2015年03月28日 [08:47]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2015 

キリンチャレンジカップ2015 日本 vs チュニジア

ハリルホジッチ監督が就任して最初の試合。
6月にはロシアWCのアジア予選が始まるだけに、その前に新監督がどれだけ日本チームを把握し、そして、そのサッカーを日本が出来るようになるのか、その為の最初の一歩。

キリンチャレンジカップ2015
大分スポーツ公園総合競技場
日本 2-0 チュニジア
(JPN) 岡崎慎司(78分)、本田圭佑(83分)
日本代表のスタメンは、こんな感じ。
キリンチャレンジカップ2015日本vsチュニジア
まずは初戦という事で、今までと大きく選手を入れ替えてきた。
フォーメーションとしては、一旦、4-2-3-1というか、メンバー的には4-2-1-3という感じで、長谷部誠は起用する事で、チームのバランスはとろうと言う事か。

前半
チュニジアのキックオフで試合開始。
立ち上がりはお互いにバタバタするような、蹴り合いに近い展開で、最初にチャンスを掴んだのはチュニジアで8分には右CKからのこぼれ球を23番アカイチがシュートに行くが、ここは枠を外す。
ただ、日本も11分に、右サイドに流れた清武弘にパスが入ると、そこからのクロスに川又堅がヘディングに行くが、少し前でDFにクリアされる。
徐々に日本が優勢に試合を進めるようになると、21分には、左CKからの中央で川又堅が頭一つ競り勝ったヘディングシュートを放つも、バー直撃、そのこぼれ球を武藤嘉がヘディングで中に戻すと、川又堅が更に競りに行ったが、GKがキャッチ。
この辺りから、試合の流れは完全に日本になって、セットプレーからの決定機や右サイドの崩しから決定機を作り出す。
32分には、右サイドでスローインを入れると、永井謙から縦に入れたボールに長谷部誠が上手く抜け出してマイナス方向へのクロス、これを清武弘がシュートに行くが、ミートし切れず、枠を外す。
何度となく右サイドからの崩しを見せた日本だが、最後のシュートの精度を欠くのと、チュニジアのDFがギリギリでも足を出したり体を張ったブロックでゴールを奪えない。
結局、前半はスコアレスで折り返す。

形は作れるが
新監督になって最初の試合だからこそ、スタメンを入れ替えてきた。
この辺は想定通りだが、何となくというべきか、長谷部誠と吉田麻で保険をかけた上で、後のスタメンは、これまで3番手となる選手をもってきたという所だろう。
これまでのスタメンを外すのは読めていたが、2番手となる選手を起用するかと思っていたんですけどね。
ただ、その内容は決して悪いものではなく、チュニジア相手に優勢に試合を進めるようになって、序盤にあったCKのシーンを除くと、ほぼ危ないシーンが無かった。
守備面では、大きく改善されたというよりも、全体の距離感が良くて、プレッシングが掛かり易くなったという事でしょうから、これまでも調子が良い時に出来ていた守備が出来ているという所でしょうね。
攻撃に関しては、奪ってから縦に早い攻めを狙って、どちらかと言うと右サイドを主体に崩しに行く、ダイレクトにパスを繋ぐことが出来るだけに、右サイドからの崩しが出来るが、3トップが全体に右に寄っているというか、清武弘が右サイドに流れて、長谷部誠が前に出て行って、右サイドでの距離感が良いから、右サイドでの崩しは出来るが、左サイドが孤立してしまって、スピードを活かしたくともボールがそちらにあまり回らなかった。
この辺、ここまでの印象は、攻めに関しては中途半端な出来のオシム監督のサッカーと同じく、片側で停滞してしてしまって攻め切れない事が多くなってしまった。
大きなサイドチェンジが無いのと、この辺は、仕方が無いが、遠藤保の代わりになる選手がいない為に、ボールの展開力を失った。
この辺、柴崎岳などを起用する事で展開力も欲しい所で、そうでないと、攻めが停滞してしまう気がするので、大きなサイドチェンジを意識するか、もしくは、中盤にプレイメイカーを入れる必要があるだろう。

