2014年12月19日 [06:40]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2014 

FCWC2014 サン・ロレンソ vs オークランド・シティ

2014年のクラブワールドカップ準決勝。
オセアニア勢として初の準決勝へと駒を進めたオークランド・シティ。
それに対して、南米王者サン・ロレンソが登場。
順当に南米王者が勝つのか、ここも勢いに乗るオールランド・シティがジャイアントキリングを達成するのか。

FIFA クラブワールドカップ Morocco 2014
【M6】準決勝 スタッド・ムーレイ・アブドゥラ/18,458人
サン・ロレンソ(CONMEBOL) 2-1 オークランド・シティ(OFC)
(サン・ロレンソ) BARRIENTOS(47+分)、MATOS(93分)
(オークランド・シティ) BERLANGA(67分)
南米王者サン・ロレンソのスタメンは、12 TORRICO、7 BUFFARINI、14 KANNEMANN、3 YEPES、21 E. MAS、5 MERCIER、30 VERON、20 ORTIGOZA、8 KALINSKI、11 BARRIENTOS、9 CAUTERUCCIOの4-1-4-1。
FCWC2014サン・ロレンソvsオークランド・シティ
オセアニア王者オークランド・シティのスタメンは、1 WILLIAMS、5 BERLANGA、6 IRVING、17 DORDEVIC、3 TAKUYA、8 PAYNE、15 VICELICH、4 BILEN、10 DE VRIES、25 TAVANO、20 TADEの4-3-3。

集中した守備を見せた両チーム
両チームとも集中して試合に入っていて、お互いに相手の守備を崩しきれず、先にオークランド・シティが繋いでいるが、両方とも決定機を作るにはいたらず。
お互いの守備が良くて、プレッシングが厳しく、なかなかボールをゴール前まで運ぶことが出来ない。
どちらも決め手を欠き、このまま前半は終わるかと思われたアディショナルタイムに、一旦、左サイドへと展開して、そこから一気に裏に上がってきたE.MASへと更にパスを繋ぐと、そこから素早くクロス、これをファーサイドの下がり目の位置で待ち構えていたBARRIENTEOSがここしかないというコースにシュートを決めて、サン・ロレンソが先制。
後半に入って、オークランド・シティが押し込みだすが、なかなかゴールを奪えないまま時間が経過、しかし、67分、TAVANOから入れたボールをTADEがDFを引き付けてからスルーパス、ここに走り込んだDE VRIESだったが、GKが一瞬早くカット、ただ、このこぼれ球を走り込んできたBERLANGAが角度の無い所で押し込み、オークランド・シティが同点に追いつく。
同点にされた事で、サン・ロレンソが攻勢に出て行く中で、オークランド・シティは押し込まれるも、カウンターを狙って行く。
しかし、どちらもゴールを奪う事が出来ず、決着は延長へ。

延長
延長前半早々、左サイドからROMAGNOLIがアーリークロスを入れると、ファーサイドでMATOSがヘディングで落とし、このボールをBARRIENTOSがカットされシュートには行けなかったが、こぼれ球が再びMATOSの下に転がると、これをコントロールしたシュートを決め、サン・ロレンソが93分勝ち越す。
1点を追うオークランド・シティが攻勢を仕掛けて、惜しいシーンもあったが、しかし、サン・ロレンソの堅い守備は崩しきれず、結局、そのまま試合終了。
延長の末、南米王者が準決勝を制す。

守備の良い両者
ここまで、2試合を勝ち上がってきたオークランド・シティ。
先に書いたようにオセアニア王者としては初の準決勝ではあるが、ここまでの勝ち上りは、見事な守備をベースに出来ている。
サッカーは点を取り合うスポーツであり、攻撃からという意見も多いが、しかし、昨今のサッカーはやはり守備から、同攻撃に繋げて点を取るのかと同時に、点を取る為にどう守るのかと言う点が同時に存在する。
自分たちの流れを掴むまでは、まずは守る事が大切だったり、流れを読みながら守れる事が大切であり、だからこそ、今季のJリーグにおいて優勝、三冠を達成したG大阪も、かつての2点取られたら3点取れというイメージはそのままに、しかし、1点もやらない守備が出来るようになっていた。
そして、このクラブサッカーのトップであるCWCでも、その守備の重要性が発揮されるようになった。
両チームとも守備が良くて、だからこそ、チャンスは少なかったが、その少ないチャンスを決めたサン・ロレンソが、やはり、勝負事での強さ、レベルの高い所でのギリギリの経験の差が結果に繋がったのかもしれない。

一歩ずつ
先に書いたように、オークランド・シティは初の快挙を達成した。
ここまで、CWC最多出場から分かるように、正直言えば、今やオセアニアでは敵はいない。
こういうのは、日本代表と被る所もあり、日本もアジアでは、敵はいないとは言わないが、正直、今の日本が強くなるためにはアジアの敵では役者不足である。
それと同じくオセアニアの敵は、オークランド・シティには既に役者不足となるのだろう。
但し、その相手と戦い、そして、毎年のようにCWCで世界のトップクラブと試合をするようになる事で、開催国だけでなく、アジアやアフリカ、北中米王者と戦っていく事で、少しずつ力をつけてきた。
経験値を積み上げる事で、オークランド・シティもついに、少なくともアジアとかとは肩を並べる所まで来たのかもしれない。
一歩ずつ成長してきたオークランド・シティの存在は、もしかしたら、CWCの価値に繋がっていくのかもしれない。

強くは感じないが強い
オークランド・シティと互角に戦ったサン・ロレンソは、正直あまり強いと感じなかった。
どちらかと言うと健闘した、オークランド・シティの方が強く感じたものだが、しかし、サン・ロレンソは紛れもなく強いのかもしれない。
南米のクラブをイメージするような躍動感はほとんど感じなくて、どちらかと言うと、ガチガチにあたって激しいプレッシングで勝負するようなサッカーをしていた。
それ自体は、アルゼンチンのサッカーでは珍しくないものなのかもしれないが、やはり、印象が違ったと言える。
但し、かつて、当時最強とも言えるバルセロナをやぶったインテルナシオナルやチェルシーを倒したコリンチャンスなど、世界一になった南米王者はとにかく守備が素晴らしかった。
先日の戦いからレアル・マドリードの力は現在、世界最強に最も近いと言えるが、それと戦う上で、サン・ロレンソの守備は、物凄く期待できる。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。