2015年03月16日 [08:51]   ヴァンフォーレ甲府 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第2節 甲府 vs 名古屋

J1第2節。
開幕戦は広島相手に広島の狙いにはまって敗れてしまった甲府。
対して、松本相手に激戦を演じて結果、最後に2点差を追いついた名古屋。
今季初勝利をあげるのはどちらか。

Jリーグ2015 Division1 第2節
山梨中銀スタジアム/11,851人
甲府 1-0 名古屋
(甲府) 阿部翔平(81分)
ホーム甲府のスタメンは、1 荻晃太、3 畑尾大翔、4 山本英臣、13 野田紘史、16 松橋優、8 新井涼平、27 阿部翔平、7 石原克哉、23 稲垣祥、9 阿部拓馬、11 アドリアーノの3-3-2-2。
アウェー名古屋のスタメンは、1 楢﨑正剛、2 竹内彬、3 牟田雄祐、4 田中マルクス闘莉王、6 本多勇喜、7 田口泰士、8 ダニルソン、20 矢田旭、22 小屋松知哉、11 永井謙佑、18 ノヴァコヴィッチの4-2-3-1。

甲府が勝利
お互いにラインを高く保っていきたいという事で、両チームとも中盤での攻防になっていく。
徐々に地力に勝る、名古屋が押し込みだして、最終ラインでボールを回しながらも、前線でノヴァコヴィッチ基点となって、小屋松知と永井謙がスピードを見せる。
甲府も徐々に名古屋ゴールに迫っていけるようになるが、こちらは、なかなかシュートまで行くことが出来ず、試合は膠着した展開になっていく。
名古屋が川又堅を投入して、パワープレイも視野に猛攻を仕掛けだして、甲府ゴールを脅かすが、甲府はGKの好セーブもあって何とか耐えるが、名古屋がゴールを奪うのも時間の問題か。
名古屋が優勢だったが、ダニルソンが負傷で、急遽、小川佳と交代、その為に出来た中盤のギャップを突かれるように、甲府が78分、アドリアーノが良い位置でファールをもらってFKを得ると、これを阿部翔が左足で壁の上から曲げて落とす素晴らしいキックでゴール、81分、劣勢の甲府が先制。
名古屋が猛攻を仕掛けるが、ゴールは遠く、甲府は時間を稼ぎ、試合終了、甲府がホーム開幕戦を勝利でおさめる。

少ないチャンスで勝利
試合の内容的に言えば、名古屋の方が上回っていたように思える。
特に後半に入ってからの試合展開は、名古屋が押し込んで、甲府が耐える展開だった。
しかし、そこでゴールを奪えなかった事で、甲府が、ある意味、この試合唯一のチャンスでゴールを奪って勝利をおさめた。
両チームとも、中盤からのプレッシングで、ボールを奪って早い攻めを狙い合って、序盤は、ほぼ互角の展開だったのだが、それが時間経過とともに、名古屋の方が優勢に試合を進めるようになっていった。
特に、最終ラインに一旦戻して、甲府の守備をいなしてからの展開で、ノヴァコヴィッチが前線で基点になれる上に、小屋松知と永井謙はスピードがあるので、一気に前に出て行ける。
また、ボールを奪うという所でも、ダニルソンがピッタリと最終ラインの前に立ちはだかるので、甲府はなかなかカウンターを仕掛けられず、結果として、甲府はボールを取る場所も、自分たちの理想とする位置よりも下がった場所であり、しかも、攻撃に転じれない形の守りになってしまった。
そういう劣勢な試合展開ではあったが、FKという一発逆転のチャンスを、それこそ、元名古屋の阿部翔が古巣へのお返しと言うべき見事なシュートを決めて勝利を引き寄せた。
名古屋の方が決定機が多く、どこかで名古屋が勝てると思われたが、結果勝利を掴んだのは、たった一度のチャンスを決めた甲府だった。

ダニルソンの不在
2試合目にしてではあるが、ゴールこそ奪えなかったものの、前線でノヴァコヴィッチが基点となり、小屋松知と永井謙が一気に攻め上がる、その後ろを田口泰とダニルソンが支える形は、名古屋の攻撃を見事に作り上げた。
高さのあり、得点力がある上に、ポストプレーも出来るノヴァコヴィッチに、スピードのある二人と、前線の組み合わせは、もしかしたら、はまってくればJ1でもトップかもしれない。
それだけの破壊力を秘めている名古屋の前線ではあるが、サッカーの面白い所は、前だけが良くても点が取れない、その為に後ろを支える守備が必要になる。
そして、その後ろを支えているのがダニルソンであるが、この試合、まさに、そのダニルソンの不在の瞬間をつかれた形になった。
前線の圧力を高めて、チャンスを作り、前掛かっていった名古屋だが、それでも守備は安定しており、闘莉王がまだ上がってはいなかったが、闘莉王のオーバーラップもダニルソンの守備に支えられている。
それが、ここぞという所で負傷で交代、代わって入った小川佳が悪いわけではないが、そこでシステム変更をしていく段階の隙を突かれてしまった。
名古屋のサッカーは、強さを感じさせるものになっており、十分台風の目となってくると思えるが、しかし、その名古屋が2戦未勝利と言う状況であり、何よりも勝利が早く無いと、攻めても点が取れなかった、この試合のように歯車が狂いだすかもしれない。

萩晃太
この試合、見事なゴールを決めた阿部翔や名古屋の最終ラインの攻撃参加を封じるように最終ラインに裏を取るぞというプレッシャーを与え続けたアドリアーノの存在など、勝利の要因はあるが、やはり、最も分かり易い勝因は萩の好セーブだろう。
名古屋の猛攻に対して、徐々に最終ラインも押し下げられて、危ないシーンが何度となく出てきたものの、萩が跳ね返したと言える。
彼自身、長い事スタメンを取る事が出来ず、GKというのは特殊なポジションで、試合にチームから一名だけで、途中交代する事もほぼなく、それどころか、余程の事が無い限りシーズン通じてもスタメンが変わる事もない。
だからこそ、彼のように不遇という訳ではないが、ほとんど試合に出れない選手はいるのだが、昨季、途中からスタメンを手にした萩は、甲府の失点の少なさに貢献、特にキャッチング率がリーグ最多だったとかで、甲府の最後の砦として止めるだけでなく、そこから攻撃に転じることが出来る存在でもあった。
この試合も、それは機能して、名古屋がゴール前に放り込んだとしても、きっちり止める事が出来るからこそ、名古屋の最大の武器である、セットプレーでの放り込みなども止める事が出来た。
この試合の出来だけで言えば、代表のGKとしてもなれそうでしたね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。