2014年10月30日 [03:06]   なでしこジャパン | スポーツ | 女子サッカー全般 

国際親善試合 カナダ vs 日本

来年のWCに向けての強化試合。
先日と同じく対戦相手は、強豪カナダ。
ベストと言うべきメンバーが招集できる最後のチャンスとも言われているし、そもそも、この試合の後は、現状では強化試合の予定が無いとの事で、何としても、ここでなでしこジャパンの形を完成とまではいかなくても、作り上げなければならない。

国際親善試合
カナダ・バンクーバー BC Place
カナダ 2-3 日本
(CAN) OG(58分)、シュミット(91+分)
(JPN) 永里亜紗乃(33分)、大儀見優季(76分)、鮫島彩(92+分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
国際親善試合2014 カナダvs日本
なでしこは、前の試合から熊谷と阪口の2人を残して9人を入れ替えて挑む。情報では、本当なら阪口ではなく宇津木を起用するという話もあったが、体調不良で阪口が起用となったようですので、本当なら10人を入れ替えるつもりだったようだ。

前半
カナダのキックオフで試合開始。
立ち上がり早々4分、12番シンクレアが裏に抜け出した所を、PAを飛び出した福元がクリア、しかし、そのこぼれ球を拾ったカナダが左サイドから崩しにかかるが、ここは何とかなでしこの守備陣が体を張ってゴールを許さず。
7分にも、カナダは岩清水のクリアボールをカットした10番フレミングが仕掛けて、最後はクロスかシュートか中途半端なプレーで日本は助かる。
日本はボールを回しているが、16分には、再び12番シンクレアがスルーパスに抜け出してチャンスを作り出したが、ここは岩清水が防ぐ。
なかなか決定機が作れなかったなでしこだったが、33分、右CKからのボールをカナダDFのクリアが小さかった所で、バウンドした難しいボールだったが、それを永里が左足で見事にコントロールしたミドルシュートを決めて、なでしこが先制。
先制したあたりからなでしこがペースを掴み出して、立て続けにCKのチャンスを作るが、追加点を奪えず。
逆に終盤に、12番シンクレアの仕掛けから19番レオンに決定的なパスが出てシュートまで行かれるが、これは枠を大きく外す。
前半はなでしこが1点リードで折り返す。

耐えた
なでしこにとって、スタメンを大きく入れ替えた事で、予想通りと言うべきか、カナダにチャンスを作られてしまった。
とはいえ、CBは、ある意味なでしこの本来のコンビである岩清水と熊谷であることで、ギリギリで耐える事が出来ていたのと、カナダは最後の部分での精度を欠いていたので、ゴールを許さなかった。
この辺の守備は、どちらかと言うと、前の試合でもそうだったが、相手にスピードと強さのある選手がいると、単純に1対1での部分で負けてしまうという所だろう。
但し、劣勢ながらも耐える事が出来れば、今のなでしこの力であれば、相手の圧力が弱まれば反発していく事が出来る。
この強さが、WCで勝っていくためには必要であり、だからこそ、前半の途中までに嫌な流れも、なでしこは冷静にボールを繋ぐなどして、耐え抜く事で、隙をつくようにゴールを奪った。
ゴール自体は、永里のスーパープレーであるが、しかし、あの時間帯は、なでしこが押し返して、カナダがそこまでのサッカーを出来なくなってきていた所であり、その後も、CKのチャンスを作り出していた。
こういう耐える時には、時間をかけたりしながらも耐える事で、ここぞという所で点を取りに行くことが出来れば良い。
その意味では、前半は良いサッカーにする事が出来たと言える。

