2015年01月17日 [08:18]   アジアカップ | スポーツ | AC/オーストラリア2015 

AFCアジアカップ2015 イラク vs 日本

アジアカップの第2節も最後の組。
初戦、ヨルダン相手に勝利している、グループDで日本にとって最も強敵となるイラク。
日本は、パレスチナ戦での勝利の勢いのまま、イラク相手に勝利して、GL突破に王手をかけたい。

AFCアジアカップ20115オーストラリア
【M16】 グループD第2節 ブリスベン・スタジアム/22,941人
イラク 0-1 日本
(JPN) 本田圭佑(23分PK)
イラクのスタメンは、12 Jalal Hassan、23 Waleed Salim、2 Ahmed Ibrahim、14 Salam Shakir、15 Dhurgham Ismail、5 Kasim、21 Abdulameer、7 Kalaf、17 Alaa Abdul Zahra、6 Ali Adnan、10 Younus Mahmoodの4-2-3-1。
AC2015イラクvs日本
日本のスタメンは、1 川島永嗣、21 酒井高徳、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、7 遠藤保仁、10 香川真司、4 本田圭佑、9 岡崎慎司、18 乾貴士の4-1-2-3。
日本は、初戦のパレスチナと同じメンバーで挑むことにしている。

前半
イラクのキックオフで試合開始。
序盤から日本が押し込む展開で、11分には、右サイドでボールを受けた本田圭からのパスを香川真がシュート、これは僅かに枠を外す。
更に17分には、相手のクリアミスのボールを奪った長友佑が左サイドから絶妙なクロス、これをファーサイドに走り込んだ本田圭がヘディングシュートに行くが、これはポスト直撃。
日本が優勢に試合を進め、ボールも回るし、人の動きも前の良いフォローの動きもあり、日本らしいサッカーも出ると、22分には、中盤から小気味良くパスが繋がり、最後は遠藤保のスルーパスに抜け出した乾がドリブルで仕掛けて、そこからのクロスに香川真がシュート、これはGKが好セーブを見せるが、こぼれ球を拾った瞬間の本田圭が後ろから倒されてPK、これを本田圭自らがゴールの右に決めて、日本が先制。
先制した後も日本が優勢に試合を進め、33分には、再び小気味良くパスを繋いで、右サイドへと繋いだところで、酒井高のクロスに対して、岡崎慎が合わせたが、これは惜しくもGKの正面。
劣勢だったイラクも、43分、右サイドを7番KALAFがスピードに乗ってワンツーで長友佑の裏に出ると、そこから戻したパスを入れて10番MAHRMOODがシュートに行くが、これはミートせずGK川島永がガッチリキャッチ。
結局、日本が1点リードで前半を折り返す。

良くなった連動
この試合、得点自体はパレスチナ戦の3点と比較するとPKの1点だけと物足りないものがあるが、しかし、内容的にはパレスチナ戦よりも良くなっている。
元々、WCで戦っていたメンバーが中心になっているので、お互いの動きはある程度理解しているのもあるだろうが、ミスもあったものの、素早く他の選手がフォローできる距離感を保っていて、すぐにカットしてパスを繋げる。
パレスチナ戦では、特に後半は上手く前に繋げなかったのだが、この試合は、最終ラインからも縦にボールが入り、長谷部誠も前に出ることが出来るなど、そして、パレスチナ戦ではあまり上がれなかった印象の酒井高の攻撃参加や、あまり機能しなかった乾が良い形で仕掛けるなど、全体的な距離感、プレーの選択肢の多さなど良さが発揮されている。
それだけに1点だけという事を物足りなく感じるのではあるが、内容的には良いので、このペースを維持して欲しい。
但し、前半最後にあった、ここまで唯一と言っても良いピンチのシーンのような、日本の攻めは、長友佑なり、この試合は、右サイドの酒井高も積極的に上がっている分、その裏を、相手のサイドが狙っており、スピードがあるだけに、そこは怖いので、そこをきっちりとケアして、この後、何点取ったとしても、1点もやらないというのが必要。
また、最大の課題と言うべき、選手交代後、特に遠藤保が外れた後に、どうやってチームのリズムを保つのかという点を後半は見る必要があるだろう。

