2015年03月10日 [08:55]   なでしこジャパン | スポーツ | アルガルベカップ2015 

アルガルベカップ2015 日本 vs フランス

アルガルベカップ2015の第3戦。
初戦のデンマーク相手に敗れたものの、前節は開催国ポルトガル相手に快勝、そして最終節は、現在グループ首位のフランス。
現在2位のなでしこは、フランスに勝つ事で、勝点で並び、2点以上取る事が出来れば、フランスを超える事が出来る。
そして、他のグループの結果次第では、逆転で決勝に出場も可能という状況での戦い。

アルガルベカップ2015
[13]グループC 第3節 スタジアム・ベラ・ヴィスタ
日本 1-3 フランス
(JPN) 川澄奈穂美(43分)
(FRA) ティネ(53分PK、84分)、ルソネー(71分)
なでしこジャパンのスタメンは、18 海堀あゆみ、2 近賀ゆかり、4 熊谷紗希、20 川村優理、19 有吉佐織、8 宮間あや、13 宇津木瑠美、11 大野忍、9 川澄奈穂美、17 大儀見優季、24 菅澤優衣香の4-2-2-2。
アルガルベカップ2015日本vsフランス
フランスのスタメンは、16 ブアディ、8 ウアラ、20 ピュテル、2 ルナール、3 ブロー、15 ピュサグリア、6 アンリ、7 ダリ、11 ラヴォジェ、17 ティネ、9 ルソメーの4-2-2-2。
なでしこが、1戦目と2戦目の間を取る様なメンバーを選択、フランス相手に勝利を狙って行く。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がりはなでしこがパスを繋いで攻める形をして、守備陣も出足が早く素早い囲い込みでフランスの攻撃を封じていたが、10分を過ぎたあたりから、フランスが長いボールを強さを活かした突破を見せて、徐々に日本ゴールに迫る。
しかし、フランスの決定機は、海堀が好セーブを見せる。
試合の流れはフランスペースではあるが、日本の守備陣も中はきっちりと対応していて、相手をフリーにさせず、その上で海堀の判断も良い為に危ないシーンは少ない。
なでしこが劣勢の試合展開の中で、43分、縦に入れたボールをフランスがクリアし切れず、拾った大儀見が縦に入れると菅澤が体を張って落として、走り込んだ川澄のシュートが決まって、なでしこが先制。
最後にはなでしこがFKのチャンスを得るが、これは決めることが出来ず、前半は1点リードで折り返す。

耐えた前半
良く耐えた中で、上手いゴールで先制できたという事で、なでしこにとってみれば、理想的とは言わないが、良い形の前半だったように思える。
最終ラインは、中央の二人を中心に、良く相手の攻撃に対応していて、その上で、GK海堀の好セーブも含めて、このグループで最も強いフランス相手に良く戦えている。
但し、ほとんどの部分では中盤からプレスが効いていて、フランスの攻撃を止める事が出来ていたのだが、今大会で何度もあるように最終ラインでのパスや、最終ラインからのパスでミスが多くて、その部分でボールを奪われて危ないシーンを作られる事があった。
本当に海堀のビックセーブが無ければどうなっていた事かという所で、何よりもこの部分での修正は、この試合に限らず、なでしこがWCで優勝を狙うのであれば絶対に修正しないといけない所。
当たり前であるが、最終ラインでミスしてボールを奪われるような事があれば、それはそれだけ自分たちのゴールに近い所で相手に攻撃に転じられるという事であり、しかも、自分たちのボールになった後で、意識として前に出ようとした瞬間であり、最も危険な場所である。
まずは、繋ぐ事だけでなく、必要であれば大きなクリアも含めて、最終ラインの安定を図る事が出来れば、前は十分フランス相手でもやれるだけに、何より、このまま無失点の上で、追加点を狙うようにしていきたい所だ。

後半
両チームとも交代は無くて、フランスのキックオフで後半開始。
立ち上がりからフランスが仕掛けてきていて、縦に早い攻めになでしこは押し込まれる展開で、52分、左サイドでボールを受けたブローを近賀が倒してしまいPK、これをフランスはティネがきっちりと決めて、53分、フランスが同点に追いつく。
優勢に試合を進めるフランスが、59分、15番ピュサグリアに代えて10番アビリを投入する。
なでしこも宇津木に代えて阪口、大野に代えて安藤を61分、投入する。
劣勢の中で、なでしこは、縦にシンプルに繋いで、ティネがDFの裏に通したボールに走り込んだルソメーがGKとの1対1を冷静に決め、フランスが71分、逆転を許す。
77分、フランスは11番ラヴォジェに代えて23番アムラウィを投入する。
なでしこは、80分、菅澤に代えて高瀬、川村に代えて田中、そして、近賀に代えて鮫島を投入する。
84分には、再びパスミスからティネにボールを奪われると、そのままドリブルでやられてゴールを許し、フランスが決定的な3点目を奪う。
なでしこも、セットプレーからチャンスを作るも、ゴールはオフサイドの判定だったりと、ゴールを奪うにはいたらず。
アディショナルタイムに、フランスは、9番ルソメーに代えて4番トレッティを投入。
結局、1-3でフランスに敗れる。

ミスが多い
PKは明らかにファールの位置がPAの外だったので、あれは無かったものだったと思えるが、しかし、それ以外の失点、特に3点目などは、完全に自分たちのミスから失点している。
とにかく、最終ラインでのミスが多すぎて、負けて当たり前という事が言えてしまう。
最終ラインから繋ぐ事、ビルドアップをしっかりして、相手を崩していくというのは、なでしこの特徴でもあり、武器でもあるのだろう。
それでも、その武器にこだわった結果、相手にとっては狙いどころとなってしまい、そこで軽くプレスを掛けられたらミスをするのであれば、諸刃の剣を超えて、逆刃で自らを傷付けすぎている。
だったら、シンプルに縦に入れる事だってしたって良いだろう。
試合の流れの中で、柔軟に対応する事も大切であり、ミスが多いのであれば、わざとシンプルにやってミスを減らす事だって大切、ましてや、まずは失点しないようにする事を考える必要がある中で、最終ラインでボールを奪われるなど最もやってはいけない事だ。
デンマーク戦から、3試合続いて、結局、なでしこは全体的にミスの多さが減る事も無いままであり、お互いの意思疎通と言う部分以上に、単純なパスの精度、きっちりと味方に繋ぐ、必要であれば大きく蹴る事だって選択しないといけない。
実際、フランスは、前半は繋ぐことも考えていたが、なでしこのプレスがきついとすると、シンプルに縦に入れてフィジカルで突破を狙ってきて、高い位置からプレスを掛けてミスを誘ってきていた。
なでしこにあの突破は難しいかもしれないが、大儀見は十分体を張って耐える事が出来ただけに、シンプルな考え方だって必要だろう。
何よりも、ミスを減らす事、特に最終ラインのミスを無くすことが最重要だという事、当たり前の事を当たり前だと再認識した大会になった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。