2014年11月26日 [03:28]   徳島ヴォルティス | スポーツ | Jリーグ/2014 

J1/2014 第32節 徳島 vs 鳥栖

残り3試合となるJ1第32節。
既に最下位で降格が決まっており、後は、どこまでJ1で傷跡を残せるかと言う徳島。
首位浦和と勝点差8、残り試合を全勝して、浦和が全敗と言う条件ながら優勝の可能性を残している4位鳥栖。
鳥栖が優勝の可能性を残せるか否か、とにかく勝たないといけない試合。

Jリーグ2014 Division1 第32節
鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム/6,259人
徳島 0-1 鳥栖
(鳥栖) 安田理大(83分)
ホーム徳島のスタメンは、31 長谷川徹、35 村松大輔、2 福元洋平、26 橋内優也、4 藤原広太朗、14 濱田武、16 斉藤大介、3 アレックス、15 廣瀬智靖、20 大崎淳矢、19 キム・ジョンミンの3-4-2-1。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、15 丹羽竜平、36 菊地直哉、2 キム・ミンヒョク、13 安田理大、6 岡本知剛、14 藤田直之、8 水沼宏太、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。

鳥栖、終盤のゴールで勝利
序盤から試合を押し込んでいくのは鳥栖だが、しかし、がっちりとゴール前でブロックを作った徳島の守備を崩すことが出来ず、徐々に、カウンターから徳島が攻撃に転じるようになっていく。
どちらも得点の可能性を感じることはなく、守備が良いのと、攻撃が単調になっての膠着した展開になる。
このままスコアレスドローで終るかと思われた83分、クロスが流れて左サイドで拾った安田理が、徳島の守備の隙をつくように一気に中に切れ込んで、思い切って右足を振り抜くと、シュートがゴールに突き刺さり、鳥栖が先制。
その後、鳥栖は時間をかけて試合を締めに入って、徳島は攻められない展開のまま試合終了、鳥栖が、連勝で優勝の可能性を残した。

膠着した試合
鳥栖は何が何でも勝たないといけない試合であったのだが、それが悪い方に出たのか、プレッシャーに負けたのか、どうにも動きが悪く、徳島相手に攻め切れない展開となってしまった。
徳島の守備が良かったという点もあるだろうが、鳥栖が単調な攻めを繰り返すことで、得点の可能性を全く感じさせない試合にしてしまった。
正直な感想を言えば、優勝を狙っているチームの試合にしては、面白くない試合になった。
膠着したような展開でも、もっと緊迫した感があれば良いが、お互いに攻め切れない試合は、ここにきて、はっきり言って拍子抜けである。
鳥栖は何が何でも勝たないといけないのであるのだから、そして、徳島にとっては、このままではJ1のリーグ記録となる最少勝点となってしまうのですから、お互いに勝点を取る為に、勝つためにもっとどう攻めるのかと言う部分を見せて欲しかった。
両チームとも負けたくないという戦い方の結果、内容的にがっかりした試合になってしまった。

次の昇格に向けて
この試合を終えて残り2試合。
徳島にとってみれば、来季のJ2で勝ち抜くために、そして、次のJ1昇格後を考えて戦っていく必要があるだろう。
確かに開幕前から戦力的に劣っているので、各所での予想でも最下位予想とされていて、事実その通りとなってしまった。
但し、昨季の磐田、一昨年のG大阪、更に言えば、今季残留争いしている清水やC大阪と言ったクラブは戦力がありながらも降格の可能性があり、単純に戦力だけで勝ち抜けるものでもない。
最低限の戦力は必要ではあるが、その上で、どう戦っていくのかが重要であり、この試合、最前線に入ったキム・ジョンミンが鳥栖の守備陣相手に競り勝っていて、前線で広く動いてボールが収まっていた。そこに、廣瀬智などがフォローして攻撃を展開する事が出来ていた。そこまでの形は非常に良いものが作れていたのだから、そこから先、もう一度、ゴール前で勝負する形を作り出していく事、それが得点を奪う事に繋がる。
そして、守備陣は全体でゴール前にブロックを作って豊田陽を良くマークして潰していた。その守りは悪くは無かったが、ペースを最後までもたせる事が出来ず、最後は安田理のドリブルに対して対処するだけの力が無くなっていた。
全ての面で足りないものが多い徳島ではあるが、一つずつ、問題を改善していく事が、次の昇格に繋がるだろう。

届かせるために
安田理の思い切った攻めと判断に助けられた試合になった。
ただ、先に書いたように、この試合の鳥栖の出来は悪かった。
元々、鳥栖は全体で動いてボールを奪って、奪えば、一旦豊田陽に当てて、そこからサイドに展開したりしておいて、更にサイド深くからゴール前に上げたり、相手のDFが揃う前に素早くアーリークロスを入れるなどしていく。
しかし、全体の動きが乏しく、ボールを奪える地点が下がってしまって、攻撃に転じても攻め上がりが時間が掛かって、徳島に守備時間を作らせてしまっていた。
結果、豊田陽がマークされていて、そこで基点が作れず、そうなった時の攻め手を完全に欠いていた。
鳥栖は、とにかく残りの試合を連勝するしかない。それは、優勝だけでなく3位以内に入るのであっても、連勝するしかなく、そして、サッカーにおいて勝つためには失点をしない事ではなく、得点を取る事が大事になる。
サッカーは、相手よりも多くの得点を奪った方が勝利する以上、確かに失点しないようにするのも大切だが、それ以上に点を取りに行かなければ勝てない。
この試合のように、負けないサッカーをするのではなく、勝つために今一度、思い切ったサッカーをする事が重要、何よりも次は首位の浦和であり、勝たないと意味が無いのですから、思い切り行くのが重要だ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。