後半
カナダは、14番タンクレディに代えて9番ベーレンガ―、24番クオンに代えて15番チャップマンを投入、なでしこは、岩渕と菅澤に代えて大野と大儀見を投入、大儀見と高瀬の2トップにしたなでしこのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりから、展開が早く、どちらも一気に仕掛けてチャンスを作り出す、58分には、フワッと浮かしてDFの裏に落としたボールを、10番フレミングがヘディングで押し込みに来るが、上尾野辺がギリギリでクリア、ただ、左CKをショートコーナーで始めたカナダは、13番シュミットがフリーでボールを受けてシュートを決めて、カナダが58分同点に追いつく。記録は、阪口に当って入ったという事でOG。
同点に追いついたことでカナダがリズムを掴んで押し込んできて、なでしこはなかなかボールを奪う事が出来なくなる。
68分、なでしこは高瀬に代えて宮間を投入、ほぼ同時にカナダも19番レオンに代えて16番フェリグノを投入する。
その後、なでしこは、岩清水が足を痛めたようで、急遽74分、川村と交代。
76分、なでしこは、右サイドの早い段階で有吉が前線にボールを入れると、DFがクリアし切れず裏にこぼすと、それを走り込みながら大儀見がボレーで合わせてゴール、なでしこが勝ち越す。
81分、カナダは11番スコットに代えて6番カイルを投入する。
なでしこも、83分、永里に代えて鮫島を投入する。
カナダは、85分、7番ウィルキンソンに代えて23番イェッカを、10番フレミングに代えて22番ローレンスを投入する。
なでしこもチャンスを作っており、まだまだ、このまま終わりそうにないという所で、88分、田中に代えて宇津木を投入する。
アディショナルタイムに入った所で、カナダは自陣のGKから一気に前線にボールを送ると、12番シンクレアがヘディングですらして、抜けたボールを13番シュミットと熊谷が競り合い、こぼれ球を9番ベーレンガーが拾うと、シュートは一旦福元が止めたが、こぼれ球を13番シュミットに押し込まれてしまい、同点に追いつかれる。
ただ、その1分後、相手陣内でバックパスを受けたDFから出足鋭く鮫島がボールを奪うと、そのままGKとの1対1を冷静に決めて、なでしこが勝ち越し、そのまま試合終了。
なでしこが、3-2で勝利。

勝ち切った
最後の最後で勝ち切った事、アディショナルタイムで同点にされた後に、諦めず、見事なプレッシングでボールを奪ってゴールに繋げた事、途中で入って体力があった鮫島のプレーもそうだが、その前にバックパス以外の選択肢を無くさせるくらいまでプレッシングをかけたことも評価に値するだろう。
但し、問題が多かったのも事実で、スタメンを大きく入れ替えた事で、どうしても、全体的な連動性を失ってしまって、なでしこの持ち味であるチームでもってボールを奪って、そこからパスを繋いで行くという部分が少なかったように思える。
攻撃にしても、3点とも、ある種個人技で、チームで崩してというのはあまり無かった。
何より守備が、前線でのボールの追いかけに全体が連動しないため、そのまま個人でゴール前にもってこられてしまって危ない場面があり、熊谷と岩清水が冷静に対応していたから、何とかなった部分も多いが、クリアボールを拾われるのが、特に後半には多かった。
この辺の改善は急務だろう。
また、これは、今度のWCに向けてではあるが、人工芝、それも日本にもいくつかある人工芝と異なっているようで、結構滑ってしまっているシーンが目に付いた。
これは、先日の試合でもそうで、こういう人工芝が今度のWCの会場になるという事であれば、それに対する対策、それこそ、スパイクの種類だったり、ボールに対するアプローチのタイミングだったりを考え直さないといけない。
その上で、チーム全体でどうやるのかが重要だろう。
どうにも、やはり大儀見がいないと前線でボールがおさまらず、攻守でのボールに対する守備も甘くなる印象もあり、この辺の所も、改善するのか、それを活かすのかと言うのも重要で中途半端なままの方が問題になりそうだ。
そういう諸々の問題が出たが、後は、アルガルベカップからWCだけで、改善点を知るためにも、後アルガルベカップの前後に、WC前に2~4試合位は試合が欲しい所ですね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。