2014年12月24日 [08:20]   日本サッカー全般 | スポーツ | 時事ニュース 

アギーレ監督の八百長疑惑について雑感

先日、スペインでアギーレ監督を含む関係者33名がバレンシア裁判所に告訴されました。
この記事を書いている段階では、まだ、その告訴状を受理されていないのですが、結構、騒がしい状況ですので、個人的にも思う所を書いておく。
八百長疑惑という事で、ただ、本人は全面否定しているが、これは当たり前でしょう。
それなりに地位ある人間に、真正面から「やりました?」って聞いて「やりました」って答える人がどれだけいるのか。
とはいえ、決定的な証拠がある訳でも無いですし、各所で、この試合のVTRなども出ていますが、これが八百長の結果だという事が言えるような、そんなあからさまなプレーが無い。
となれば、どうしたって状況証拠の積み重ねになる。
スペインの司法がどうなのか、例えば、それが韓国司法のように法令よりも、情緒を優先するような事がなければ、決定的な証拠が無い段階で、状況証拠がどれだけあるのかって事になるでしょうけどね。
ただ、先に書いたように本人に聞いても否定するだけでしょうが、八百長に対して、どういう心象になるのかは、やはり多少なりとも影響はするかもしれませんね。

さて、その上で、今回の件のJFAの対応に関しては、若干の問題はあるが、概ねの問題はない。
ようは、今回の件に関して、JFAが取りえる対応は、監督を辞めさせるか、続投させるかの2択である。
で、現状では疑惑の段階で、裁判所にも受理されていない状況ですから、辞めさせるという判断にならないのは、日本の司法的な考え方である、疑わしきは罰せずの精神からも間違っていないだろう。
確かに、スポーツ、それも代表監督という立場であれば、八百長の疑惑があるだけで問題だという意見も分からないでも無い。
しかし、そこは判断の基準だけであり、疑惑は疑惑で、本人は否定している以上辞めさせる理由にならないという判断に関しては支持するものだ。
間違っても、会見でバカな記者が、一時的に外れてもらうなどと言うのは、論外どころか、本当に考えているのか疑わざるを得ない。
何故なら、一旦外れてもらうとすると、何らかの確定が行われるまでは代表監督は代理監督が行う事になる。
この場合、手倉森コーチが代理監督になるのかもしれないが、では、それはいつまでだろうか?
疑惑が白になるか、黒になるか確定するまでとなると、スペインの司法組織がどうなっているかは分かりませんが、もし、日本と同様に高裁、最高裁まであるとした場合、どちらの判決がでても、3審すすむとしたら、何年かかるのか?
先に書いたように、今回は状況証拠の積み重ねであり、栽培自体が長引く可能性も高い。
であれば、もし、3年判決が出るまでかかったとしよう、そうなるとWC予選も全て代理監督で挑むのか? というよりも、ま、代表監督の任期を4年のWC周期で考えた場合、では、今回のロシアWCに関して、4年の内3年を代理監督でつとめて、それは、アギーレ監督が指揮した日本代表と言えるのか? それなら、代理ではなく手倉森監督の日本代表で良いのではないか?
バカバカしい話であろう。
であれば、一旦は、状況と情報を集めておきながら、何かあった時に対応できるように、後任を選考しておくだけ、ましてや、後任の選考に関しては、こんな疑惑があろうがなかろうが、ACの結果次第では解任するべきとなる訳で、別に特別な話でも何でもない。

また、原専務理事の言葉にあるように、疑惑の白黒に関わらず、裁判の状況で、監督が日本を離れる期間が長い、もしくは多くなっては、指揮に支障をきたすとなれば、交代するというのも正しい判断である。
先に書いたように疑惑がある人物を代表監督に掲げるのは問題だという意見も分からないでもないが、但し、それは、JFAと選手が考えるべき話ではあり、そんな人に指揮されたくないと思う選手が多ければ、やはり解任せざるを得ないが、幸か不幸か、日本は、そういう雰囲気になり辛い所もある。
実際、マスコミが海外から戻ってくる選手にインタビューして、どう思うか聞いているが・・・
そういえば、あれもバカバカしい話で、代表選手に、この時期、疑惑の事を聞いても、答えないか、信じると答えるかどちらかしか無くて、言葉が違っても言っている事が変わる事は無い、そんなので選手を煩わせるなと思えて仕方が無い。

ま、ようは、現状において、問題はあるが、監督交代する必要は無いという事が言える。
但し、先に書いたようにJFAの対応に完全に問題が無かった訳ではない。
最大にして、唯一の問題と言えるのが、クラブと選手への説明が後回しになった事だろう。
先に書いたように、今回の件は、選手側に問題が無ければ、何も問題はない。アホみたいにマスコミが騒ぐことで問題を起こさなければ、日本サッカー界としての問題としてはなりえない。
ただ、その為には、記者会見をするより前に、理事会の意向をきっちりと各クラブと、海外でやっている選手には、それなりの手段で詳細に説明とJFAの考え方を伝える必要があった。
それが出来ていない段階で、手順を間違えたと言えるだろうな、会見では、合宿に集まった段階で監督自身からという話はあったが、大切なのは、それ以前に協会がどう判断したかという説明をする事と、日本のサッカー選手は、決して代表メンバーだけでなく、代表に選ばれる可能性は本来全てのサッカー選手に平等にある。
少なくとも、Jリーグの各クラブへの説明責任はあった筈であるが、それを怠ったのは間違いでしょう。

最後に今回の件は、例え疑惑がどうであっても、選考段階で、この可能性を考えられなかった事を考えても、選考に携わった技術委員への処罰と、代表監督を選択したJFA会長、専務理事、技術委員長といったあたりの処罰は必要だろう。
ましてや、もし黒となった場合は、理事会の幹部は総辞職は必要でしょうね。
それだけの問題だという事も考えておく必要はあるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。