後半
両チームとも交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半に入るとイラクが積極的に前から仕掛けてくることになって、日本は、少しペースが落ちているのか、押し込まれる展開で、危ないシーンが立て続けに起こる。
55分、先にイラクが動き、前線10番に代えて8番Meramを投入する。
日本も押し返しだすと、64分、乾に代えて清武弘、遠藤保に代えて今野泰、そして、今野泰と長谷部誠を並べて、4-2-3-1の形に変化する。
交代した直後、65分、香川真がドリブルで仕掛けてDFを引き付けておいてからのスルーパスに抜け出した清武弘が角度の無い所からシュート、これは枠を外れていたが、丁度ファーサイドへと飛び込んだ本田圭への絶妙なクロスの形になるが、足から飛び込んだ本田圭のシュートはポスト直撃。
67分、イラクは6番Ali Adnanに代えて9番Ahmed Yasinを投入してくる。
日本ペースは動かない展開ではあるが、しかし、決定機を活かしきる事が出来ず追加点を奪う事が出来ない。
イラクは82分、7番Kalafに代えて13番Osamah Rashidを投入する。
日本が決定的なチャンスを迎えるもののゴールを奪えないと、本田圭に代えて、武藤嘉を89分投入する。
結局、そのまま日本が1点リードで勝利。

一つの方法
後半立ち上がりに一気に仕掛けてきた事で、日本が劣勢に立つシーンもあったが、そこを跳ね返すと、結局、後半も日本ペースの試合展開になった。
ただ、何度かあった決定的なシーンを決め切れなかった。
それでも、前半から何度もサイドを制してゴールに迫る良い形を作り出した、後はゴールを決めるだけであり、ここから先に行くには、これを決めることが出来るかどうかだろう。
また、遠藤保が不在の段階でのチームの戦い方で課題を残していたが、一つの方法として、今野泰を入れての4-2-3-1は、遠藤保が不在でも機能する、これは、中盤の底できっちりと守備が安定するために、前が思い切れる事も大きかったのではないだろうか。
つまり、ボールを回してチャンスを作るという所で、長谷部誠だけでなく、今野泰の所からでも支えることが出来るので、遠藤保のような個人の力でのバランスが無くても何とか出来るという所だろう。
その上で、はっきり言えば、日本の入ったグループDは、最も楽なグループと言えるだけに、日本にとってみれば、突破は当たり前として、このGLで形を作り上げることが必要。
それが出来れば、優勝を狙えるが、それが出来なければ、ベスト8は何とか突破できてもベスト4で苦しむことになるだろう。
それは、交代選手がチームの中にどう組み込めるか、それと、後はこの流れでどう点を取れるかだろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 6.0 危ないシーンもあったが良く守った。
21 酒井高徳 7.0 積極的な仕掛けもあって、日本のサイドの幅を広げていた。
22 吉田麻也 6.5 押し込まれた時も冷静に跳ね返せて、最終ラインからの繋ぎも出来ていた。
6 森重真人 6.5 押し込まれても安定したプレーが出来ていた。
5 長友佑都 6.0 左サイドからの仕掛けもあったが、相手の右サイドも良かったので裏の取り合いのような形でやられるシーンもあった。
17 長谷部誠 6.5 攻め上がりも見せるなど、攻撃的にこなれてきている。
7 遠藤保仁 7.0 流石の出来で、この試合は少し下がり目からプレーをする事も多かったが、チームを安定させた。
15 今野泰幸 7.0 交代で入って中盤から相手の攻撃を止めてチームを落ち着けた。
10 香川真司 7.5 まだまだではあるが、大分本調子になってきたように思える。
4 本田圭佑 7.5 攻撃の仕掛けや守備など攻守に渡って活躍、PKをもらうプレーも含め、良いプレーを見せたが、ポスト直撃は2度はいらない。
14 武藤嘉紀 -- 評価できず。
9 岡崎慎司 7.5 本日のMOM。得点こそ無かったのは残念だが、前線からのプレッシングと、裏を狙う動きと思い切りの良さなど持ち味を存分に発揮。
18 乾貴士 7.0 非常に良い仕掛けなどもあり、PKのシーンも鍵となる裏への抜け出しを見せるなど動きが良かった。
8 清武弘嗣 6.0 良い仕掛けもあったが、もう少し狙っても良かったようにも思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。