後半
両チームとも交代選手は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半に入っても、日本ペースは変わらないが、決定的なシーンを作る事が出来ず。
そこで、日本は、60分、香川真と本田圭を清武弘と永井謙に代えて投入。
チュニジアも65分、23番アカイチに代えて19番ケリファ、13番サッシに代えて24番ワイル・ラルビを投入してくる。
66分には、右CKから本田圭が蹴ったボールがニアサイドをすり抜けて中央でフリーとなった吉田麻が低いボールを頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ニアサイドでの争いがファールとなってノーゴール。
更に劣勢のチュニジアは69分、10番アニスに代えて25番グイダを投入してくる。
日本は、72分、武藤嘉と川又堅に代えて宇佐美貴と岡崎慎を投入する。
77分には、完璧に本田圭がフリーで抜け出したカウンターになるが、左サイドに流れてからのクロスをファーサイドで岡崎慎のトラップが流れてしまってゴールならず、しかし、その後、サイド相手のクリアボールを拾って、香川真からのスルーパスに左サイドに流れた本田圭が追いついてクロス、これを、ファーサイドでタイミング良く合わせて、78分、日本が先制する。
83分には、本田圭からパスを受けた宇佐美貴がDFのタイミングを外すように左サイドへとパスを繋ぐと、これを岡崎慎が更に外に流して、そこに走り込んだ香川真が角度の無い所からシュート、これをGKが弾くと、それを本田圭が反応して押し込み、日本が追加点を奪う。
84分、日本は、山口蛍に代えて今野泰、そして、酒井宏に代えて内田篤を投入する。
89分には、香川真からのスルーパスに完璧に抜け出した宇佐美貴が冷静にゴールに流し込むようなシュートを放つも、ポストに当りゴールならず。
結局、そのまま日本は2-0で勝利、ハリルホジッチ監督の初陣を勝利で飾る。

経験の差
先に書いたように、スタメンはどちらかと言うとスタメン候補と言うよりもバックアップの序列変更を意図したようなメンバーで構成されたが、やはり、単調な部分があって、どうしても崩しきるという事が出来なかった。
シュートの精度が悪かったのもあって、アピールできたが、スタメンを奪えるという印象はあまりなかった。
それに対して、途中交代で入った本田圭と香川真、そして、岡崎慎のトリオはやはり常にやってきた事もあって、お互いのイメージがあっている事で、単純なパス交換からでも崩していくアイデアが出てきていた。
この辺は、個々の技術などの力と言うよりも、経験の差と言うか、どれだけ一緒にやれるかどうかという点だろう。
例えば、それを顕著に感じるのは、逆サイドでの動きとそれの活かし方だろう。
もう少し、一緒にやっていけば、お互いの持ち味をもっと活かせるようになると思える。
とはいえ、その中に入って宇佐美貴がいきなり、それなりに連動できた事、この辺は、WC前に柿谷曜が上手く合わせられたように、ある程度以上のセンスがある選手であれば合わせられるとも言えるだろう。
後、これはこの試合で感じた事だが、ハジルホジッチ監督はCHの所では、バランサーと言うよりも守備と言うか、対人守備を出来る選手が選ばれているというべきだろうか。
山口蛍の代わりが今野泰だった事もあり、そんな印象を受けた。となると、これまでの遠藤保の系譜と言うべき柴崎岳と青山敏の二人をどう起用するのか、その辺を次は見たい気がする。



個人的な個人評
23 権田修一 5.5 大したピンチも無く、無難に終わった。
21 酒井宏樹 5.5 右サイドの崩しなどに参加して行ったが、相対的には無難な出来という所か。
2 内田篤人 -- 負傷をおしてプレーをしたが、評価できるほどではなかった。
22 吉田麻也 5.0 悪くは無かったものの、良かったとも言えない。
5 槙野智章 5.5 無難な出来だったが、少し良い形のボール奪取も出来た。
27 藤春廣輝 6.5 パスこそ来なかったもの、何度も攻撃参加をし、シュートまでいけたがゴールにはならず。
17 長谷部誠 5.5 山口蛍との関係は悪く無かったが、CHでボールを引き出せなかった。
16 山口蛍 6.0 WCでもコンビを組んでいたので、長谷部誠との関係は良かった、ただ、ボールの引き出しはあまり良くなかった。
15 今野泰幸 -- 評価できず。
13 清武弘嗣 5.5 悪くは無かったが、もっとテンポやサイド展開などのコントロールが欲しかった。
10 香川真司 7.0 本日のMOM。展開力の無かったチームを見事にコントロールした。
11 永井謙佑 6.5 スピードを活かせる場面は無かったが、パスの判断など成長を感じさせる良いプレーがあった。
4 本田圭佑 7.0 ゴールなどは良い位置に入っていた。
20 川又堅碁 5.5 惜しいシーンや決定機を作り出していたが、ゴールを決めきる事が出来なかった。
9 岡崎慎司 7.0 ゴールは流石だし、前線でのボールの引き出しと言う点など見事だった。
14 武藤嘉紀 5.0 前半は右に流れて消えている事も多く、後半になるとプレーに関与するも、もっと左サイドでボールを引き出す動きが欲しかった。
30 宇佐美貴史 6.5 最後のシュートを決めたかったが、他のメンバーとの関係性も良かった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。