2015年01月22日 [08:17]   PSYCHO-PASS サイコパス | アニメ・コミック | アニメ映画感想 

劇場版 PSYCHO-PASSを観てきました

ACの合間ですが、先日「劇場版 PSYCHO-PASS」を観てきました。

少し封切りから時間は経っていますが、一応、ネタバレもありますから、ご注意を。
内容的には面白い。
TVシリーズの第2期の続きで、第2期で出てこなかった狡噛が東南アジアでレジスタンスとして活動していて、そこに朱が訪れて、その国での実験的に運用されているシビュラシステムの問題を改善するという事になるのですが・・・
そういう大筋もそうですが、今回の映画は、それこそ、ここまでのサイコパスの中で話題になっていた話の集大成と言うべきものが入っている気がしますね。
その為、TVシリーズを観ていた人は是非劇場版も観て欲しい所ですね。

しかし、2期でもそうでしたが、シビュラシステムと朱は、お互いを利用する関係になっていますね。
シビュラシステムの真実をしる朱は、ある意味シビュラシステムにとっては、天敵と言うか、最も危険な存在ではある、が、朱自身が、疑問や疑念はありながらも、現実としてシビュラシステムを排除する事が出来ないという認識があり、踊らされはしないが、利用しようという意図があるからこそ、シビュラシステムにとっても、自分の手が出ない部分を朱を利用するという意図がある。
それが、今回は明確に、特区のシビュラシステムの運用に関して、シビュラシステムとしては調査したくとも、当たり前だがシステムは移動できない、だからこそ、引っ掻き回すためにも朱を利用する。
その為に丁度狡噛がそこで行動していたのを使った訳で、その結果、見事にシビュラシステムに敵味方識別コードをかますことで、犯罪係数の欺瞞を行っていた兵士達を一網打尽にする事が出来た。

この辺、根本として、この作品の中では、シビュラシステムに支配されているが、そのシビュラシステムの支配を否定している。
第1期での槙島という存在に引っ張られた狡噛ではあるが、その狡噛自身が槙島のようになってきている。
シビュラシステムと渡り合う為に強かになった朱も含めて、人は変わる変化する、それに対して、シビュラシステムは変化していかない。
その絶対的な価値基準は、作中でTVシリーズでは就職先の話になったが、今回は結婚という話が出てきた。
サイコパスで相性があう相手との結婚と言うのが幸せだという話ではあるが、正直、個人的に相性云々と言うのが良く分からないが、果たして、そういう話があったとして、納得できるものなんでしょうかね。
ただ、作中では、長くそのシステムが運用されて、今のインターネットを今の10代以下は当たり前のものとして使っている、結果、インターネットの闇の部分を理解せず、それが、バカみたいな動画なんかをアップしたり、犯罪行為を理解せずに自慢するような事をしてしまっている。
それと同じように、当たり前のようにシビュラシステムの世界、しかも、それ以外の土地では普通に紛争があり、まともな生活も出来ない世界であれば、それに依存するのも仕方が無いのかもしれませんね。

それこそ、今の日本にシビュラシステムを導入するとなった場合、例え、劇中にある様な闇の部分が表に出ないとしても、おそらく大きく反対されるだろう。
でも、これが例えば中東の紛争地域だったらどうだろうか? ま、同時にドローンによる守りがあったりして初めて成り立つのだが、そこにいる人は、決して自分を傷付けることが無いと分かっている人同士の付き合いって、理想的かもしれませんし、それは、喜んで受け入れられるかもしれませんよね。

結局、闇の部分はあるが、朱が妥協しているように、受け入れるべき所は受け入れる、後は、どこに折り合いをつけるのかかもしれない。
劇中で、首相を辞任して、ちゃんとした選挙で決めるように言って帰国しているが、実際には、辞任したものの再任される事になった。
つまり、何も変わっていないが、それでも、朱はそれで折り合いをつけた訳ですね。
今のシビュラシステムによる支配を市民が自分たちの意思で選ぶかどうかと言う点を重視したという事だろう。
絶対的なシステムとはなりえないが、もし、多くの人が、それを望んだ時、果たして、個人として自分がどう判断するのだろうか?
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。