2014年11月05日 [03:43]   サガン鳥栖 | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第31節 鳥栖 vs 神戸

残り4試合となるJ1第31節。
ここ5試合は2勝3敗で、優勝に関してはほぼ絶望的だが、ACL出場権を争う5位につける鳥栖。
5試合は1勝3分1敗と勝ち切れず、何とかACL出場権を狙いたいが、まずは一桁順位に留まりたい9位神戸。
勝敗のモチベーションに関しては鳥栖が上回るが、神戸もこれ以上順位を下げたくない。

Jリーグ2014 Division1 第31節
ベストアメニティスタジアム/12,895人
鳥栖 2-1 神戸
(鳥栖) 豊田陽平(87分、94+分)
(神戸) 石津大介(76分)
ホーム鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、15 丹羽竜平、36 菊地直哉、2 キム・ミンヒョク、13 安田理大、28 高橋義希、14 藤田直之、8 水沼宏太、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。
アウェー神戸のスタメンは、30 徳重健太、25 奥井諒、5 河本裕之、14 増川隆洋、3 相馬崇人、27 橋本英郎、16 チョン・ウヨン、7 ペドロ・ジュニオール、10 森岡亮太、13 小川慶治朗、18 マルキーニョスの4-2-3-1。

鳥栖が逆転勝利
立ち上がりから試合の主導権を握ったのは鳥栖で、サイド攻撃だけでなく、そこから中に切れ込む形も含めて、何度となくチャンスを作る。対する、神戸もボールを持つことは出来ていたのだが、攻めきる事が出来ず、カウンターでチャンスを作ったシーンこそあったものの、なかなか自分たちのペースに持ち込むことが出来ない。
どちらかと言うと鳥栖のペースの試合だったが、76分、中盤から森岡亮が鋭いスルーパスをDFの間でマルキーニョスがワンタッチで裏に流し、そこに斜めに走り込んできた石津大が一気にシュートを決めて、神戸が先制。
1点を追う鳥栖が、猛攻を仕掛けて、神戸ゴールに迫り、神戸が耐える展開になっていたが、87分、左サイドで豊田陽がポストプレー、体を張ってボールをキープしてから外の早坂良に出してから、中に戻るとそこに早坂良からのクロスが入って、ゴールに背を向けたままの後ろにすらすようなヘディングシュートを決め、鳥栖が同点に追いつく。
同点になって、お互いに次の1点を狙い、展開の速度が速くなると、90分には、鳥栖が最終ラインでパスミス、これを奪って、最後は完璧にフリーとなったマルキーニョスのシュートだったが、GK林の素晴らしい反応でキャッチ。
アディショナルタイム、鳥栖が右CKから流れたボールを藤田直がもう一度ゴール前に入れると、ファーサイドで豊田陽が上手くDFの裏でボールを受けて、ゴールに押し込み、鳥栖が逆転、鳥栖が勝利をおさめる。

内容的にも鳥栖
鳥栖が立ち上がりから試合の主導権を握った。
確かにポゼッションでは神戸の方が上回っていたように思えるが、しかし、内容的には完全に鳥栖で、神戸はボールを持っていてもなかなか前に出て行くことが出来ず、鳥栖がガッチリと固めた守備を崩すことは出来なかった。
鳥栖も決定機を決めることが出来なかったものの、いつもであれば、サイドからクロスという一辺倒に近い攻めが、サイドから中に切れ込んでいくようなプレーも多く、神戸の守備を崩そうとチャンスを作った。
とはいえ、お互いに得点を奪えないと、劣勢な方が得点する事が往々にしてあるように、神戸が、見事なプレーで先制ゴールをあげた。
森岡亮のスルーパスも、それを落としたマルキーニョスの判断も、そして、走り込んだ石津大のプレーも見事の一言だったが、そのゴールで神戸が先制して勝つかとも思われたが、結局、試合の流れを掴んでいた鳥栖が、同点から逆転へと繋げていった。
失点をしたことから、完璧だったわけではないと言えるが、しかし、総じて、この試合の鳥栖の方が神戸よりもゲームを支配していたと言えるだろう。

カウンターを活かせるか
森岡亮というパサーを擁する事で、神戸もボールをポゼッションして攻める力をつけたとも言えるが、本来の神戸のサッカーは堅守速攻で、高い位置からプレッシングを仕掛けて奪ってから、素早く攻める形だろう。
そして、現実の神戸のメンバーにしても、マルキーニョスに、ペドロ・ジュニオール、そして小川慶と縦に早く仕掛ける力を持っている選手が揃っている。
森岡亮のスルーパスで縦に抜けるというのもあるが、それ以上に、彼らが強い力を発揮するのは、やはり、縦に早い攻めだろう。
試合の主導権を握られた試合の中で、ポゼッションは出来ていたが、そこからチャンスを作る事が出来なかったのに対して、高い位置でボールを奪えた時のショートカウンター、もしくは、得点シーンのような縦に早い攻めの時に、神戸はチャンスを作れていた。
若干勿体無いのかもしれないが、しかし、やはり神戸の武器と言うのは縦に早い攻めとなるだろう、それをどうやって出していくのか、活かしていくのかを考える必要があるだろう。

豊田陽平
ついに得点王争いでトップに並んだ。
アギーレ監督になってから招集されてはいないが、今の日本人FWの中では、屈指の力を持っているのは間違いない。
現状で、好調を維持している岡崎慎が1トップ候補となるのですから、方向性の違う選手でもあるが、高さと強さを持っているだけに、今後、特にACでのFWの候補として切り札となりえるだろう。
何より、同点ゴールのような、自分にとってやり易い形ではない状況下でも、ゴールを狙う貪欲さ、タイミングが外れていたが、そこでもゴールを感じ取ってシュートにいける力と言うのは、ストライカーにとって重要な嗅覚である。
今の豊田陽であれば、どういう状況下でもゴールを奪える印象があり、乗っているだけに、それは鳥栖のここからの上位進出、ACL出場権などを得る為に重要な力になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。