2015年01月13日 [08:19]   アジアカップ | スポーツ | AC/オーストラリア2015 

AFCアジアカップ2015 日本 vs パレスチナ

オーストラリアで開催されるアジアカップ。
そのグループDの初戦、連覇を狙う日本代表の初戦。
相手はチャレンジカップを勝ち上がっての初出場を決めたパレスチナ。
日本にとっては、確実に勝って、優勝に向かいたい一戦。

AFCアジアカップ20115オーストラリア
【M7】 グループD第1節 ニューカッスル・スタジアム/22.412人
日本 4-0 パレスチナ
(JPN) 遠藤保仁(8分)、岡崎慎司(25分)、本田圭佑(44分PK)、吉田麻也(49分)
日本代表のスタメンは、こんな感じ。
AC2015日本vsパレスチナ
日本は、昨年のWCの主力を戻してきたメンバーで、新しいシステムのサッカーを行う。その中で、左サイドでは乾がスタメンで起用されてきた。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから積極的に仕掛けていった日本は、8分、フリーでボールを受けた遠藤保が、DFの寄ってくるよりも早くコントロールしたミドルシュートを決めて、日本が先制。
更に、リズムに乗ってボールをテンポ良く回して日本が優勢に試合を進める。
テンポ良く戦っている日本が、25分、左サイドから裏に抜けた右足アウトサイドでギリギリから中に戻したボールを、乾が触って流れた所に走り込んだ香川真がミドルシュート、これを直接中央で岡崎慎がヘディングでコースを変えてゴール、日本が追加点を奪う。
日本が圧倒的優勢に試合を進め、ただ、シュートまでは行けないという展開になっているが、しかし慌てる事無くパレスチナが速攻に移る所はきっちりと対処しており、危なげない試合展開を続ける。
42分には、PA内で香川真が後ろから抱え込まれるようにして倒されてPKを獲得すると、本田圭が落ち着いてGKの動きをみて(蹴る前に大きく前に出てきているのはファールですけどね)、右サイドに決めて日本が44分、3点目を決める。
その後もパレスチナが攻めようというところも見せるも日本が落ち着いていなして、前半終了。

圧倒している前半
そもそも力の差があったから、この結果自体は驚きはしないが、しかし、それにしても余裕をもった戦い方を日本は出来ていると思える。
これまでのACでは、初戦は、どこかバタバタした印象があって、力の差はありながらもギリギリの戦いになっていたのだが、この試合は、明確に力の差を出した戦いが出来ている。
とはいえ、リズムの良い選手と悪い選手があるというのか、少し乾が乗り切れていない部分はあるのと、遠藤保が前に出ているからか、香川真が下がっているからか、この二人のポジションが少し離れているのは気になる所だ。
しかし、前半で3点を取った事で、余裕を持てるのですから、この後は交代を活かして、遠藤保などを休ませると共に、この後は、失点しない戦い方も重要になってくる。
取れるなら、それこそ4点差、5点差とする事も大切だが、この勢いのある状態で、相手に得点を許さずに勝ち切るという事が出来るかどうかも、日本に課せられた課題を見出す為に必要になる。
後半も、前半同様相手の攻撃をしっかりと攻守の切り替えを早くして、最初の部分を潰すことで速攻を許さないようにして、スピードに乗せ無い事が重要で、前半は、その部分でいくつか問題もあっただけに、そこを修正していく事が大切だ。

