2015年01月21日 [08:21]   アジアカップ | スポーツ | AC/オーストラリア2015 

AFCアジアカップ2015 日本 vs ヨルダン

アジアカップグループステージも最終日。
日本の所属するグループDの最終節で、最終節を迎えても唯一突破国を決めていないグループ。
2連勝で迎えた日本の対戦相手は、過去のACやWC予選で苦杯をなめさせられた事もある、相性の悪いヨルダン。
とはいえ、力関係で言えば日本が上であり、無駄に気負うことなく、かといって油断することなく普通に戦えば勝てる相手だろう。

AFCアジアカップ20115オーストラリア
【M23】 グループD最終節 メルボルン・レクタンギュラー・スタジアム/25,016人
日本 2-0 ヨルダン
(JPN) 本田圭佑(24分)、香川真司(82分)
日本のスタメンは、1 川島永嗣、21 酒井高徳、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、7 遠藤保仁、10 香川真司、4 本田圭佑、9 岡崎慎司、18 乾貴士の4-1-2-3。
AC2015日本vsヨルダン
ヨルダンのスタメンは、1 Shafi、11 Zahran、3 Khattab、19 Bani Yaseen、21 Al Dmeiri、23 Yousef Ahmad、5 Mohammad Mustafa、18 Elias、8 Al Saify、20 Al Dardour、14 Abdallah Deebの4-3-1-2。
日本のスタメンは、これまでの2試合と同じメンバーを選択してきた。

前半
ヨルダンのキックオフで試合開始。
いきなりヨルダンがドリブルで仕掛けたが、慌てる事無く対応した日本が、そのままパスを繋ぐ形で、ポゼッションを制して優勢に試合を進める。ヨルダンは、蹴ってカウンターを狙おうとするも、日本の守備陣は特に問題なく対応。
10分には、右サイドに流れた乾がDFの裏に落とすようなスルーパスに香川真が抜け出して、折り返したクロス、これに走り込んだ乾がボレーを決めて日本が先制かと思われたが、香川真が折り返したタイミングではラインを割っていた判定でノーゴール。
24分、この試合動きの良かった乾が上手くDFをブロックしながらボールをもらうと、そのまますぐさま縦にスルーパスを岡崎慎がシュート、これはGKが素晴らしい反応で止めるが、こぼれ球を詰めていた本田圭が無人のゴールに押し込んで、日本が先制。
日本が優勢に試合を進めて、岡崎慎のシュートなど決定機を作るが、追加点を奪えない。すると、38分、森重真が相手選手との交錯で倒れ込み、一旦担架で運び出されるというアクシデントが日本におこる。
しかし、一人少ない時間も日本の優勢は変わらず、森重真も戻って、そのまま前半はヨルダンにチャンスらしいチャンスを作らせず、1-0で折り返す。

素晴らしい出来
この3試合、全て良い時間帯での先制点が出来ているのが大きいが、イラク戦では、悉く同じような形で外していた本田圭が見事に決めて先制。
また、それ以降も、それ以前も日本は何度となくチャンスを作り出していて、もし前半の出来で残念だという部分があったとしたら、1点しか取れなかった事だろう。
ただ、イラク戦での良い流れが続いていて、得点こそ奪えないという所はあっても、日本はこのメンバーなら良いリズムの攻撃が作る事が出来る事が分かっているだけに、問題は無かった。
そして、その攻撃陣以上に、個人的には今大会で良いと判断しているのは、守備陣だろう。
ヨルダンは奪ってからカウンターで日本の裏を狙いたいという意図が見えている。
ましてや、日本は攻撃時にSBが攻め上がっていて、その裏のスペースが出来ているだけに、そこを相手は狙ってくるのだが、これに関しては、前線の岡崎慎から守備に転じた際にはプレスを仕掛けて、すぐにカウンターを出させず、その間に、長谷部誠が上手くスペースを潰しながら、CBもスライドするなどして、相手にスペースを与えない。
このレベルの相手であれば、体力的に消耗してしまわない限り、守備が破綻する可能性はほとんどないだろうし、この試合のようなテンポであれば、最後まで体力がもたないという事も無いだろう。
つまり、今の日本がそうそう失点する可能性は感じない。唯一気を付けるべきはセットプレーであろう。自分たちのミスから取り返そうとして相手に与えるセットプレーと言う点だけは注意しておけば、このまま1-0で勝つ事が出来るだろう。
それだけ、今の日本の守備は安心して見ていられる。

