2014年12月17日 [06:38]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2014 

FCWC2014 クルス・アスル vs レアル・マドリード

2014年のクラブワールドカップ準決勝。
延長の末に、アジア王者のシドニーをやぶった北中米CONCACAF王者のクルス・アスル。
そして、ここから登場する欧州王者のレアル・マドリード。
北中米王者が、ここで番狂わせを起こせるのか、とはいえ、もしここで欧州王者が敗れれば、大会としては盛り上がらなくなりそうですけどね。

FIFA クラブワールドカップ Morocco 2014
【M4】準決勝 スタッド・ムーレイ・アブドゥラ/34,862人
クルス・アスル(CONCACAF) 0-4 レアル・マドリード(UEFA)
(レアル・マドリード) SERGIO RAMOS(15分)、BENZEMA(36分)、BALE(50分)、ISCO(72分)
北中米王者クルス・アスルのスタメンは、1 CORONA、15 FLORES、3 RODRIGUEZ、4 DOMINGUEZ、2 PINTO、27 BERNARDELLO、6 TORRADO、11 ROJAS、33 FORMICA、10 GIMENEZ、9 PAVONEの4-2-3-1。
FCWC2014クルス・アスルvsレアル・マドリード
欧州王者レアル・マドリードのスタメンは、1 I. CASILLAS、15 CARVAJAL、3 PEPE、4 SERGIO RAMOS、12 MARCELO、8 KROOS、24 ILLARRA、23 ISCO、11 BALE、9 BENZEMA、7 RONALDOの4-1-2-3。

レアル快勝
開始早々、右サイドからのクロスをファーサイドで落として、それを、中央でRONALDOが押し込みに行くが、この決定的なシーンは、GKのCORONAが抑える。
ただ、クルス・アスルも良い形での攻めを見せるなど、互角の戦いだったが、15分、右サイドでFKのチャンスをレアル・マドリードは得ると、ゴール前に入れたボールがGKを超えた所で、飛び込んでいたSERGIO RAMOSがヘディングで押し込み、レアル・マドリードが先制。
お互いにチャンスを作り、決定的なシーンも両チームともに訪れるものの、クルス・アスルの攻撃は、レアル・マドリードのDFが体を張り、レアル・マドリードの攻撃は、GKのCORONAが止める。
それでも、ボールを支配するレアル・マドリードが36分、右サイドをCARVAJALがドリブルで仕掛けて、ライン際から中に入れると、そこに飛び込んだBENZEMAが合わせてゴール、レアル・マドリードが追加点を奪う。
クルス・アスルもPAVONEが39分、PA内でボールを受けて抜け出そうとした所をSERGIO RAMOSに倒されてPK、ただ、このPKは、TORRADOが左を狙ったシュートを、I.CASILLASが読んで完璧にセーブ。
後半に入って、すぐにレアル・マドリードが、BENZEMAから左サイドの裏に抜けたRONALDOに通して、すぐさまクロス、これをBALEが頭で合わせてゴール、見事なパス回しからレアル・マドリードが50分、3点目を奪う。
レアル・マドリードペースになった試合は、72分、今度は個人技で、RONALDOが仕掛けて、更にパスを受けたISCOが、これも個人技で仕掛けてDFをかわしてシュートを決め、レアル・マドリードが4点目を奪う。
その後も、レアル・マドリードが攻めて、5点目こそ生まれなかったが、レアル・マドリードペースのまま試合終了、初戦を制した。

最終的に力の差
立ち上がりと言うか、途中まではほぼ互角の展開だった。
クルス・アスルはボール支配こそレアル・マドリードにされていたものの、ボールを繋いで攻める事でチャンスを作り上げていた。
最後の部分でレアル・マドリードの守備を崩しきれなかったのだが、しかし、それでも点が取れそうでしたし、もっと競った試合にもちこめそうではあった。特に、あのPKが決まっていたら、もっと試合展開は競ったものになっただろう。
ただ、後半早々に3点目をとってからのレアル・マドリードが優勢に戦い、完全に流れはレアル・マドリードだった。
その終盤の戦い方を見ていると、もしかしたら、序盤からの互角に見える内容に関しても、レアル・マドリードの狙い通りだったのかもしれない。
それ程、終盤には完全に力の差を感じさせる内容になっていたし、きっちりと、必要な部分で得点を重ねていった。
力は、北中米のメキシコ等々、WCで代表レベルでも競ってきているが、それはクラブレベルでも追いついてきているようにも思える中で、それでも、まだまだ欧州王者と北中米王者の差を感じることになった。

惜しい所
序盤から先に書いたように互角の展開。
そこから、2失点こそしたものの、PKのチャンスを作ったり、レアル・マドリードのミスをついて、GKと1対1のチャンスを作り出した。
ただ、PKを止めたI.CASILLASがのって、ベテランの味と言うか、経験と落ち着きもあって、止められてしまった。
前半の内に1点を返すことが出来れば、もっと変わった展開もありましたが、それでも、惜しいシーンを何度となく作り出して、チャンスを作った事は間違いない。
そこを決めることが出来るかどうかが、レアル・マドリードとの差になってしまった。
欧州と北中米の差が詰まってきているように思える中で、力の差を感じさせられてしまったが、それでも、今後、可能性を感じさせる試合内容だった。・・・ま、準決勝で欧州王者を北中米王者が倒す事がCWCにとって良いのかどうかは分かりませんけどね。

個人技とチームプレー
世界でもトップクラスの選手が揃うレアル・マドリードであるだけに、流石の個人技を見せるシーンは多かった。
何気ないプレーですらレベルの高さを感じ、ドリブルでの仕掛けや判断の良さもある。
得点シーンは、先制点を除くと、どれも個人技の仕掛けからチームプレーに繋げている。
こういうレベルのチームが個人技だけに走るのではなく、チームプレーにだけ頼るのではなければ、本当に強いのは分かるが、裏を返すと、確かに今一番欧州で強いチームであるとはいえ、このレベルに現代サッカーは進んできている。
そして、何よりも、ガチガチにやっている訳でもないが、昨年のバロンドールである、世界最高選手になったRONALDOでさえ、自陣深くまで戻っての守りをしたりする。
どれだけ個人技が凄い選手でもチームプレーを選択し、その上で、チームプレーに頼るわけでも無く、仕掛けるべき所は個人で仕掛けていく、そして、それを支える、ちょっとしたプレーの為の基礎技術の高さ。
分かってはいたものの、必要なものを高いレベルで見せつけられるような試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。