後半
日本は、乾に代えて清武弘を投入。
パレスチナは前半終了のままで、そのパレスチナのキックオフで後半開始。
後半立ち上がり早々、日本は左CKを得ると、遠藤保からパスを受けた香川真がファーサイドに高いボールを入れると、吉田麻が叩き付けるようなヘディングシュートを決めて、49分日本4点目。
58分、遠藤保に代えて武藤嘉を投入し、武藤嘉が左サイドに出て、清武弘が中央に入る。
日本が優勢に試合を進めるが、少しパレスチナにもチャンスがあったりと、前半ほど圧倒できる展開ではないが、落ち着いた試合運びは出来ている。
パレスチナは、71分、サイドの交代で20番Abuhammadに代えて8番Salhiを投入する。
少しずつパレスチナがイライラしたかのようなラフプレーが増えてくると、4番Mahajnaが2枚目のYCで73分退場、パレスチナは一人少なくなる。
パレスチナは77分、16番Dhadhaに代えて12番Salahを投入して、一人少なくなったCBを埋める。
日本は、80分、岡崎慎に代えて豊田陽を投入する。
82分、パレスチナも最後のカードで10番Al Amourに代えて3番Abusalahを投入する。
何度となく、日本が攻めるようになって、5点目を狙うが、後一歩でゴールを奪うに至らず、そのまま試合終了で、4-0で日本初戦勝利。

連携が今後の課題
正直、日本とパレスチナに関しては、力の差が明確にあり、この結果は当たり前の結果だろう。
ハッキリと言えば、もう少し余裕をもった戦い方も出来たと思えるが、後半は思った程上手くいかなかった。
この辺は、明確に選手交代の結果、特に遠藤保がいなくなった後は、全体的な前掛かったバランスで最終ラインと前線とが分断する事になって機能しなくなった。
このあたりの連動性が今後の課題となるだろう。
前半は、遠藤保が前に出て香川真が下がってボールを受けることで、長谷部誠、香川真、遠藤保の連動が良くてボールが回っていた。ただ、乾のところでボールが回らず、長友佑が積極的にオーバーラップする事で問題は無かったが、そこを改善する為に乾に代えてパス回しに参加できる清武弘を投入して良くは無かったが、遠藤保が抜けた後は、清武弘と香川真が前に出てしまって長谷部誠からのボールが縦に入らなくなってしまった。
また、これは前半からの問題でもあったが、本田圭がどちらかと言うとサイドに張っていて、守備に回ったりとしていた為に、効果的に中に入っていく事が出来ず、本田圭のらしさのようなものが出なかった。
それは、香川真も同様で、後半は前に出てもボールが出てこず、前半は下がり目に位置していた為に良さが出なかった。
この辺のチーム全体の最適化を今大会中にやっていく必要はあるだろう。
但し、前半に3点取る事で、余裕をもって武藤嘉を試すことが出来たり、右SBの酒井高なども本田圭との連携の問題もあったが、危ない部分も少なく十分なプレーが出来たなど、経験を積ませたい選手の経験を積めた事は大きい。
特に次は、このグループ最大のライバルと言えるイラクが相手ですから、その前に試すことが出来た事は大きなプラスになる。



個人的な個人評
1 川島永嗣 6.0  この展開でも冷静に対応。
21 酒井高徳 6.0 前が詰まっていて、持ち味の攻撃参加はあまりできなかったが、守備は問題なし。
22 吉田麻也 6.5 カウンターを狙ってくる相手に対して、十分な対応が出来ていた。
6 森重真人 6.0 2度ほど気になるミスもあったが、十分及第点以上の出来。
5 長友佑都 6.5 思い切り左サイドで躍動、良い時が戻ってきたようだ。
17 長谷部誠 6.5 優勢な展開もあって、破綻せずにバランスを取れていた。
7 遠藤保仁 6.5 得点も含めて非常に良かったが、少し前に出過ぎていたようにも思えた。
14 武藤嘉紀 6.0 積極性は買うが、少々空回りしていた。
10 香川真司 6.0 前半は違和感はあったがバランスを取れていたが、後半は少しバランスを崩した。
4 本田圭佑 5.5 悪かった訳ではないが、どうにも本田圭らしさが無かった。
9 岡崎慎司 6.5 ゴールはらしさがあったが、なかなかスペースが無くて思い通りのプレーは出来ず。
11 豊田陽平 5.5 なかなかボールが入らず。こういう状態でボールを呼びこむプレーが欲しい。
18 乾貴士 5.5 なかなか良い形でボールをもらえず、持ち味を活かせず。
8 清武弘嗣 5.5 パス回しを改善させるという意図で言うと、あまり意図通りとはいかなかったか。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。