2015年03月23日 [09:00]   横浜F・マリノス | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第3節 横浜M vs 鳥栖

J1第3節。
開幕戦は川崎Fに完敗、前節はF東京とスコアレスドローで、先日のNCも含めて、今季未だ勝ちの無い16位横浜M。
対するは新潟、G大阪と2連勝、更にNCでも松本に勝利して、3連勝中の3位鳥栖。
ここまで、好対照の両チーム、鳥栖は4連勝と行けるか、横浜Mの初勝利となるか。

Jリーグ2015 Division1 第3節
ニッパツ三ツ沢球技場/13,529人
横浜M 1-0 鳥栖
(横浜M) 兵藤慎剛(81分)
ホーム横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、4 栗原勇蔵、22 中澤佑二、23 下平匠、5 ファビオ、6 三門雄大、25 藤本淳吾、39 アデミウソン、7 兵藤慎剛、11 齋藤学の4-2-3-1。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、15 丹羽竜平、29 谷口博之、5 キム・ミンヒョク、16 崔誠根、28 高橋義希、14 藤田直之、9 白星東、22 池田圭、10 金民友、11 豊田陽平の4-2-3-1。

横浜Mが今季初勝利
立ち上がりからお互いに持ち味を出し、鳥栖がシンプルに前線に当ててからサイドへと展開して攻めれば、横浜Mは、細かくボールを繋ぎながら前線までボールを運んでいく。
ただ、どちらもゴール近くまで攻めていくが、守備陣がお互いに固く決定的なシーンは作り出せない。
後半に入って、どちらかと言うと鳥栖が試合の主導権を握り、ポゼッションでも優勢になっていくが、横浜Mもギリギリで耐える、すると81分、劣勢の横浜Mが粘りながらボールを繋いで、齋藤学が右サイドの裏に抜けた小林祐にパスを出すと、小林祐のクロスは誰にも合わずファーサイドまで流れていって、そこに走り込んだ下平匠の強烈なミドルシュートは、DFに当るが、兵藤慎がそのこぼれ球をゴールに蹴り込み、横浜Mが先制。
1点を追う鳥栖が猛攻を仕掛け出し、終了間際には、水沼宏がゴール前に入れたボールを豊田陽がヘディングシュートと決定的なシーンとなるが、しかし、これはGK榎本哲が素晴らしい反応で止める。
結局、アディショナルタイムも横浜Mが守り切り、試合終了。

素晴らしい守備
両チームとも守備が良いチームであり、その守備から試合の流れを掴み、チャンスを作り出していく。
その上で、横浜Mはボールを繋いでポゼッションで攻めれば、鳥栖はシンプルに縦に入れた後、サイドへと展開して攻める形を見せ、お互いに持ち味を出した試合になった。
ただ、試合の流れは、徐々に好調の鳥栖の方に移って、横浜Mはなかなか攻められなくなる。
その中で、鳥栖がどこかでゴールを奪うのか、そのまま試合終了かとも思われたが、横浜Mが粘り強い攻撃で先制した。
ハッキリと言えば、運良くという事が言える得点であり、偶々、兵藤慎をマークしていた選手にミドルシュートが当ったから兵藤慎がシュートにいけただけで、もし当らなければ林に止められていただろう。
そういう運に助けられた部分はあるが、しかし、それを手にしたのは、最終ラインを中心とした守備陣の頑張り、特に、中盤の底に入ったアデミウソンが非常に運動量豊富に守って鳥栖の攻撃を封じたからこそ勝ちを手にする事が出来た。
守りに関して言えば、どちらも悪くは無かったが、しかし、横浜Mが、あの瞬間運が良かったとはいえ、そこでゴール前に人数が入っていった事、粘り強かった事が勝利に繋がったと言える。

もう一つのパターン
先に書いたように、鳥栖の敗因は、正直言えば運が悪かったと言えるかもしれない。
ただ、優勢な時間帯で得点を奪えなかった事が、勝てなかった要因だろう。
お互いに守備が良い為に、どうしても先制点が重要になる試合であり、90分をトータルで考えると鳥栖は決して悪くはなく、自分たちのサッカーを明確に貫いて結果を引き寄せようとしていた。
但し、鳥栖の攻撃に対して、横浜Mは、いや、基本的にどこのチームも研究はしている。
それに対処できるかどうかはあり、ここまでの相手は対処しきれなかったとも言えるだろう。
しかし、Jリーグでも屈指の高さをもつ横浜Mの守備陣が相手では、いかに豊田陽と言えど、簡単にボールを支配する事が出来ない。
その為に、どうしてもシュート自体が少なくなってしまった。
その中で決定機を作った時にゴールを奪えなかったのは勿体無かったが、それと同時に、もう一つパターンが欲しい所。
特に、この試合で得点を決めた横浜Mの攻撃は、何よりも両SBがシュートに繋がるプレーをしていた。
鳥栖の両SBも攻撃参加をしていくのだが、しかし、ゴールに向かうよりもクロスに行くことが多い。
これは豊田陽がいて、鳥栖のサッカーの上では、その選択肢になるが、そうと分かっているよりも、そこで中に切れ込んでいく選択肢も相手に与えることで、DFを外に広げる事だって出来る。
そういう選択肢を増やす事が、最終的に優勝を手にする為に必要な部分だろう。

得点不足
運良く勝つ事が出来たものの、やはり横浜Mには絶対的な攻撃力不足と言える。
齋藤学は決して、悪い選手ではないし、前線で仕掛ける力がある。
それが1トップでプレーをした場合、どうしても持ち味を活かせているとは言い難い。何よりも、彼が後ろを向いてボールをもらっても力を発揮できない。
前を向いてボールをもらう必要があるが、その為には、他の選手が追い抜いたり、スルーパスを狙ったりと、裏に抜ける動きなどが必要。
今のところ、横浜Mは、齋藤学という1トップの特性を活かせず、齋藤学も1トップとしてのプレーを出来ていない。
他の選手を置く方が良いが、その選手がいないという事であれば、やはり、今後も横浜Mは苦戦していく事は免れないだろう。
守備面での改善が出来て、中盤から後ろの守りとボールの運びが出来ているだけに、最後の仕上げの部分をどうするのか、泥臭く何が何でもゴールを押し込むというだけでなく、明確に攻め手を見出す事が、何よりも急務であるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。