2015年02月07日 [08:26]   アジアカップ | スポーツ | AC/オーストラリア2015 

AFCアジアカップ2015 雑感 その5

アジアカップ終了から1週間。
ここまで、観て感じたことをまとめてきましたが、それも最後となりました。
先日のエントリーで書いた、日本の課題は以下の3点。

1.決定力
2.世代交代
3.育成


最後は、育成について書いてみる。

3.育成
さて、先日の世代交代にも書いたが、今回の代表は平均年齢が高い事を批判の対象にしていて、もっと若い選手に経験を積ませるべきだったという意見もあった。
経験を積ませるというのは、ある意味賛成ではあるが、しかし、同時に、今度の新監督の選考基準について、育成のような条件があがっているのを見ると疑問を感じる。
ようは、個人的にはA代表に関して、育成云々を言うのは反対である。
以前にも書いたが、日本代表と言うのは、監督が勝つために最も理想的なサッカーを出来るように、出来るだけ理想に近い選手を招集して、そのサッカーを実現するようにしていくものである。
確かに、必要な戦力となりえる選手がいないのであれば、近い選手を招集して練習した中で使えるように鍛えるという事も必要になるが、それは、その監督の理想の為と選手の為の両面があるとはいえ、育成と言うものではない。
例えば、今日本代表の中心にいる遠藤保ではあるが、彼は、元々そのセンスがあったが、代えの効かない選手になったのは、何よりオシム監督の走るべきだという言葉に従って、前にも出て行くなど運動量が増えた事が大きい。
そういう方向性と言うか、指導をする事はあるだろうが、それを代表監督に期待するのは間違っている。
何と言っても、特にA代表は、日本を代表する、日の丸を背負うというプライドをもった戦いをしてもらわないといけない、そこに、自分はまだまだ育成段階だからとか言った甘えがあってはいけない。
つまり、選ばれた以上は、それは日本を代表し、日の丸を背負っているという事を自覚してもらい、その意識で戦ってもらわないといけない。例え10代だって、若いからなどと言う甘えのある選手は代表のユニフォームを着て欲しくない。
今の代表メンバーがそうだという気はない。少なくともACでも昨年のWCでも代表は最後まで戦った事は間違いない。
但し、監督就任の中に育成を意図して、将来性を考えた選手選考をさせるような空気を作らない事、日本の強化には、代表で育成するのではなく、どれだけ素晴らしい選手を代表に供給できるか、それは、Jリーグをはじめとした日本の基盤となるチームによって行うべきである。
極論で言えば、今回の代表監督の仕事は、ロシアWCへの出場と、ロシアWCでベスト8に入れるような日本を作る事であり、その後、カタールWCなどは考える必要が無い。
そこまででピークの選手を選んでチームを作るので良く、カタールWCを目指すような選手を育成するのはクラブなどの仕事である。
ただ、時に、日本ではマスコミを中心に若い選手を持て囃し、その選手がミスするのは仕方が無いという空気を作ってしまう。
10代だろうが20代だろうが30代だろうが、代表に選ばれた以上、そこは等分にみるべきであり、代表で、何よりもA代表で育成云々を語るべきではない。

但し、一点だけ、現代サッカーにおいて、調子の良い選手をいきなり選んだところでサッカーは機能しない。
切り札となるような途中交代で投入する選手であれば別だが、チームのベースとなるようなスタメンとそのバックアップになるような選手は、お互いの意識の摺合せなどが必要であり、連携や連動性を考えると、時間をかけて熟成する必要がある。
つまり、ロシアWCで結果をだせるように選手を鍛えていく、そういう指導は必要だとは思いますけどね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。