2015年03月07日 [09:16]   なでしこジャパン | スポーツ | アルガルベカップ2015 

アルガルベカップ2015 日本 vs ポルトガル

アルガルベカップ2015の第2戦。
初戦、デンマーク相手に敗れてしまい、今大会初優勝に限りなく赤信号に近い黄色信号となったなでしこジャパン。
但し、まだ可能性を残しているだけに、初対決となる開催国ポルトガル相手に勝利、それも圧勝が欲しい。

アルガルベカップ2015
[11]グループC 第2節 スタジアム・ベラ・ヴィスタ
日本 3-0 ポルトガル
(JPN) 川村優理(36分)、横山久美(54分)、、菅澤優衣香(79分)
なでしこジャパンのスタメンは、1 福元美穂、19 有吉佐織、20 川村優理、14 田中明日菜、12 上尾野辺めぐみ、16 上辻佑実、13 宇津木瑠美、23 永里亜紗乃、22 横山久美、24 菅澤優衣香、15 髙瀬愛実の4-2-2-2。
アルガルベカップ2015日本vsポルトガル
ポルトガルのスタメンは、1 ネイデ・シモンエス、5 マテェルデ・フィダルゴ、4 シルヴィア・レベロ、15 キャロル・コスタ、6 レジーナ・ペレイラ、17 ヴァネッサ・マルケス、14 ドローレス・シルヴァ、9 アナ・ボルジェ、7 クラウディア・ネット、19 アンドレイア・シルヴァ、18 カロリーナ・メンデスの4-2-3-1。
なでしこは、スタメンを全員入れ替えてきた。

前半
ポルトガルのキックオフで試合開始。
立ち上がりからお互いに、攻め切れない中で、ポルトガルにもチャンスがあったが、どちらかと言うと、なでしこの方がボールが回って優勢に試合を進める。
但し、なでしこの攻めはなかなかチャンスに繋がらず、がっちりとブロックを作っているポルトガルの守備を崩すことが出来ない。
なでしこはテンポが良い攻めを見せていたが、しかし、攻め切れない展開が続き、逆にポルトガルのカウンターの方がチャンスに感じる展開。
なかなか攻め切れなかったなでしこだったが、36分、右サイドでの突破からえたCKで、ニアサイドでの競り合いでこぼれたボールを川村が狙いすましたようなシュートを決めてなでしこが先制。
その後も、なでしこは良い形でボールを回せるが、チャンスを作ることは出来ず、追加点を奪えず前半終了。

ミスを恐れた内容
デンマーク戦からスタメンを全員入れ替えたなでしこ。
ただ、デンマーク戦の成績云々よりも、ある種、このアルガルベカップはWCに向けての前哨戦であると同時に、選手の選考も兼ねている部分があるだろう。
その為、極力多くの選手を試すという意図があり、デンマーク戦は、その大半を、これまでのメンバーで構成したが、この試合は、どちらかと言うとセカンドチームに若手が入ったような感じだろうか? 言い方は悪いかもしれないが。
それでも、デンマーク戦のなでしこの出来が悪かった事もあり、新しいメンバーは本来ならばスタメンを奪い取れるチャンスであったように思える。それが、悪い方に出たのか、ボール回しのリズムはあったのだが、相手がブロックを作っている中には仕掛けられていない。
この辺は、前の試合がミスが多くて、結果が出なかった事が影響しているのではないだろうかと思うが、しかし、問題はミスそのものではなく、安全策を取ろうとしてのミスをする事であって、仕掛ける時にミスを恐れていては、相手を崩すことなどできない。
デンマーク戦は最終ラインでの安全策を意図したパス回しだったり、自陣から繋いでいる際のパスだったりでのミスが目立った事が問題であったのが、この試合では、相手陣内に攻め込みながらも、攻めずに戻す事が多くて、極端な安全策が目に付いた。
それでも永里亜が仕掛けた時にCKを得て、ゴールに繋がったように、リスクを冒さないといけない。そして、本来ならば勝っているのですからリスクを冒す必要は無いが、しかし、既に1敗しており、優勝の可能性を考えるならば、とにかく点を取って、大差をつけて勝たないといけない。
後半には、引き分け以下になる事は避けないといけないが、追加点を奪えないのもダメだという意識で勝負を仕掛けてもらいたい。

後半
両チーム交代は無く、なでしこジャパンのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりも内容的にはあまり前半と変わりがないが、54分、左サイドでパスを繋いで、上手くターンをした横山がDFのマークを外して、思い切ったミドルシュートを放つと、これが決まって、なでしこが追加点を奪う。
仕掛け切れない所は変わりないが、しかし、なでしこがリズム良くボールを回していて、優勢な展開は変わらず、ただ、ポルトガルがカウンターを狙っていて、一瞬でも隙を作ると危ないシーンが作られるなど、必ずしも余裕のある展開ではない。
なでしこが優勢に試合を進めている中で、宇津木に代えて阪口、永里亜に代えて安藤を73分投入する。
ポルトガルも75分、18番カロリーナ・メンデスに代えて8番エディット・フェルナンデスを投入する。
79分、なでしこは、自陣から一発の縦パスで、相手の高いラインの裏をついた菅澤が絶妙な飛び出しを見せて、GKとの1対1を冷静に決め、なでしこが3点目を奪う。
84分、ポルトガルは、7番クラウディア・ネットに代えて13番ファティマ・ビントを投入する。
その後も、なでしこがペースを握って攻め、3-0でなでしこが勝利。

良い形も出来た
終わってみれば3-0、ただ、贅沢な事を言えば、展開から考えて、後1、2点は欲しかった所、とはいえ、贅沢は言いだしたらキリが無いので、3点差、それも無失点で勝てたことをまずは良しとすべきかもしれない。
特に、後半の得点に関しては、前半から攻め切れていない、と言うか、攻め切っていない展開が続いていた所で、横山の思い切ったミドルシュート、これは男女ともにそうですが、あの距離でパンチのあるシュートを決められるかどうかが、今の日本サッカーの課題であり、その意味でも良いシュートを決めたと言えるだろう。
また、3点目は、ポルトガルの守備ラインが高くて、なかなか前に出れなかった所で、お手本のような抜け出しからのゴールと、狙い通りの形にはめたと言える。
こういうプレーが出来るのであれば、今後のなでしこに心配はいらない、何より、選手を入れ替えた試合でその選手が機能した事も大きい。
その上で、それでも、先に書いたように仕掛ける意図が希薄で、積極性に欠けたのは少々課題だろう。
得点と言う結果を残したり、守備陣の頑張りがあったが、例えば、有吉は積極的な攻撃参加を見せてアピールできたように思えるが、連携が悪かった部分もあるが、上尾野辺がそこまで目立たなかった。
他にも、高瀬なんかもあまり存在感を出せなかったりした上に、ほとんどの選手が攻撃面では、これはという持ち味を見せる事が少なかった。
こういう時にこそ、もっとアピールをしてもらいたかったと思えるだけに、結果は良くて、優勝の可能性は僅かながらにも残したと言えるが、WCに向けての選手選考と言う意味では、まだまだ足りないと言えるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。