2015年01月07日 [08:51]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第93回高校選手権 

第93回選手権準々決勝 履正社 vs 星稜

高校サッカーもベスト8。
前回大会では、このベスト8で四中工相手に終了間際に追いつかれてのPK戦で敗れて国立を逃した履正社。
相手は、その前回大会で同じく終了間際に追いつかれて、延長の末敗れて準優勝となってしまった星稜。
お互いにリベンジとなる今大会、しかし、埼スタに駒を進めるのはどちらか?

第93回全国高校サッカー選手権大会
準々決勝 【M44】 浦和駒場スタジアム/2,911人
履正社(大阪) 0-1 星稜(石川)
(星稜) 大田賢生(50分)
大阪府代表履正社のスタメンは、1 安川魁、18 大迫暁、3 長尾悠平、5 安田拡斗、2 小川明、8 多田将希、16 林大地、15 田中駿汰、6 小川達也、10 牧野寛太、9 瀧本高志の4-1-4-1。
石川県代表星稜のスタメンは、1 坂口璃久、3 原田亘、4 高橋佳大、5 鈴木大誠、2 宮谷大進、9 前川優太、8 平田健人、14 阿部雅志、7 藤島樹騎也、10 大田賢生、11 森山泰希の4-2-2-2。

星稜が競り勝つ
立ち上がりは、どちらも相手の出方を窺うかのようではあったが、徐々に履正社の方が動き出しが良く流れを掴み出すが、狙いとなるサイドからの攻撃に関しては、星稜も対応する事で、なかなか決定機を作るには至らない。
どちらかと言うと履正社のペースに感じる試合だったが、50分、自陣から早い展開で縦に繋いで、左サイドで藤島樹が粘ってから戻したボールを森山泰が素早くゴール前に放り込むと、このボールに対して、二人のマークの前で、GKよりも一瞬早く体ごとボールに飛び込び、ゴールに押し込むようなシュートを大田賢決めて、星稜が先制。
その後、履正社が攻勢を強めるも、星稜の守備も守り、そして、奪えば攻撃に転じる事で、履正社に一方的な展開にはさせず、まだまだ、このまま終わらない雰囲気はあるものの、結局、星稜は追加点を、履正社は同点ゴールを奪う事が出来ず、そのまま試合終了。

集中した好ゲーム
お互いに攻守両面で集中した良い試合だった。
簡単にボールを失う訳ではないが、それでも、相手の守備が集中していて崩しきる事が出来ず、そして、両チームとも攻守の切り替えも早く本当に良い試合だった。
80分間、最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない試合になっていた。
ただ、そんな試合で僅かに勝敗を分けたのは、本当に集中した良い試合だからこそ起こった、たった一瞬の隙の差かもしれない。
得点シーンに関しては、履正社にとっては右サイドで粘られた時に、中央で人数は十分にいたが、その一瞬、大田賢を視界から外した事で、前に入られてしまった。
上手く死角に回った大田賢も見事だが、その一瞬の隙を作ってしまった事、その差、80分の内で、一瞬でも隙があった差が勝敗を分けたように思える。

惜しいゲーム
左サイドの牧野寛を中心に、非常に良いサッカーを展開していた履正社。
攻撃も守備も、非常に高いレベルで、2年連続のベスト8に相応しい両校の試合を作り出した。
先に書いたように敗因は、一瞬生まれた隙をつかれた事になるだろう。
ただ、それと同時に、その隙をつける選手の存在が重要だったのかもしれない。
履正社としては、牧野寛がゲームを組み立てて攻撃をリードしていたが、この試合1トップで入った瀧本高を含めて、ゴール前でのプレーというか、ゴール前でボールがおさまらなかった。
ゴール前で隙をつくような、もしくは相手に隙を作らせるような、そういう選手がいなかったという所でもあるだろう。
ただ、牧野寛など2年生の選手も多く、また、守備の良さは昨年以上だった、となれば、来年は今以上のチームとなって戻ってきてくれる事を期待したい。

優勝に向けて
昨年、惜しくも優勝を逃してしまった星稜。
履正社もそうでしたが、最後の最後まで集中している事、それが出来ないと、一瞬でゲームはひっくり返る事がある。
アディショナルタイムで、手にしていた優勝を失った経験は、間違いなく星稜の血肉になっていたとも言えるだろう。
当時とメンバーは違うものの、その経験が、この試合、アディショナルタイムになっても、勝つ為に、試合を締めにいくのではなく、更なる得点でダメを押そうとしていた。
それ自体が正しいかどうかと言うと、どうとも言えない。攻めれば攻められるリスクを負う事になる。
それでも、相手を粉砕してしまう事、そういう戦い方が出来る事、それは、優勝する為に星稜が選んだ道であるとすれば、個人的には支持したいと思う。
このまま、初優勝に向かって、星稜が今のサッカーを続けて欲しい所だ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。