作って、川崎Fの中盤から前に出るボールをコントロールした上で、自分たちのボールになれば、川崎Fの中盤と最終ラインの間に散ってボールを引き出したりと、それが奏功したのが同点ゴールのシーンだろう。
見事にDFの前でワンタッチで流して、折り返しを受けて冷静にゴールを決めた阿部拓に、ダイレクトで折り返した盛田剛のプレーは素晴らしかった。
後半からの少し蹴り合いになってしまった流れの中では、お互いに持ち味を出せなかったものの、裏を返せば、最後の最後まで川崎Fに持ち味を出させず、それが勝利に繋がったと言える。
この勝利で一旦は降格圏を脱出、ただ、まだまだ1試合で沈む可能性もあり、この試合に見せたような粘り強さと思い切りの良さがここからの残留に必要になってくるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。