後半
ヨルダンは14番Abdallah Deebに代えて10番Hayel、23番Yousef Ahmadに代えて16番Amarahを投入、日本は交代は無く、その日本のキックオフで後半開始。
立ち上がり早々、日本は岡崎慎が決定機を迎えるがここはゴールならず。
日本は、YCを受けた乾を51分、清武弘に交代させる。
ヨルダンにもこの試合で最初のチャンスが訪れるものの日本ペースの展開は変わらず、清武弘が入って中に絞る事で、長友佑が左サイドを上がってきていて、日本ペースは変わらない。
ヨルダンは、74分、最後の交代で、20番Al Dardourに代えて13番Khalil Bani Ateyahを入れる。
日本は79分、岡崎慎に代えて武藤嘉を投入する。
82分、日本は、左サイドに流れた武藤嘉にボールが出ると、そのまま縦に抜けて、相手が詰めてくるより前にDFの股の下を抜く低くて早いクロスを入れると、そこに走り込んできた香川真がドンピシャで合わせてシュートを決め、日本はトドメとなる2点目を漸く奪う。
残り時間は僅かだが、87分、遠藤保に代えて柴崎岳を投入する。
その後も日本は安定した戦い方で、結局、そのまま2-0で日本が勝利、GL1位通過を決める。

上手く機能してきている
スタメンを固定し、そして、メンバーの大半がWCの時からやっているという事もあって、確かにシステム的には異なるものの、選手間の意思疎通は出来るようになった。
その上で、システム的な異なりによる問題点は遠藤保と長谷部誠というベテランがバランスを取る事で機能するようになっている。
それが、3試合で未だ無失点と言う所だろう。
後は、攻撃で点を取れるようになるかどうかであるが、この試合は、後半にも追加点を奪う事が出来たのでよしとすべきかもしれない。
何よりも、回すだけと言うだけでなく、チャンスを作る事が出来ているのが大きく、確かに決められないという点で決定力不足と嘆く声も聴くが、これまでの決定力不足は、どちらかと言うと、ゴール前に入っていかない事による、決定機不足だったのと異なる。
チャンスを作っていれば、決まらなかったとしても、相手にプレッシャーを与えることが出来るし、それは守りに関してもプラスに出るだけに、この調子で行くべきでしょうね。
この試合に関しては、今野泰が不在という事もあって、遠藤保を代えるタイミングが掴めなかったのが、ベスト8のUAE戦に影響するかもしれないのが不安材料かもしれない。
それだけ代えの効かない選手で、この試合では終盤、試合が決まった後に柴崎岳が出ているが、時間が短くて、彼がチームを落ち着かせることが出来れば、日本は次のステージに進むことが出来ると言えるだろう。
まずは、最低限のノルマ達成という所で、ただ、日本の立場から考えたら、GL突破は当たり前で、最低限3位、つまりは、次のUAE戦もきっちりと勝たないといけない試合であるが、3試合で成長してきたものを発揮して、更なる成長をして欲しい。



個人的な個人評
1 川島永嗣 5.5 ほぼ仕事をする事が無かった。
21 酒井高徳 6.0 悪くは無かったが、もっと積極的に仕掛けても良かったかもしれない。
22 吉田麻也 6.0 危ないシーンはほとんどなし。
6 森重真人 6.5 広いエリアを見事に守っていた。
5 長友佑都 6.5 相手が仕掛けたいエリアを制した。
17 長谷部誠 6.5 ここぞという所で攻撃参加、全体のバランスを保った。
7 遠藤保仁 7.0 流石の安定感で、この試合もチーム全体のバランスを保った。
20 柴崎岳 -- 評価できず。
10 香川真司 7.0 漸くの得点で、チームを盛り上げる要因になるか。
4 本田圭佑 7.0 イラク戦は外したシュートを、この試合はきっちりと決めた。
9 岡崎慎司 7.0 得点が無い事だけが残念だったが、攻守両面で積極性を見せた。
14 武藤嘉紀 6.5 見事なアシスト、もっとアピールをしてスタメンを奪い返せるか。
18 乾貴士 7.0 スペースがあった事もあって積極的な仕掛けを見せた。
8 清武弘嗣 6.0 他の選手の動きを考えてかもしれないが、中に絞った結果、スペースを失っていた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。